“俺の名前はカオス。最近悩みがある。それは、ゾディアークと付き合い始めて、同棲して半年経つのに心を開いてくれないことだ。話しかけても無視するし、結構前から、ゾディアークが好きなものとかも出したり見せたりしてるんだけど全然効果がないんだよな。だから、
「俺何かゾディアークにしたか?」
って聞いても何も教えてくれないしこっちを見てくれない。ご飯とか服とかも出してるけど、ご飯は俺が食べさせようとしないと絶対に食べようとしない。服は汚れたときに変えてるし、風呂は1週間に一回以上入れてる。何も不満はないと思うんだけどな。しかも、最近ゾディアークと喧嘩することが多くなってきちゃったんだよ。反抗するようにもなったし、俺が許せるくらいの自由はあげてるんだけど、それでも満足してくれないんだ。ゾディアーク、スマホのパスワードも教えてくれないからゾディアーク宛の連絡を見ることもできない。ああ、こんなんじゃゾディアークのことを守れない。あ、そろそろゾディアークの好きなもの見せてあげる時間だ。”
俺はゾディアークの部屋に向かう。ゾディアークが喜んでくれる道具を用意して。ゾディアークの部屋はいつも真っ暗で、目を凝らして見ないとどこにいるかも分からない。でも、今日は違った。部屋の中に光があった。どうやらスマホを見ているらしい。俺はゆっくりとゾディアークの後ろに行き、スマホを取った。そしたら焦ったように「返せ!」と言ってくる。いつも俺とは話してくれない癖に、何でスマホの時はそんな必死に・・!スマホの画面を見る。瞬間、俺は理解できなかった。スマホの中のメッセージには「早く助けに来てくれ」「カオスはおかしい」「あとどのぐらいかかる」など恐怖が伝わる言葉ばかり。ゾディアークは俺のことを愛してくれてなかったのか?それとも、俺の愛がゾディアークに伝わってないのか?様々な考えが浮かんだが、一度本人に聞いた方が早い。
「なあ、このメッセージ何?」
俺はなるべく怒りを露わにしないように問いかけ
る。ゾディアークはまた黙った。
「聞いてんだけど。」
もう一回聞いてもずっと黙ってる。
「・・・俺の愛はゾディアークに足りなかった?伝えられてなかった?何でこんなメッセージ書くの。」
ゾディアークはやっと口を開く。
「私がお前を好きになるわけないだろ。」
ゾディアークの一言で、俺は何も考えられなくなる。どうして?そんなことゾディアークは言わないのに。何で何で何で何で?ゾディアークは続ける。
「今まで散々酷いことをしてきたのに、何が足りなかった、だ!?何が伝えられてなかった、だ!?そのメッセージを書く理由なんか決まってる。アイツらに助けを求めただけだ。私はお前の支配から早く抜けd」
気づいたら俺はゾディアークの好きなことをしていた。「い”っ・・・!」ゾディアークは好きな言葉を発している。顔もゾディアークが大好きな顔。何かを訴えかける瞳。
「何だ〜!ゾディアーク俺にかまって欲しかったんだな!そういうことは次から口で言えよ!」
ゾディアークは不思議そうな顔をする。
「俺の注意を向けるためにわざとこういう連絡してたんだろ?マジ可愛いじゃーん!流石俺の彼女!」
「・・・カオス、やはりお前は壊れている。」
壊れてる、か。自分でも分かっていた。自分が壊れていることに。だから、もう壊れたままでいいから、どう思われてもいいから、ゾディアークを愛したいと思った。俺が治るのはきっと、
コメント
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投稿お疲れ様です! カオスさん大丈夫ですよ!いつもの元気なカオスさんならきっと好きになってくれますよ! コメントが遅れてしまいました!申し訳ございませんでした!