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やばい。物凄く。昼休みは約30分くらいあるが、
オレは千咒がどこで昼を食っているのか分からない。この30分で学校中を回って探し出すか、千咒の居場所を知っているヤツを探すかだ。
三『あ、携帯!』
と思いつき、オレはガラケーをとる。
トゥルルルルル…
三『あ、千咒?』
??『『もしもし?春千夜か?』』
と、そこに出たのは千咒じゃない。
兄貴の武臣だった。
三『は?なんでお前が出てんだ?』
武『『千咒ケータイ忘れたっぽい。』』
三『マジかアイツ…』
三『…てかお前…弁当のこと覚えてろよ!?』
武『『それはs』』
プーップーッ
取り敢えず千咒を直接探すしかない。
オレは長い廊下を渡る。
三『相変わらず長ぇな。』
取り敢えず渡り廊下を渡れば中等部棟だが、
その後に問題があるのは校舎のデカさだ。
校舎は中等部棟だけで6階まである。
オレは昼飯を食う時間が無くなると慌てる。
三『…あ、』
中等部棟の出入口付近の階段の踊り場で
話している集団を見つける。
それは中等部3,2年の不良達、通称東京卍會と呼ばれる集団だった。別にそういうグループがある訳では無いが、自分たちでそう呼んでるらしい。ちなみに、オレがいつも集まっているのは天竺と呼ばれている。他にも黒龍など色々ある。
マ『場地wまたオマエペヤングなの!?w』
場『お前も今日もどら焼きとたい焼きじゃん。』
ド『お互い様だろ。』
虎『マジでお前ら飽きねーのな』
パ『一虎は毎日違うモンじゃねぇと無理だっけ』
千『それは飽き性過ぎじゃないっすか?』
タ『千冬…お前もそんな感じだろ…』
千『え、マジ?』
タ『うん。』
隆『オマエら黙って食えよ、』
マ『あ、三ツ谷卵焼きじゃ~んも~らい』
隆『おいっ!』
元気だなぁ…それにしてもすごい大人数で食べるな…まぁ中坊だからそんなもんか。
マ『あ、三途じゃん!』
三『マイキー。ども。』
場『よっ』
三『ん。』
マ『どした?なんでこっちまで来たの?』
三『千咒とオレの弁当の中身が入れ替わってたので千咒に届けに来ました。』
千『まじですか?超大変ですね…』
三『?』
千『オレとタケミっち、千咒ちゃんと同クラなんす。いつもは教室女子友達と食べてるんすけど、今日は珍しくみんなで移動してて。』
三『…そうですか。ありがとうございます。一応教室行ってみますね。』
マ『おう!じゃーな!』
三『はい。((ひら…』
なんでこいつらが千咒のことをこんなに知っているかは置いといて、かなりタメになる情報を得られた。
取り敢えず千咒の教室まで行ってみるか。
┈┈┈┈┈┈┈登場キャラ紹介
佐野万次郎.15歳.中等部3年C組.
中等部のリーダー よくサボる問題児
最近の悩みは、イザナが朝起こしに来ること。その後にシンイチローが来て、エマが来て…エマにこっぴどく3人まとめて叱られる。オレ悪くねーし。
龍宮寺堅.15歳.中等部3年C組
めっちゃゴツイお母さん
最近の悩みは、相変わらずマイキー関係。
場地圭介.15歳.中等部3年C組
ペヤングがすき過ぎてペヤング神と呼ばれている
最近の出来事は、千冬と一緒に帰っている途中、白い猫がいたと思って2人で追いかけたら白いビニール袋だった。ショックだった。
松野千冬.14歳。中等部2年A組
場地さんのツレの怖くない物騒な不良
最近のルーティンは、登校中に猫を場地さんと追いかける。学校で場地さんに勉強を教える。下校中に場地さんと猫を追いかける。
花垣武道.14歳.中等部2年A組
被害者。完全なる被害者。
最近のルーティンは、登校中にヒナとデート。学校はマイキーくん達がクラスに凸ってくる。下校中にヒナとデートしている所に東卍の人達が絡んでくる。放課後には千咒が凸ってくるし、その隣にいる三途くんの顔が怖い。