前回同様 ♡300ありがとうございます!!
合計:2,449文字
pn:side
pn「らっだぁくんっ!!」
はぁ、ゝと息切れしながら言う
rd「ぺいんと!」
そういうとこちらに向かって走ってき、勢いよく抱きつかれる。
pn「うぐッ、だ、大丈夫かい??」
お腹を殴られた感覚になり倒れそうになるが何とか耐えた
rd「うん!ぺいんとがきてくれたから!!」
pn「そっかゝ、笑」
「そうだな⋯何かゲームでもして遊ぶ、?」
らっだぁくんはきっと暇だったはずだ。だから俺を呼んだに違いない…!そう思いなにか遊んであげようと提案する
rd「じゃあ────!!」
pn「はぁ、⋯ッ、はぁ、っ、まじッ、体力バケモンッ、すぎっ、⋯!!」
はぁゝと本日2度目の息切れをする。
流石人外というべきか、それとも子どもだからなのかは分からないが散々遊んだのにまだ元気そうにしている彼を見ると化け物だなと思う
rd「⋯やっぱり、おれ、ぺいんとから見てもバケモノなの、?」
しゅんっ、と悲しそうな顔をした
さっきまで楽しそうな顔で遊んでたのに、バケモンと言われて悲しかったのか、今の彼の顔を見て心が痛んだ
pn「あぇ、?⋯いや違うよ!?バケモンって確かに言ったけど…っ!なんて言うか..さっきのは褒め言葉っていうか⋯っ!!」
なんと言えばいいのか分からない。でも化け物だっ!!と怯えているわけでも彼を貶してるわけでもない
rd「…..」
あぁ、黙っちゃった⋯
pn「休憩しよっか?ほら、おいで?お話でもしよう」
ポンゝと俺の隣に座るようにいう
rd「⋯うん」
pn「…….ぇ?笑」
rd「なに?だめ?」
pn「いや、駄目じゃないよ笑そこでいいの?笑」
rd「うん、ぺいんととくっつきたいから」
pn「そっか笑」
らっだぁくんは僕の隣に座るかと思ったら僕の膝の上に向かい合う形で乗ってきた。
可愛いなと思いながらも話をする
pn「らっだぁくんはここに来る前どんな事してたの?」
と、聞く。レポートを見れば分かることだが生憎俺はしにがみくん達と話していてレポート全部に目を通すことが出来なかった。
rd「んーっとね、ちゅうしゃとか、切られたりしてた 」
注射は薬物を使っての実験、切られるのは回復能力がどうなのかの実験。まぁ、うちの研究所と大体は一緒みたいだな
可哀想だけどこれは未来のため、僕には助けてあげたりする事は出来ない。
pn「そっかゝ。らっだぁくんはそれされてどう思う?」
rd「何にもおもわないけど、でも、あんま好きじゃない」
そりゃそうだよね、注射は気持ち悪いし切られるのは痛い。好きなわけが無い。
pn「そうだよね。ごめんね?こんな事聞いて」
rd「べつにいいよ?」
「それより!ぺいんとのこと教えてよ!」
pn「俺の事⋯?別にいいけど、知ったところでだよ?」
rd「いーのゝ!ぺいんとのこと知りたいだけだから!」
なんか、コイツイケメンやな!!
でも、そうだな、俺は普通の人生を歩んできて、特に優れた能力とかも才能とかもない。⋯透徹とかオンマイウェイがあるぐらいで、平凡でしかない。
pn「うーん、⋯何から話そうかなぁ、何か聞きたいことでもある?」
rd「全部しりたい!」
pn「それは困る笑」
rd「えー、じゃあ年齢とか、?」
pn「俺は24歳だよ」
「らっだぁくんは自分が何歳とか分かるの?」
rd「12歳って聞いた。でもうまれてからは4年だって!」
pn「12歳か⋯、」
4年で12歳。あのレポート通りだ
rd「ぺいんとはなんで研究員なんかになったの?」
「おれ、研究員なんかだいっきらい!ぺいんとは好きだけど⋯」
pn「さぁねー、俺も分かんない。けど気付いたらなってたわ」
小さい頃の記憶はあまりない。俺は何かで記憶喪失になったらしいから。でも、俺は小さい頃⋯記憶が残ってる頃から研究所に居た気がする
そこでいつの間にか研究員になっていた
rd「なにそれ、ぺいんとは研究員になって楽しいの?」
pn「あんまり〜笑でも、俺は人型の人外担当だから他の担当よりかは楽しいと思うよ?」
「らっだぁくんみたいに話せるからね。でもそれだけ、らっだぁくんはこんなのになっちゃ駄目だよ」
この仕事は辛い。向いてる人には向いているが生きているものを実験して酷い目にあわせたりするのだ。こんな最低な仕事、他にはないだろ
rd「俺は人外だからなりたくてもなれないよ」
pn「そんな事は無いよ!人外でもここで働いてる人はいるよ?」
しにがみくんとかそうだし、クロノアさんも確かそうだった気がする
rd「へー、おれも働けるの?」
pn「んー、研究員にはなれると思うけど⋯他の職場には就けないかなぁ?」
「人外は人じゃないからね。」
rd「⋯そうなんだ。研究員は嫌いだけど、ぺいんとと一緒に働けるならわるくないかな」
pn「なんだよそれ笑嬉しいけど駄目ゝ!らっだぁくんにはこんな酷いことして欲しくないよ笑」
らっだぁくんはこんな最低なことをする人になって欲しくない。らっだぁくんじゃなくても、もうこんな事する人なんかにはなって欲しくないって思う。
そう思ってるのに⋯なんで俺はこんなことしてんだろ、
ピピッ
とタイマーがなる
pn「あ、ごめんね。今日はここまでだ。」
rd「⋯なんで?もっと話そうよ」
pn「また明日話せるよ!それにらっだぁくんは明日からまた実験が始まるから、」
「早く寝て疲れを取らなきゃ!」
rd「⋯実験ってぺいんともやるの?」
pn「⋯ちょっとだけね。」
rd「そっか、また明日、絶対来てね」
pn「うん、おやすみ、らっだぁくん」
rd「おやすみ、ぺいんと」
pn「また明日」
『研究員と人外』#2 終わり‼️
コメント
5件
あーーーやっばい二人ともかわいすんぎ… ぺんちゃん絶対記憶喪失の前も日常組でいたんだろうな… 続き待ってます!!
ぺんちゃんの過去気になるな……デキレバカワイソウデアッテホシイ らっだぁもうぺんちゃんのことめっちゃ好きやん……よき👍
rd隣じゃなくて膝の上なの可愛いし、寂しそうにしてるのも尊い〜✨ 最高です!!