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気づけば、目の前には海が広がっていた
無意識にこの場に来てしまったようだ
それだけ、自分の意思が固いんだと思った。
ゆっくり、煌めく夕日に向かって歩む
下の方で、海がきらきら光っている
波で揺れた私の顔が映る
その顔は醜かった
足がだんだん冷たくなる
足首も、ふくらはぎも冷たい
太ももも冷たくなり
もうそろそろ、深海に染まる__
その時
『おいッッ………!?』
私の手を強く握りしめるあなたがいた