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ショウver.
案内された先は廃墟の学校。今から死ねるんだ。嫌な現実から逃げれるんだ。楽になれるんだ。ユウと一緒に居れるんだ。
ユウは遺書を書いてている。その間に剥き出しになった鉄骨に紐を巻き付け縛り、椅子を用意する。包丁を見様見真似で研いで。準備はした。約束の時間だ。
「ユウ時間だよ。口塞いでね。」
腹に包丁を刺し切り裂く。痛みで顔が歪んだ。それ諸共かわいい。大好きだ。 「んっー!!!!!んぅぅ!!」 「我慢してね。今殺すから」
痛みで歪んだ顔がどんどんと緩くなっていく。もう大丈夫なんだね。包丁を首に宛てがい、そのまま力を入れて切った。そのまま息を引き取った。僕も。今から行くね。椅子に乗り、鉄骨に引っかかった首紐に首をはめて。椅子を思いっきり蹴飛ばした。
「うぐっ!!あがぁっ、うぅ!」
覚悟があったくせに。無駄だとわかってるが足掻く。手が首紐を外そうとする。ただただ体力を削るだけだ。苦しいくるしいくるしはきそうだ。くるしいくるしい。いしきがもうろうとしてきた。ああ、しねるんだ。ああ。僕の見た目今きっとやばいんだろうな。ちらっとユウを見た。今行くね。ユウ。
「あがっ……おえ゙っ……ぁ゙」
そのまま首を吊ったのはぴくりとも動かなくなった。