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【 第二ラウンド 】 前回の続き
「自業自得ですよ」
そう言って、目の前で蹲る会長を他所に立ち去ろうとした……のだが。ぐんっと足が引っ張られ、視界が回る。受身はとれたが……危ないだろ!!
「っ何すんですかかいちょ、っ……!?」
上に体を向けて抗議すると、会長が貼り付けた笑顔を浮かべ僕の上に覆いかぶさり、そのまま両手首を床に縫い付けられた。あ、終わった。
「……さて蒼井。随分僕に生意気したみたいだけど……」
「な、なんですか」
「んー……じゃあ蒼井、選んで。僕にこのままここで乱暴されるか、ベットでやさーしくされるか。どっちがいい?」
「は?」
「ほらほら、早く選ばないとここでやっちゃうぞ」
……??馬鹿なのか?こんな硬い床でやったらどっちも大変だし、そもそもやらないって言ってるだろ。耳ついてないのか。
……よし、無視しよう。ここでやるなんてこと、さすがの会長でもしないだろ。大方、焦ってするって言うのを待ってるんだ。騙されないからな。
「おーい、蒼井?無視?」
「……………」
「えー、だんまり?そっか。じゃあ蒼井はこんな硬ーい床でヤるのが趣味なんだね。マゾ?」
「………………」
「わー、顔怖い。分かった分かった、早く始めて欲しいんだね。じゃあ、失礼しまーす」
「…………は?っんむ……っ!?!?」
は?????え、マジでやるの?ここで??!
いやいやいや、絶対やだ。既に背中が痛いし、後々の掃除絶対大変だし、そもそもそこまでしてヤりたいか??
「んっ、ふ、んんっ……ぅ、」
服の中に手入ってきた……!!気持ち悪い……押しても全然ピクリともしないし、腹立つな……!!
「ふ、ぅ、……っ、ぅあっ、!?♡ や、むぐっ、はっ、むぃっ、♡」
キス長すぎだし、胸弄られんのも気分悪い……!!早く終われ早く終われ早く終われ……
「っは……その気になったみたいだね、蒼井♡」
「、っ、な訳ないだろっ、!離せ、!!」
「えー、そう?こんなに顔真っ赤だし、胸も下もこんなに勃って」
「うるさい!!!!!」
「わわっ、殴らないで蒼井〜……」
「あ、あんなことされて、こうならないほうが珍しいだろ!!」
「そうだよね〜、僕たち恋人だもんね〜、好きな人から触られたら嬉しいよね〜♡」
「別れましょう」
「嘘でしょ」
会長はショックを受けたような顔で、別れるなんて嘘だよね、ね!!?と僕に覆いかぶさってくる。飼い主に置いていかれた大型犬みたいでちょっと面白い。……いや、前言撤回。大型犬は首元に顔潜り込ませて何度もキスしたりしません。
「ちょっ、擦り寄んなやめろ」
「蒼井が別れるなんて言うから」
「理由になってません」
「蒼井はもう僕とじゃないとこういうこと出来なくなっちゃったって再認識して欲しくて」
「うるせえ。……ボタンを外すな、コラッ!!」
「んー……あーん」
「ぃ゛……っ、血出るだろ辞めろ! 」
「だって、これでしばらくは別れられないでしょ。」
ね、と笑う顔は悪魔そのもの。いつの間にか吸われていたのか首元がじんじんするし、服グッシャグシャになったし最悪。
とりあえず早くトイレに行こうとした瞬間。会長が後ろから腕を回して、数珠で手を縛ってから太ももとふくらはぎの間に腕を入れ持ち上げた。
「じゃ、蒼井。続き、しよっか♡」
「は?」
「あ、拒否権はないよ。床はやっぱり硬いから僕の寝室へれっつらごー」
「は??」
「ふふ、優しくするから安心して。大丈夫。」
「はあああ!???」
……結局こうなるんじゃねえか!!!
コメント
7件
お"っ"っ"っ"ふ"…†┏┛墓┗┓†
携帯の制限時間まじ許さん…遅くなって申し訳ない…ずっと文章では気持ち悪いだの言ってるのに声はずっとでちゃってるの、調教されてる感じして興奮しました😊ずっと抵抗してるのが最高に蒼井茜してるし、それにめげないのが最高に源輝してる。()
見るの遅れましたっ…泣、うう…好きです…!!なるほど…床でやるという発想はなかったです…!!もう話の流れが完璧すぎて尊敬します…