「ネス〜」
「ん〜?」
ソファに座りながら、前に胡座をかいてテレビに向かっている彼に声をかける。
彼は顔をテレビに向けたまま、声を発した。
「どしたん〜?」
「三つ編みほどけた。」
「えっ?」
「だから、三つ編みほどけたの。」
「えっ…と、それだけ?」
「うん。」
そう返すと、彼は無言でコントローラーを握り直した。
「えっ無視?」
「いや、三つ編みほどけただけなんでしょ?」
「…うん。」
「いや、かいはネスに髪やってほしいんでしょ?」
「えっ」
「なんや、遊征聞いとったんか。」
「いや、ずっとこの部屋いたじゃん。んでネスの隣いたじゃん。そりゃ聞こえ」
「いや〜魁星、髪やってほしいんだったらそう言ってよ…よっと」
「え、俺無視?」
「ん、やってくれんの?」
「えっやっぱやだった?」
「ううん、やって〜」
「はいはい…お客様、本日はどのような髪型にいたしましょう?」
「せやなぁ〜…おまかせで!」
「あっこれ無視だ」
「かしこまりました。それでは後ろの髪も解きますね。」
「よろしく〜」
「ねえおれ」
「きたみんもこの後やってあげるから」
「えっ」
この後皆でラーメン屋(ハウス系)行くけど楽しくなっちゃったネスが凝りまくって店内から黄色い悲鳴上がる(無い話)
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