注意
・誤字、脱字あり
・語彙力は遥か彼方へ飛んでいきました。
・ご都合設定
・キャラ崩壊
・季節、時間軸は改変しました。
・原作ガン無視
・オリ主と三ツ谷くんのイチャコラが書きたかったんです。
それでもいい方はゆっくりしていってね。
今日は、日曜日。三ツ谷は、東卍の集まりも部活の予定もなかった。母親は仕事で、早くから家を出ていた。そのため、妹2人を連れて近くの公園に来ていた。2人は今、2人の世界で遊んでいるため、三ツ谷はベンチで1人ボーッと遊んでいるのを眺めていた。すると、たまたま三ツ谷達のいる公園のそばを歩いている海人が三ツ谷に気づいた。
海「んー?あれミツじゃね?」
向かっていた方向から90度方向転換し、公園の中へ入っていった。
海「おーい!ミツー!」
急に声をかけられ、びくっと身体をはねらせた。声のした方を見てみると、手をヒラヒラとふりながら三ツ谷の方へ歩いてくる海人がいた。
隆「海人?!」
海「おー。んな驚いた?w」
隆「うっせ。」
海「ハハ笑上の空だったもんな。」
そう笑い笑顔を見せる海人に、三ツ谷は不意打ちをくらった。
隆(その笑顔ズリーな。てか、今日私服じゃん。初めて見た…)
海人の格好は、白いワイシャツを中に着た黒いパーカーに、両膝のダメージジーンズ。 左耳に黒いホールドピアスを一つと丸くて黒い粒のを一つつけていた。
隆(はぁー。私服最高。かっこよ。休日も会えるなんて、今日運良すぎるわ。)
海「?ミツー?」
隆「…………」
心の中でお祭り状態の三ツ谷に海人の声は、届いていなかった。フリーズ状態の三ツ谷を起こすため、海人は、顔の前で手を振ってみたが反応なし。んー、と悩ませながらも三ツ谷の顔と自分の顔との距離を詰めていき、三ツ谷の頬を両手で挟む。
海「ミツー?」
すると、我に返った三ツ谷は目の前の情報過多に再度フリーズしそうになるが、そこは堪えた。これには、(作者が)拍手しざるおえない。だか、仮にも惚れている相手にそんなことをされてしまうと健全な男子中学生な三ツ谷は、みるみる耳から首まで真っ赤になった。
海「なっ、ミツ?!おい!大丈夫か?!」
隆「ーーーっ大丈夫だから、その、手を」
やっとの思いで絞り出した言葉、どうやら届いたみたいでそっと三ツ谷の顔から手を離す。三ツ谷は口元を右手で隠すと、海人の方を見る。いかにも心配そうな顔でこちらを見ている。見たことのない海人にだんだん冷静さを取り戻してきた三ツ谷。顔の熱が引いていき、くすっと笑う。
隆「大丈夫だから。な?そんな心配すんな。」海「ホントに?」
隆「ホントに。」
海「ん、わかった。」
隆「(かわいいなぁ)んで?海人は今日どうしたんだ?」
海「んー?いやぁ、散歩してたらミツを見つけたから、寄っただけー。」
隆(俺を見つけたから?!かわい…)
海「ミツはー?」
隆「俺は妹達と遊びに。」
海「妹?」
隆「そ、あそこで遊んでる2人。」
三ツ谷が指した方向には、楽しそうに遊んでいる幼い女の子2人が遊んでいた。
隆「ルナ!マナ!ちょっとこっち来て」
三ツ谷が呼ぶと2人は、テトテトと走ってきた。
ル「なーに、おにぃちゃん」
マ「なぁに?」
隆「お兄ちゃんの友達紹介しようと思ってな。」
三ツ谷がポンと海人の肩を叩くと、海人はしゃがんで2人に目線を合わせた。
海「初めまして。お兄ちゃんの友達の紅坂海人っていいます。よろしく、ルナちゃんマナちゃん。」ニコッ
ル、マ「美人さん!!」
海「え?」
隆「あー、」
ル「美人さん好きー」
マ「好きー」
海「ミツ?俺、女の人だと思われてんの?」
隆「たぶん…」
海「あー、えっとねルナちゃんマナちゃん、俺、男なんだ。ごめんね。」
ル「男の人?」
海「うん。」
ル「そっかぁ。でも、海人お兄ちゃんきれい!」
海「ふはっ笑そっか、ありがと。」
ル「うん!お兄ちゃん、ルナとあっち遊びに行っていい?」
隆「いいよ。気をつけてな。」
ル「はーい。マナ行こ!」
マ「うん!」
ル「海人お兄ちゃんバイバイ!」
マ「ばいばい!」
海「うん。バイバイ。」
2人は仲良く手を繋いでさっき遊んでいたところに戻っていった。
海「いい子達だな。」
隆「そうか?」
海「うん。素直で純粋。」
隆「そーか。あっそういえばさ。」
海「ん?」
隆「海人は兄弟いるのか?」
海「…いるよ。兄貴が1人。」
隆「へぇ、そうなんだ。どんな人?」
海「…ケンカが強くて、いっつも笑顔で、馬鹿だけど素直で優し過ぎる、過保護な兄貴だよ。」
隆「いい兄貴だな。」
海「…そーだな。……俺そろそろ帰るな。」
隆「おう。気をつけてな。」
海「わかったよ、かーさん。」
隆「誰がかーさんだ。産んだ覚えねーよ。」
海「はは、また明日な。」
隆「おう。(なんか、急に元気なくなったな。よけいなことでも言ったか?)」
海人は、公園を出て行った。少し早足で家に帰った。住んでいるマンションにつき、ドアを開け、自分の部屋に入って閉めた。とたんに、ドアに寄りかかりずるずる下がっていき、地面に座り込んだ。
海「(ミツ、妹いた。ミツ、お兄ちゃんだったな。優しい目で2人を見てたな。…兄貴と同じ目をしてたな。)………兄貴。なぁ、兄貴、帰ってきてくれよ。また、バイク乗せてくれよ。……約束したのになぁ。」
手で顔を覆う。声は、震えていたかもしれない。だが、涙は流れていなかった。いや、出なかった。流しても、拭ってくれる温かく不器用だけど優しい手は、その手の持ち主は、今、海人の部屋にある棚の上の写真の中で無機質に笑っていた。
コメント
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久しぶりに読み返して読んだんですけど、好きだな。 もしよかったらなんですけど、続きって出して貰えますか…?