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フォローしてくださり、ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))これからも、たくさん投稿するのでみてくれたら、嬉しいです。愛莉もたくさん、主様の投稿見ますね!
只今、審議の気温は急上昇中です。
ザ・ヒートアップ中。
「貴女が違反行為起こして、他生徒に危害を加えようとしたから、審議が始まったのでザマス!」
「貴様は殺人を犯している!そんな人物と生徒を同じ空間に置けるかぁぁッッ!」
「王女だから何でも許されると思うなぁぁぁ!!」
「てぇてぇ!」
さぁ、唸れ!裁判界で無勝を誇った俺の舌よ!
小太りのオッサンを筆頭に、傍聴席から多くの教師から抗議を頂くも、全てを捌いていく。
「先程も説明しましたが、犯罪として扱いたかったら、証拠を持ってきてください。」
「殺人は校外での出来事であり、校内での出来事ではありません。」
「今、この場で、被告人の立場や肩書きなど関係ありません。そう、今だけは王女ではなく、私も生徒なのです。」
「?気持ち悪いです。」
適当にそれっぽく正論をかき混ぜて、反論にする。
十年も検事とやり合って気付いた最適解だ。
こういう時に大切なのは、冷静さを失わないことだ。
にしても、殺人とかマジでやったのかよ。
俺は審議の中で集めた情報をパズルのように組み立てていく。
反撃を行いたいが、情報と決め手がない。
情報が欲しい。
イリスは俺のパペット人形になっているからな……..情報をくれそうにもない。
だいぶ様になっていくイリスのパペット人形っぷりに感心する。
そうだよ!うちのイリスはやれば出来る子だったんだ。そうに違いない!
先程まで、無様な姿を晒していたイリスを忘れようと、イリスを褒め殺す。
本人には聞こえないだろうけど。
「証拠?証拠出せと言ったな?おい!証拠持ってこい!」
「王女ザマァァァァァ!」
「自分で自分の墓穴掘りやがってェェェェッッッ!」
本当にコイツら大人なのか?
なんて大人気ないんだ。
ヒドい奴らだ。
傍聴席の豚共が騒いでるのを見て、最初こそ何かを言おうとしたイケオジ教頭だが、怒れる教師達を抑制できず、諦めた顔で机にあるボタンを押した。
審議所の中央にスクリーン画面が浮かぶ。
CCTVと思しきモノが撮った映像だと思われるモノが流れた。
映像はイリスが腐った右腕をブンブン回すところから始まる。
南海トラフの夢を見たのはあれのせいか……
次に曲がり角で、パンを食べながら走るヤンキーみたいなモヒカンとぶつかった。
少女漫画?待って、アイツポプコン食ってるぞ?
映像が流れるのと同時に、教師の一人がどこから持ってきたのか分からないポプコンを食べ始めた。
意識低いな~、ここの教師。
ドキドキの展開を期待するも、イリスを見たモヒカンが泣き出した。ションベンも漏らしていた。
うわッ引くわー。
そこにもう、一人のモヒカンが現れる。
異世界ではモヒカンがトレンドなのかな?
そのモヒカンはイリスを見るや否や、助けを求めて、大声で何かを叫んだ。
それを聞いたイリスは、異空間から剣を抜き放ち、モヒカン達との間隔をジリジリと詰めだす。
「「「「「「「「……………………」」」」」」」」
全員が固唾を飲んで見守るその瞬間、教師とその助手が現れた。
助手はナニカ伝えようと走りだし、教師はイリスに手錠を嵌め、どこかに連れていった。
スクリーンが消える。
「はいィィィィ、私達の勝利ザマァァァァス!」
「オッツゥゥゥー!!!」
「ザァァァコ、ザァァァコ。あんま、イキンじゃねーぞ!!」
「シャシャんな!ガキが!これが大人だ!」
「雑魚乙ゥゥゥー!!一生、ヤムチャしてろよ!」
マジで何なんだアイツら?
本当に教師か?
でも、ピンチだ。
決め手は愚か、逆襲される。いや、されてる。
場の主導権がアチラに渡った。
さっきまで二分二分だった空気が、だんだんとアチラ色に染まる。
本気でヤバい。
信じてくれたイリスには悪いが……..
「証拠がありなら、証人もよろしいかとッッ!」
バーン!と審議所の開かずの扉が開き、鉱山で助けた(?)生徒が入ってきた。
マスターピース来たァァァァァァ!
ケツがッッッッッケツがッッッッッ!
痔めッッッ!
今日もハラムは部屋でのたうち回る。
生まれ変わったら、某アライグマではなく、キレーなケツに生まれ変われますように。