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「鍵屋様」
ソファに座る彼に背後から声をかける。
「っ!…あぁ、執事さん。どうしました?」
「紅茶のおかわりはいかがですか?」
「…いや、今はいいかな」
「かしこまりました。また必要になったらお声がけくださいませ。」
使わなかったティーポットの中身を1ミリも傾けないようにしながら、トレイの上に乗せたまま踵を返す。
キッチンへと向かいながら、今しがた会話した怪しげな男について考える。
(…まあ、俺が近くについてればいざという時は大丈夫か。)
「よっ!ネス」
「魁星!」
「待ったと?」
「いや、全然」
「なら良かったわ。ほな、行こか。」
「おん」