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「 はい 、 酒 。 」
「 え 、 びーる ? やった ~ 、 」
「 もう ちょっと 自重 しろ よ 。 」
「 いるま が 面倒 見て くれる から 好き 勝手 できて 楽しい ! 」
「 お前 最悪 」
「 いるま は 飲まない の ? 」
「 飲まねえ よ 。 」
「 一緒 に って 言った じゃん ! 」
釣れない な 、 こいつ …
俺 は いるま の 手 を 握って 上目遣い を きめる 。
「 … 一緒 じゃ なきゃ 嫌 … 」
「 はい ゞ 、 また 今度 な 。 」
「 … ちぇ 、 つまんない … 」
いるま が 冷たい 。 何で ? 俺 何か した ? … ばれた ? 聞き 出そう と してる の 。
「 何で そんな に 冷たい の … 俺 やだ よ ~ … 」
いるま に くっつきたい 。 もっと ゞ 、 俺 以外 誰 も 触れられない 距離 。 ずっと それ を 求めてる の に 、 こいつ は …
「 ほら 、 飲め 。 折角 冷たい ん だ から … 」
「 … いただきます … 」
… 嗚呼 、 やっぱり …
「 … 寂しい よ … 」
いるま を もっと 感じたい 。 もっと 俺 だけ を 見てて ほしい 。 そんな 汚い 欲望 、 いるま は 受け 止めて くれる の かな …
「 … らん 、 」
「 なにぃ … 」
「 ん … っ 」
いるま は 、 俺 の 涙 を 拭って 言った 。
「 … ずっと 傍 に 居る から 。 」
「 … 約束 だ よ 。 絶対 。 」
「 勿論 。 」
隠し事 、 もう しない で ね 。
密か に そう 願った 俺 は 、 ぐい ゞ っ と 缶 の 中身 を 飲み 干した 。
「 … 良い の 、 もっと 満喫 しなくて 、 」
「 うん 、 いるま の こと 満喫 したい 。 」
「 … 言っとく が しない ぞ 。 」
「 俺 も 別 に そう いう 気分 じゃ ない … 」
『 好き 』
『 大好き 』
『 愛してる 』
そんな 言葉 じゃ 足りなくて 。
もっと 違った 言葉 が 、 俺等 に は 似合う だ ろう 。 もっと 汚くて 、 もっと どろ ゞ と した 言葉 が 。
「 いるま 、 離れないで … 」
「 離れねえ よ 。 」
俺 は いるま に 抱き ついて 、 いつ の 間 に か 眠って いた 。