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番外編20 『もし、主様と同棲することになったら。』前編2
🦾
『ボスキ〜。朝だよ、起きて。』
『んー…?後少しだけ寝かせてくれ……。』
『もう…。じゃあ私ご飯作るからそれまでには起きてね。』
『あぁ……。』
数時間後。
『ふわぁ……』
『やっと起き……ってなんてかっこしてるの!!』
『あ?あぁ、寝間着どっかいってたな…てか何今更びっくりしてんだよ。』
『は、早く服着て!』
『ったく。もう何回も見てんだろ。』
ボスキは渋々上着を着た。
『髪頼んでもいいか?』
『うん。じゃあここ座って。』
私はボスキの髪に櫛を通す。
『……。』
(相変わらずサラサラ…。)
『ふっ。くすぐってぇ。』
『ご、ごめん。』
『いや、悪くねぇな。主様に髪やってもらうのも。』
『ボスキ…。』
キュッ。
私はボスキの紙を結ぶ。
『お待たせ、できたよ。』
『ん、ありがとう。待たせて悪かったな。朝ご飯作ってくれてありがとうな。』
『ううん。さ、一緒に食べよ♪』
『…主様、このハンバーグの中に野菜入れただろ。』
『あ、バレた?結構細かくして入れたんだけど…。』
『…はぁ。』
俺はハンバーグを口に運ぶ。
『今夜覚悟しとけよ。』
『…えっ?』
もぐっ。
『寝かせてやんねぇから。』
俺はにやっと笑う。
『っ!?』
ボスキと同棲…絶対楽しいやん。朝髪をやってあげたいです。夜は…ご想像にお任せします♪
🐾
『主様の寝顔…可愛いなぁ…。ホントなら起こさないといけないけどもう少しだけ…。』
俺は主様の寝顔を眺めていた。
むにぃ。と、ほっぺをつねる。
『んぅ…?』
『あ、起きちゃった。』
『べ、ベレン…っ?何してたの?』
『ふふ、主様の寝顔可愛いなって見てた。』
『…バカ。もう、今何時?』
『9時になったところ。』
『朝ご飯作らないと…。』
『一緒に作ろ、せっかくだし。』
『いいの?』
『うん。主様に食べさせたい新作ピザがあるんだ。』
『何それ!楽しみ!』
『ふふ、楽しみにしててね。』
数分後――。
『ベレ兄特製チーズとトマトとバジルたっぷりのピザです!お好みでこのソースかけて食べてみてね。』
『いい匂い!凄く美味しそう!』
『食べてみて。』
もぐもぐ( “´༥`” )
『美味しい…!私チーズ好きだから凄く幸せ♡』
『ふふ、良かった。その笑顔が見たかったんだ。』
ちゅっと私のほっぺにキスをした。
『っ!も、もう…っ。』
『ふふ、ごめんね、可愛くてつい。』
『ベレンったら…。』
『今日も一日甘やかしてあげるからね。主様♪』
ベレンの沼から抜け出せないー!!抜けるつもりもないがな。ベレンに朝から甘く起こされたいです。
🗝
『ふわぁ…もう朝か…。』
(ナック起こしに行かないと。)
※ナックは寝起きが悪いので寝室は別です。
コンコンっ。
『ナックー?起きてる?』
(返事がない…)
ガチャっ。
『……あ?』
『ビクッ。お、起きた?』
『…はぁ。何度言えば分かるんだよ。寝起きの俺には会いに来るな。』
『で、でも今は一緒に暮らしてるんだし、起こしに来るくらい……』
『…はぁ。わかった。』
グイッ!ナックは私の手を引いてベットへと入り込ませる。
『え、えっと…』
ナックに後ろから抱きしめられてしまう。
『あと少しだけ寝かせろ…。あんたが一緒にいたら、よく眠れそうだ。』
『でも…』
『いいから…まだ眠いんだよ。付き合え。』
『う、うん。』
(ナックに抱きしめられてると…私も、眠く…。)
数時間後――。
『2人仲良く寝ちゃうなんてね…』
『申し訳ありません。つい…』
『いやいや、たまにはいいんじゃないかな。こういうのも。』
『主様…えぇ。そうですね。』
私達はお互いに微笑んだ。
『お昼ご飯は私が作ります。お詫びとして。』
『いいの?』
『えぇ。主様の好きな物を何でもご用意しますよ。』
『それならお言葉に甘えて……。お願いします。』
『かしこまりました。』
ナックの寝起きは悪いけど…それもまたいいよね。ドS感が出る。毎日尽くしてくれそう。
後編へ続く♡
コメント
5件
今回のテスト返しでは国語97 数学86 技術・家庭95 英語77 社会91 理科85です!めっちゃ いい点数でした過去最高 でした。!!いつもは数学74とか なので!?めっちゃ嬉しかったです!
みんな夜は寝かせてくれ なそう特にボスキ、後… この前嬉しい事があってテスト 返されてテストの点が97点 でした!!!めっちゃ嬉しい♡