前回同様 ♡200ありがとうございます!!
合計:2,113文字
pn:side
ふわぁっとあくびをしながらタイムカードを押す。
pn「おはよぉ〜!!」
そう挨拶すると「おはようございます!!」「おはよう!!」などの挨拶が帰ってくる。
「ぺいんとさん!しにがみさんが呼んでましたよ?」
pn「んぇ、?ぁー、はい、分かった、ありがとね!」
「はい!!」
元気だなぁ、と思いつつもしにがみの所に向かう。
ピンッ
エレベーターの中に入りボタンを押す。
pn「⋯めんどくせぇ〜」
普通に眠いし、どうせいつものだと思うけど、行かなきゃなー、はーあ、なんで俺はこんな弱いんだか
ピンッ
とエレベーターが鳴る。
sn「ぺいんとさんっ!!待ってましたよ!!」
pn「ごめんゝ」
sn「これ、今月の薬です!あとこっちは⋯今打っちゃいますか?」
pn「んー、⋯いや、今日研究あるし実験しなきゃだから終わったあとに頼むわ」
sn「了解です!薬はもう飲んじゃってくださいね!」
pn「はいよー」
戻ってから飲むか、忘れちゃいそうだし
pn「ふわぁ⋯、….やっぱ眠」
オフィスに戻り薬を手にする。
pn「ぁー、」
ゴックン
pn「にっがぁ、」
おえぇ、と続ける
「あー、今日それの日なんすね」
pn「そーなんだよ、まじ憂鬱〜」
へらっと笑いながら言う。
「大変っすね〜、3時間ごとに飲まなきゃなんすよね?辛すぎるっすよ」
pn「そうなんだよぉ、!!」
後輩に泣きついていると無線がなる
ビビッ
『111番の担当者は研究室に来てください。実験開始まであと1時間です』
pn「お、行くか」
「そうっすね!」
後輩と一緒に向かった
プシュー
と扉が自動で開く。この扉なんかカッコイイから好きなんだよね!
rd「!、ぺいんと!!」
と実験用ベッドに固定されてるらっだぁくんが俺を呼ぶ
pn「おはよう、らっだぁくん。今日頑張ったら明日は沢山遊べるからね」
rd「…うん」
可哀想だけど、実験を辞めさせようとは思わない。でも、ちょっとだけでも楽しみをあげて恐怖を和らげようと言ってみた。
明日は俺居ないから遊べるかは分かんないけど、せめてね?
今何時間たっただろうか、そろゝ薬の時間か?気持ち悪くなってきた⋯、やっぱ注射打ってもらえばよかったかもー!!
「ぺいんとさん交代です」
pn「あ、はい、じゃあこれで失礼します」
と礼をし研究室をあとにする
pn「ふぅ、あっぶねー!あともうちょっとで倒れるとこだった!!」
早くしにがみに打ってもらおう。そう思い薬を飲んでからしにがみのところに向かった
俺は小さい頃から月に1度3時間置きに3粒の薬を飲む日がある。薬に詳しくない俺でも分かる、これは飲みすぎだと。でも飲まないといけない。
薬を飲んで3時間経つと吐き気がするがまた薬を飲むと収まる。それの繰り返しだ。正直怪しい。危険な、違法な薬なんじゃないかって思うぐらいだがこれは薬の副作用らしい。だから3時間置きに飲まないといけないみたいだ。
ピンッ
pn「し・に・が・みくぅーん!アレ打ってー 」
「って、あれ?」
いつも居るはずのしにがみくんが居ない
しにがみくんの代わりに居るのはクロノアさんだった
kr「ぺいんと!ぺいんとも今日あの日?」
pn「そうなんすよ〜!だからしにがみくんに注射打ってもらおうと思ったんですけど⋯」
どうやらクロノアさんも今日は薬の日らしい。クロノアさんが薬を飲む理由は知らないけど、俺と一緒で身体が弱いとか⋯?
pn「クロノアさんって──」
sn「すみませーん!!はいゝゝゝ!!皆さんどうしたんですか!?」
理由を聞こうと思い口を開くとしにがみくんに遮られた
まぁいいか、また後で聞こう
kr「俺は薬貰いに来たよ」
sn「あ!そうですよね!はい!!これです!!」
そういい薬を渡す
kr「ありがとー、じゃあまた」
sn「また!!」
そういうとクロノアさんはエレベーターに乗り戻ってしまった
sn「ぺいんとさんは?」
pn「注射打ってもらいに来た!」
sn「もう実験は終わったんですか?」
pn「俺のはね、!」
sn「じゃあ今日はもう休んでくださいね」
「今持ってきますね!」
pn「はーい」
薬の日の次の日は毎回休むことになってる。ラッキーと思うけどその日は一日中寝ているからあんま休んだ気はしない。疲れは取れるけど
sn「じゃあ打ちますよ」
pn「うん」
プツっと首に打つ
pn「うっ、ぐッ⋯」
心臓がドクッと熱くなる。苦しい、痛い、痛いゝゝゝっ!!
pn「ふっぐぅ、ッ⋯!!ぃ、ッ〜….泣」
sn「寝ていいですよ。この後トラゾーさんに来てもらうんで!部屋まで運びますから」
pn「ごめッ、ありがと、ぉ、ッ⋯」
俺はしにがみに体重をかけそのまま意識を手放した。
『研究員と人外』#3 終わり‼️
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