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及川ァァァァァ”ァ”ァ”ァ”ァ”
進路相談で呼び出しくらってる間に外は先程より雲層が厚くなってまだ4時だっつうのに薄暗く肌寒さすら感じる
帰りに図書室寄っかなんて柄でもねぇこと考えて席を立つ
松「あ、岩泉」
岩「おう。何やってんだ」
松「数学。花巻がやばいから教えてって」
花「ん”ーーぅ」
松「ずっとこんな感じ」
岩「まじか。俺もやべぇわ」
花「なかーま!?」
松「花静かに
俺化学基礎やばい。岩泉できる?」
岩「あー……悪ぃ俺も無理だわ
化学なら及川出来た気がするわ
今から及川ん家行くか」
こんな軽いノリだった。
お互い時間は余ってたしそろそろ受験も始まるわけで及川に「お前ん家行くぞ」とだけLI〇Eして向かった。
及川とはマメな男だ
それ故、あまり携帯を手放さない
直ぐにつかない既読は風呂かおばさんと話してんだろうと結論づけて特に気にしなかった
合鍵で及川家の玄関を開けてお邪魔しますと声をかけた。
後ろで松川と花巻が合鍵持ってんのかよ…。とかなんか言ってんのは無視して及川の部屋へ向かう
及川ー?と声をかけても返事はなく動く音さえしなかった。
寝てんのか?
何の気なしに開けた扉の先には
…………ベルト、?
に繋がれた及川
184cmの巨体はベルトが首に巻きついたまま 身体を地面に投げ出して座っていた
俺は訳も分からず立ち尽くした
「おいか、わ?」
隣から花巻が飛び出していって首からベルトを外そうと手にかける
それと同時に松川が及川の身体を上に抱き上げ大声で名前を呼ぶ
それに肩を震わせて及川が反応する
目の前で起こっていることが理解できなくて及川の顔をただ見つめていた
吊られていた金具からベルトが完全に取れた頃
には及川の意識はもうはっきりしていて
「ごめん」という声が聞き取れた。
花巻と松川は、安心からか脱力して座り込んでいた
「な、に……なんだよ…ッ
どうしたんだよお前…」
自分から出た声は思ったよりか細くて弱々しがった
巻き込むつもりはなかった。 どうすればいいかわかんなくなっちゃって
本音は?
最低限感情を抑えたんだろう声で松川が及川に問う
俺は少しでも口を開いたら怒声が溢れだしそうだった
……死んじゃおうと思って。
もうずっとつらくて。
今日、本当ダメだってなった だから。
混乱した。頭をぶっ飛ばされたらこんなん だろうなってぐれぇのショックを感じた。
いつからそうなってた。昨日の笑顔は。 今日の笑い声は。前に話した将来のことは。
中学の頃がチラついて消えた
しばらく無言が続いたあと及川が口を開いた
「そろそろ帰んないとダメなんじゃない?」
無理だった。嫌だった。 この状態の及川を1人にするのは。
いつ消えても可笑しくないコイツに消えて欲しくなかった