テラーノベル
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「今日も大学だから朝食とっときましょうか。」薫が蘭に優しく問いかける。
「はい…朝食とったら一旦帰っていいですか?」
「あぁ、服とかの問題?大丈夫ですよ。蘭の服洗濯しときましたから。これ着てください。」
薫が蘭に清潔な服を渡す。
「え?あっ、そっか…今着てるの薫さんの服か…え?てことは…見ました?!」
蘭は着替えさせた時に裸を見たか聞いて顔を真っ赤にしている。
「はい、もちろん。見ないと着替えさせられませんからね。安心してください。ちゃんと下着の下は見てないので。」
薫は淡々とした口調で蘭の頭を撫でる。
「……薫さんのっ、ばかっ…」
顔を真っ赤に染めて目を逸らしながら本人にとっては精一杯の抵抗をした。
「ごめんなさい、嫌でした?私服で寝るのはリラックスできないかなって。」
反省した様子で俯いて両手で顔を覆っている蘭の顔を覗き込む。
「嫌じゃ…ないですけど…」
手で覆っていた顔から目を覗かせて途切れ途切れで羞恥心を隠すように言う。
「恥ずかしかったですか?大丈夫です。裸の蘭、すごく綺麗でしたから。むしろ、ずっと見ていたかったぐらい。我慢した私を褒めてください。」
薫が微笑みながら蘭を抱き寄せて見下ろす。
「なっ?!…もうッ!!やめてください…恥ずかしいです…」
そんな羞恥に震えている蘭を薫は楽しげに愛でている。
コメント
1件
第7話、拝読しました。タイトルの「秘所」、もう本当にぴったりですね。蘭ちゃんが薫さんの服を着ていることに気づいて「見ました?!」って真っ赤になるところ、最高に可愛かったです。薫さんの「ずっと見ていたかったぐらい」って台詞、さらっと言うから余計にエグいというか…笑。恥ずかしがる蘭ちゃんを楽しそうに愛でる薫さんの距離感、すごく好きです。繊細な心理描写が光ってました。