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6月2日【山梨編7 ビジネスホテル】甲府駅の改札を通る。私は朝来た甲府城跡の石垣を横に大通りを抜ける。左折し真っ直ぐ、右折してすぐ右。駅から徒歩5分弱のビジネスホテル。設備は文句なし、贅沢はいらない。一泊5000円のシングル部屋。私にはこれで十分である。が、しかし1番のヤマ場でもあるのだ。
何を隠そう私久留米は、少々コミュ障である。
接客が怖い、フロントで「あ、、」とか、、「えっと、、、」とか言ってる自分しか想像できない。こう言うの初めてだしわかんないこと聞かないし、、、(あたふた)
入るしかねぇ。
「あっ、、えっと、、、今日の、、、6時チェックインの久留米、、、」名前も言うのか?どうなんだ?
『久留米千夏様ですね。』
え、あ、アツこれ。
『こちら鍵になります、これを部屋入って左のところに差し込むと電気が付きます、一時以降は、、、、』
私は諸々の説明を受け、ありがとうございますと一言会釈をしてエレベーターに乗り込む。
私はほぼ発言せずに諸々説明してもらった、、、非常にありがたい。
レビューには最高評価をつけてやろうではないか。
レビュー欄を見る。「部屋外れを引くと風呂に虫が湧いてます。」
あ、、、、
206号室。鍵を捻り、ドアを開ける。中に入ると説明された通りに電気をつけ荷物を下ろす。そのままベッドにボブっと倒れ込む。ショーボブの髪がフワッと広がる。
あ、
「風呂ッ!」
駆け込む。どうやら2階である時点で、これは勝ち戦だったようだ。
「しょぁぁぁ。」
一旦夜飯を買うか。
近くのコンビニに行き、サラダとおにぎり二つ、それとミルクティー。サラダはササミが入ったもので、とりあえずタンパク質、ビタミンは取れる。これで、明日に備える事は可能だろう。ついでに翌朝の分のご飯も買った。カツサンド。
その後、Wi-Fiを繋げたり、タブレットで作業をしたり、テレビを見たり、通話したりしながら飯を食った。
服を脱ぐ、疲労が溜まった足を手のひらで擦る。
「頑張った、明日もよろしく。」
脱いだ服をビニール袋に入れリュックに詰め込む。
風呂は狭く、気持ちいと言うには到底足らなかった。が、シャンプーとボディーソープの使い捨てが有るのは、評価に値する。
「ふぅっ」
私はドライヤーをかけながら、リュックの中から下着を探す。
「あー、、あった。」
しかしなぜこうも宿泊施設のドライヤーは弱いのだろうか。時間がかかる。
下着を履こうとして片足立ちになる。疲労が溜まっているのがよくわかった。
今日は早く寝よう。
スマホのアラームをセットして、翌朝の服をハンガーにかける。
私は下着姿で、歯磨きをしながら部屋中を歩き回る。みっともなくたっていいだろう、私1人だ。
ボフッ
たった一部屋。風呂トイレ同室。ベッドはシングル。
「おやすみ。」
この知らない天井に、一言。私は瞳を閉じた。
コメント
1件
うわー、めっちゃわかるわかる!フロントでの「あ、、えっと、、」のとこ、完全に俺の姿やったわ(笑)でもチェックインできてよかったな。レビュー読んで「風呂虫」のとこヒヤッとしたけど、2階でセーフやったね。一人旅の夜の過ごし方、飯とか準備とか、なんかほっこりした。知らない天井に「おやすみ」って言うの、いいなあ。こういう日常の温かさが染みるわ。
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#暇だから構えっ…//
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