テラーノベル
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こはねを迎えに宮女に来た杏と冬夜を、胸像の後ろから見てうっとりと声を漏らすこはね。ビビバスのただの雑談話です。軽めの杏こは、冬彰要素あり。
〜〜〜〜〜
こはね「はぁぁぁぁ……美男美女だ……」
放課後。
こはねが宮女学校の中にある変な男の茶色い胸像の台の後ろから覗き込むようにして見ているのは、二人用のベンチに座っている男子と女子。その二人の容姿をを見て、思わず吐息を漏らし、そう零していた。
こはね「(杏ちゃんは美人さんだし、青柳くんは美人なイケメンさんだから二人並ぶと美男美女でお似合いカップルなんだよなぁ…。髪の色とか二人とも青色だから見てて物凄い綺麗なんだよなぁ…)」
こはねがうっとりとして見て溜め息をつくと、五メートルは離れているベンチに座っている杏がこちらを見た。
杏「こはねぇ!終わったのね!」
こはねの姿を見つけると、杏は直ぐに立ち上がってこはねの方に走り寄った。
こはね「杏ちゃん、お待たせ」
杏「こはねの吐息が聞こえたからもしかしてこはねが来てるって思ったの!」
こはね「そ、そうなんだ…(杏ちゃんが座ってたベンチまで五メートルはあったのに、私の吐息聞こえたんだ…)」
可愛い笑顔を向ける杏に、こはねは嬉しくなりながらも、「杏の地獄耳加減」を知った。
冬弥「来たか小豆沢」
杏の地獄耳を痛感した時に、冬弥がやって来てこはねに声をかけていた。
こはね「あ、お待たせ青柳くん」
冬弥「少し待っていただけだ」
杏「うん!冬弥とこはねが可愛いって話してたの!」
こはね「あ、杏ちゃんの方が可愛い…って言うより美人だよ…///」
杏「こはねぇぇ♡」
胸像の近くで杏はこはねに抱き着いた。こはねも嬉しそうな顔をして杏の体を抱き締める。
杏「聞いてよこはね!冬弥にこはねの可愛さを話してたら「この間、彰人が後ろに人がいた事に驚いていたのを見た。可愛かった」とか惚気出したのよ」
冬弥「誤解だ白石、小豆沢。ただただ相棒の話をしていただけだ」
杏「あらそーwwぜんっぜんそー聞こえなかったけどぉ?」
冬弥「そうか。それなら彰人の話は少し控えた方が良かったか?」
杏「別に話したいなら話せば良いけど、彰人を可愛いって思うのって冬弥くらいよぉ?」
こはね「わ、私も東雲くんは可愛いと思うなぁ」
冬弥「ほらご覧」
杏「冬弥の顔がこれ以上にないくらいの得意げね…。え?てかこはね、アンタ彰人の事可愛いって思ってんの?彰人より億倍可愛いのに?」
こはね「東雲くん、笑った顔が可愛いと思うなぁ。普段顰めっ面してるから、笑った時の顔がすごく可愛いの」
冬弥「わかるぞ小豆沢。謙さんと修行して成功した時の彰人のスッキリした顔が可愛いかった」
こはね「あ、わかる!」
杏「う〜〜〜〜ん…私はわかんない」
冬弥「白石は可愛いの権化は小豆沢だから理解出来ないのも無理はない」
杏「そうだね!」
こはね「あ、杏ちゃん…///」
冬弥の言葉をすんなりと肯定する杏にこはねは顔を赤くして照れていた。だが、目の前にいる冬弥と杏を見て、「アレ?」と疑問に思った。
こはね「杏ちゃん、青柳くん…。東雲くんは?」
杏「アレ?そういえば居ないわね」
冬弥「彰人…、何処に行ったんだ?」
こはね「ここに来る時は一緒だったの?」
杏「うん」
杏と冬弥は宮女の正門に引き返し、こはねは二人に着いて行った。
だが案外近くに彰人がいた。冷や汗をかいて顔を真っ青にして突っ立っている。
杏「彰人そこで何やって…」
杏は彰人にそう言いながら彼の足元を見てみると、茶色けフワフワのポメラニアンがいた。彰人の足に擦り寄り、「わんわん」と可愛らしく吠えている。
彰人は犬が嫌い
杏とこはねよりも早くそう考えた冬弥は、冷や汗をかいて彰人に向かって走って行った。
そして次はこはねが冬弥と同じような表情で彰人に向かって走っていた。
杏「www」
相棒のこはね、仲間の冬弥が冷や汗をかいて彰人の方へ走っていると言うのに、杏は涙を流してケラケラと笑いながら彰人の方へ走って行った。
END
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