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『帝統、乱数少し相談があります』
「なになに〜?」「なんだよ?」
『小生が彼女と同棲し始めたことはご存知ですよね?』
「うん!知ってるよ〜」
「知ってるも何も、俺幻太郎が彼女と同棲するからっていって幻太郎家出禁にされたんだからよぉ、もう乱数しか行くあてがねぇんだ」としょんぼりした表情を見せるギャンカスに乱数が
「僕の家にも来てほしくないんだけど、」と冷たく言い放つ乱数に小生は割り込んで
『まあ同棲の件は別にどうでもいいんですけど』
「どうでもいいのかよ!?」ギャンカスの言葉は無視して、小生は話を続ける
『今回相談したいのは彼女の方です』
「彼女がどうしたの?」
『実は小生の彼女、めちゃくちゃとち狂っているんです。』
「えぇー!前見た時はそんなことなかったよね?清楚!って感じで、」「彼女のどこがとち狂ってんだよ?」
帝統が乱数に割り込むような形で小生に問いかける
『では、君たちだけに彼女のとち狂っているエピソードについて話をしてあげるね』
『小生の彼女はハムスターを飼い始めたです。そこは全然いいのですが…そのハムスターの名前、』
『ゲン太郎なのです。』
「「ゲン太郎…?」」
『しかも毎晩、』「明日はもっといい日になるよね、ゲン太郎! 」『って…そのハムスターゲン太郎に向かって言っているんです。』
「ま、まあ幻太郎への愛が強いってことだよ!」
『しかもそれだけじゃありません、』
「まだあんのかよ!?!?」
『小生が布団の中で小説を読んでいると彼女が小生の布団に潜り込んできて、』「幻太郎って前髪セクシー大根みたいだよね!ちぎってもセクシー大根は継続されるの?ちょっとちぎってみてもいい?」『と小生の前髪をちぎられそうになったり…』『とある日には小生の使用済み靴下を吸っていたり…』
「「え……」」『それで、どうしたら小生の彼女を正気に戻せるか相談したくて…ほんとに困ってるんです…』よよよ、と泣き真似をしながら2人を見つめる、2人はだいぶドン引いているのか反応に困っていた
さて…ネタばらししましょうかね、
『まあ嘘ですけど』
「「はぁーーー!?!?嘘かよ!!!」」
『はい、「困っている」というのは嘘です』
「ってことはよ…」
『とち狂っている、というのは嘘じゃありませんよ、ただとち狂っている可愛らしい彼女の話を聞いてほしくて、』
「そのためにわざわざ呼び出したのかよ!!!今日は大勝ちしそうだったのによ!!!」
「僕も今日はゆっくりしよーって思ってたのに、急に僕の事務所集合って言われて集まった結果惚気って、幻太郎のばかぁぁぁ!!」
『十分話を聞いてもらったので小生は愛おしい彼女がいる我が家へ帰るとします、』
後ろから「幻太郎のバカ!アホ!」「10万貸してくれぇぇ、、」と色々なことが耳に入ったが今は小生の愛らしい彼女の元へ帰るのが1番なので何を言われようが聞こえないふりをしながら乱数の事務所をあとにした。