急な恋愛入りまーす←
展開がジェットコースター!!
___________________
私は恐怖で震えていた
失敗を…してしまった…
やらかして…しまった…
皆に幻滅されてしまう
嫌われたくは無い
其れだけは嫌だった
でももうやってしまった。過去には戻れない
『国木田にも…絶対に…嫌われ…』
ふと隣に誰か座った気がした
国木田「…俺が如何かしたか」
『あっ…国木田…』
私は国木田を見る
国木田は悲しそうな顔で私を見ていた
見ていられなくなって顔を逸らした
『…お前も私を幻滅したか?
其れもそうだよな…目の前で人を…』
国木田「夜桜」
肩を掴まれて目を無理矢理合わせられる
国木田は静かに怒っていた
国木田「俺はお前を嫌っていない」
腕を引っ張られて抱き締められる
国木田「寧ろその逆だ。お前を好いている」
『…………えッ…?』
私を…好いている…?
『如何いう…意味だ…?』
声が震える
だって好きな人に抱き締められて好きと言われてるのだから
国木田「…其のままの意味だ」
顔は見えてないけど照れている気がする
国木田「お前は如何なんだ,夜桜」
『私…は…私も…お前が好きだ…ッ!』
私も国木田を抱き締める
国木田「本当か?!」
ガバッと国木田は顔を上げる
『ほ,本当だ…』
ジッと私は国木田を見つめる
国木田「夢みたいだ…」
国木田も私を見つめる
私達は何方からとも無くキスをしようとした
そう,しようとしたのだ
だがふと横を見れば記者のような格好をした殺せんせーが居た
国木田&恋花「『うわぁ?!!?!』」
私達は驚いてお互いに離れる
殺せんせー「ヌルフフフ…教師と生徒の恋…
甘酸っぱくて最高ですねぇ…」
『なっ…此れは違う!』
国木田「ていうか勝手に見るな!」
殺せんせー「良いじゃないですか!
其れにそろそろ次の時間が始まりますよ」
『其れなら仕方が無いな…?』
国木田「良いのか…?
まぁ,そういう事なら早く行くぞ,“恋花”」
『!嗚呼,分かったよ“独歩”』
私が教室に入ると騒がしかった教室は静かになった
無言で黒板の前に行き立つ
そして私は頭を下げた
『済まなかった。恐怖を与える様な真似をしてしまって
恐怖を覚えた者も居るだろう…だが私はイリーナのあの態度が許せなかった
どうか…許して欲しい』
私がそう云うとカエデが立ち上がった
茅野「わ,私達もあの人にイラついてたし同じ気持ちなんだよ!
恋花ちゃんは…少しやり方を間違えちゃっただけじゃんか!」
『カエデ…』
茅野「其れに私達は暗殺者なんだよ?
これくらいどうって事ないよ!」
『あり…がとう…』
他のクラスメイトも同じ様な事を云ってくれて心が暖かくなった
私が席に着くとイリーナが入ってくる
すると黒板に何かを書き始めた
You’re in creditable in bed…?
(英語此れで合ってるかな…?)
イリーナ「You’re in creditable in bed!
言って(リピート)!!」
私も含め一瞬全員が宇宙を背負った
イリーナ「ホラ!!」
全員「…ユ,ユーアーインクレディブル イン ベッド」
全員が口を揃えて云う
イリーナ「アメリカでとあるVIPを暗殺したとき
まずそいつのボディーガードに色仕掛けで接近したわ
その時彼が私に言った言葉よ
意味は「ベッドでの君はスゴイよ…♡」」
敦「中学生になんて作文を読ませてるんですかぁ?!」
『?赤羽,どう云う意味なんだ』
カルマ「あー,うん…知らない方が良いよ」
『そうか』
イリーナ「外国語を短い時間で習得するにはその国の恋人を作るのが手っ取り早いとよく言われるわ
相手の気持ちをよく知りたいから必死で言葉を理解しようとするのね
私は仕事上必要な時…その方法(ヤリかた)で新たな言語を身につけてきた
だから私の授業では…外人の口説き方を教えてあげる
プロの暗殺者直伝の仲良くなる会話のコツ
身につければ実際に外人と会った時必ず役立つわ」
岡島&中村「(外人と…)」
イリーナ「受験に必要な勉強なんてあのタコに教わりなさい
私が教えられるのはあくまで実践的な会話術だけ
もし…それでもあんた達が私を先生と思えなかったらその時は暗殺を諦めて出て行くわ
……そ,それなら文句無いでしょ?
…あと悪かったわよいろいろ」
私は席から立ち上がりイリーナの元へ行き口を開く
『私こそあんな事して済まなかった』
イリーナ「良いわよ別に…よく考えてみれば私が悪かったし…」
『!…ありがとう』
その会話を聞いていた皆は笑った
叶恋「さっき迄は殺すなんて云ってたのに」
前原「なんか普通に先生になっちゃったな」
岡野「もうビッチねえさんなんて呼べないね」
イリーナ「……!!あんた達…わかってくれたのね」
叶恋「良く考えると先生に対しては失礼な呼び方だよね〜
呼び方変えようよ」
氷花「そうだね
じゃあビッチ先生で」
イリーナ「えっ…と
ねぇキミ達せっかくだからビッチから離れてみない?
ホラ,気安くファーストネームで呼んでくれても構わないのよ」
氷花「でもすっかりビッチで固定されちゃいましたし…イリーナ先生よりビッチ先生の方がしっくり来ます
そんな訳でよろしくお願いします,ビッチ先生」
叶恋「授業始めましょうよビッチ先生!!」
イリーナ「キーッ!!
やっぱりキライよあんた達!!」
ぽん,とイリーナ“先生”の肩に手を置く
『イリーナ先生…そんなに怒ると綺麗な顔が怖くなってるぞ』
イリーナ「あんたは好きよ!!」
思い切り抱き締められる
『え,ちょま苦しい胸が窒息する…』
月紫姉妹「恋花姉さーん!?」
ちゃんちゃん←
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!