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うそ。@パトパト二次創作
#パトパト
愛は散る___ロイド・ラヴァシス前編
平和な日常。それは、本当に平和なのだろうか胸騒ぎがする。
そんなことを思っていたのは、何十年も前。
あの日、相棒だと。俺が「ルイージ」だとお前に言った。クロウ。
お前のそばにはもう入れないのだから。
そんな暗い話は、なかったことにして。今日もあいつら仲いいな。
俺の視線に映ったのは、ファルドラとアランだ。昔伸ばしたてをバシッと振り払うように人を信用できなかったファルドラだったが、
アランは、俺達でも触れなかった触れられなかったファルドラの手を握り返した。
アランの目は、波が揺れているようだったが芯があった。昔の俺もあんな目でがむしゃらに。
でも、もう後悔してほしくない。だからアランに言った。
「いつか失うぞ。失うことがどれほど辛いことかわかっているだろ。」
咄嗟に口から出た。こんな事言うつもりではなかった。
でも、アランは
「、、、最後まで頑張りたいんです。失っても次は失わないように。俺はもう、大切なものを一度失っているから」
そうか、お前も一度失ったんだ。俺とは大違いだ。俺は、お前のように頑張れない
クロウのように、感情的にはなれないんだ。
俺じゃなくて、クロウが生き残っていればきっと変わっていただろうな。
お前ならきっと、笑っていただろうな。
なのに、俺はなんにもできない。
もし、お前だったら見えない先の先へ進んでいたかもしれないのに。
俺は、なんにも。ただ失うしかできない。クロウ、助けてくれ。
空を見上げると、お前と過ごした風が横を吹雪いていった。
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