初めてのノベル

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「は…？」

「だから、お前女装しろ」

は？？？？？？？？

この意味が分からない事を言っているのは同僚の九井一だ。

「何で俺なんだよ!?」

「だってお前女みてぇじゃん」

「そういうのは三途にさせろよ！！！！！」

三途にさせれば兄ちゃんが興奮してそれから

あんなことやこんなことを…

「お前じゃなきゃダメなんだよ。アイツには無理だ」

「やだ。絶対嫌だ。」

俺なんかがしても何にもならない。

三途だったら！三途だったら！！

「はぁ…もししてくれたら、蘭と三途の任務に同行させてやろうと思ってたんだけどな。」

「う”っ…」

任務に同行すれば蘭春を拝める…。

でもでもでも…。

「……やる。」

「あ？」

「やってやるっつってんだよ！！」

蘭春のため…！蘭春のため…！！！

「ん。これ服な」

「………メイド服。」

「不満ならしなくてもいいんだぜ？」

「着ないとは言ってない。」

「30分後に取引先に行くから、それまでに準備しとけよ。」

「は？取引？」

「言ってなかったけ？取引先のおっさんが女装好きなんだよ。」

「俺おっさんの為に女装すんのか…。」

正直言ってとても嫌だ。

でも蘭春のため…！蘭春のため…！！(2回目)

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