テラーノベル
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薫の部屋にて。
「んっ、んぅ…」
蘭がゴシゴシと目をこすりながら身を起こす。
(あれ、なんだこの部屋…みたことないな、えっと…昨日は薫さんの車に乗せられた後……?それから覚えてないな…)
ガチャッ
寝室のドアが開く音がした。
「蘭?起きた?ちゃんと寝れましたか?可愛いですね。」
優しい顔つきで心配するように声をかける。
「…?、薫さん…?なんでここに…」
戸惑いが隠せず、動揺している。
「ん?あー、覚えてないんですか。昨日大学でキスしすぎて腰抜けた蘭を抱っこして車まで運んで、ここに連れてきたんですよ。」
淡々とした言い方で説明をする。
「えっ、あっ、そっか…キス…」
その説明を聞いた途端、分かっていたはずなのに恥ずかしくなったのかみるみる顔が赤くなっていく。
「可愛いですね、キスくらいで腰抜けちゃって、その上今もその話をした途端、顔が真っ赤。本当にかわいい。」
ヒョイッ
「え?なっなんで抱っこ?!」
薫が蘭を抱き上げたことに対してすごく驚いた様子で声を荒げている。
「可愛かったから。だめでした?蘭、とってもかわいい。好きだよ。」
ぢゅうぅぅ
薫が蘭に深くキスをする。
「んんっ?!んっ、ふっ、んんッ♡」
驚きと快感で目がとろんとしていく。
「はぁっ、かわいいですねぇ、キスでこんなにとろとろになっちゃうんですもんね。これは開発しがいがあります。」
「…?」
蘭は理解していない様子で目を涙で滲ませながら首を傾げていた。
コメント
1件
calm_peonyさん、第6話読ませていただきました! もうもうもう、冒頭から薫さんが優しすぎて…!「可愛いですね」を連発する口調がもう完全にお姉さんで、蘭ちゃんの真っ赤になって戸惑う姿が目に浮かびました。キスで腰抜かすって…その描写、すごく好きです。"開発しがいがあります"って台詞、ゾクッとしません?優しいのにちょっと危険な感じがたまらない…! ふたりの距離感が毎話少しずつ変わっていく過程がじっくり描かれていて、読んでいて心が温かくなります。続き、早く読みたいです!