テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
赤桃しか書いてない 、、、
それでは新連載、どうぞ !
好きだったから、恋愛として好きだったから依存していた…ううん、してしまっていたんだと思う。
彼を1番最初…は大袈裟かもしれないけれどずっと初期から追い続けて勧誘して…今では同じグループメンバーの最年少。りうら。最近のりうらはリスナーでもわかるほどにいむとずっと行動している。
…俺は旧Twitterで彼を見つけたときから他の誰とは違う感情を抱いていた気がする。一目置いていて気にしていた彼がある日俺の言葉を真似てプロフィールに綴っていたときには愛おしさが込み上げてきて今すぐにでもあって抱きつきたくなる。なんてそん時から彼にゾッコンだった。
「…ないくん?おててが止まってるよ」
なんて言いながらキーボードに重ねていた手に彼の手が重なる。…いや『おてて』て。俺はガキじゃねぇんだから…なんて思いながらも、その重ねられた手を反対の手できゅっ。と掴んでもう片方の手でゆっくりゆっくり文字を打ち込む。
「ん…? なぁに、手なんて繋いじゃって。裏でもビジネスやる必要ないんじゃない?」
そう発された途端俺の胸がドクンッと痛む。『ビジネス』。俺達はビジネスBLを売りに表では「赤組」として活動してきている。最近は天才組だとかぴよまろだとか、極端に赤組で絡む機会が減っていたからこそ忘れていたその単語。
嗚呼、胸がズキズキする。彼にとっての俺は所詮友人よりも少し上の家族みたいな存在。俺の気持ちが彼に伝わることなんてきっと二度とないのだろうし、伝えられる機会もない。そして叶うことも絶対にない。
「確かに、ごめんごめん」
なんて言いながら手を離してやると解放された手を使ってスマホをいじる。俺の気持ちがいつか叶う時が来たらいいのに。なーんて、そんな事を考えている暇があったら仕事。しなきゃ…
街頭がぽつりぽつり…と置かれている静かで冷え込んだ道をゆっくりゆっくり歩く。いろんなことを考えながら歩く夜の一人の時間は大好き。…そういえば今日ってりうらが配信してるんだっけ。そう考えたら暴走機関車な俺は止まれない。すぐにスマホを開き、配信アプリを立ち上げ『りうら』の文字を打ち込み、配信を開く。
『バカか、お前らが一番可愛いんだから』
イヤホンを耳にはめ込み、音を上げた瞬間、こんな言葉が耳に入る。嗚呼、本当にしんどい。きっと彼の言う『お前ら』はりうっこのことで間違いないはず。会話の前後を聞けていたわけではないから確証はないが、まぁ…あいつはそういう商法。なんて言い方悪いが、そういうやりかたで歌い手活動をしてきたから。それで『りうら』をここまで人気にさせたんだから、別に誰も文句を言わない。りうっこだって喜ぶ。
だからこそあいつは優しいから、あいつも本心だから配信でばんばん言ってしまう。悪いことじゃない、リーダーとして、社長として微笑ましいこと、なんて言ったらおかしな話だけれど…ないことしては少し嫌だな、なんて思ってしまった。
「………」
めったに泣かない俺が恋愛となるとこんなにメンブレが激しいものになるとは思ってなかった。泣きそうになったその目を暗く吸い込まれてしまいそうになるその星空へと向けた。
続く…