コメント
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大森さん…苦しいんだね… 若井さんがいてくれて良かったね… 若井さんがカッコいい✨いいヤツ✨
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元貴視点
その日からもう練習に
集まることはなくて
どうしたらいいのか、何がしたいのか
わかんなくなっちゃって
ギター触るのも辞めちゃった
触れなくなったんだ
若井は心配してくれてたのに
冷たく当たっちゃって
そのままバンドは解散
また独りで過ごすようになったの
母「元貴〜?若井くん来てるよ」
m 「無理、気分じゃない」
母「本当にいいの?何か話したいことが
あるんじゃ…」
m 「うるさいなぁ!!俺と若井の問題なんだから入ってこないでよ!!」
あの日から
僕の世界から音は消えてて
昔みたいに独りで誰にも
会わずに過ごす日々
1つ変わったこととしたら
曲がないこと
今、僕の世界に僕が生きる意味はない
アイロニーな関係は直ぐに壊れるって
わかってるから
――
若井視点
昔の元貴に戻っちゃった
前から歯車が合わなかった俺等
電話してるの聞いちゃったんだぁ
アイツらウザい、ダルいって
できるわけないって
我慢できなかったんだ
元貴が悪く言われるのが
耐えられなかった
だから許さない
でも今はそんなことよりも
元貴のほうが心配で
まるで心を閉ざしてしまったように
1人だけずっと夜に取り残されてる
不安定な元貴を1人にしておくのが
何より心配で
このままある日消えてしまいそうで
応答の無い部屋に毎日いってしまう
元貴が心を開けなくなったのなら
俺がまた開かせてやる
信じさせてやるから
そんな想いが届いたのは
あれからしばらく経った日のこと
w 「毎日すみません」
母「いや、いいのよ」
母「もう部屋からもでてこなくって」
母「若井くんが来てくれるから
大丈夫だとは思うけど…」
母「若井くんも負担じゃない…?」
あいつ…!!
母ちゃんにこんな顔させんなよぉ
w 「大丈夫です。元貴とはちゃんと話してまた一緒に色んなことやりたいので」
w 「あいつは大丈夫です」
コンコン
w「元貴…?」
w「やっほ今日はちょっと遅くなっちゃったね」
w「お母さんと話したよ」
w「部屋から出てないんでしょ」
w「ちょっとでいいからさ…」
w「部屋からでてみよう…?」
w「あんな顔させないであげてよ」
m「…」
w「っもとき…?」
ちゃんと分かってる
ドアの前には来てくれたこと
それが今できる最大なんだよね
わかってる、大丈夫
w「じゃあ、そろそろ帰るね」
w「ご飯はちゃんと食べて」
w「下にも毎日じゃなくていいから
ちょっとは降りるようにしようね」
w「お母さんにあんな顔させないでね」
m「っ…ぁしたも…きてくれる…?」
w「うん。行く」
久しぶりに聞いた元貴の声
凄く嬉しいしびっくりしてるはずなのに
自分がした返事はいつも通りの
素っ気ないもの
俺も、安心したんだろうな
母「若井くん今日もありがとうね」
w 「いえいえ!そんな大したこと
できてないんで…」
母「きっとあの子も安心してる」
w 「そうだといいんですけどね」
まだ一言しか話してくれてないし
w 「お邪魔しました」
w「よっしゃ…!!」
やっぱり帰り道で
ガッツポーズしちゃった
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次回!
もちきくんの兄様