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KOKUGA
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狐伯は昔から不思議ちゃんキャラからか、いじめを受けていた。しかし本人は全く気にしていないようで、たまに裸足で現れては「上履きがなくなっちゃった」なんて言ってふわふわしている。
その日も上履きがなくなったといって二人で放課後、学校中を探し回った。そんな時、女子トイレから声が聞こえてきた。
「いや、さすがにやめなよ梨紗」「は?あいつに同情してんの?信じられないんだけど」「いや、同情じゃないけど…」「アイツが悪いんでしょ。汚いしキモいし。」「う、うん」「じゃあ、始めまーす!」
その後バチャバチャと水の音が聞こえた。
反射的にトイレに駆け込む。「あ」「え。やば」そこではリーダー格の梨紗とそのとりまきの数人が狐伯の上履きを水に濡らしていた。
少し沈黙したあと梨紗は悪びれることもなく私に話しかけた。「ねぇねぇ、あんたいっつも狐伯といるけど、良い子ぶってんの?」「守ってる
つもりのようだけど守れてないから」その言葉に体が動いた。図星だったからだ。ずっとずっと見守ってヤバいヤツのレッテルを貼られながらも四六時中守ってきた。なのに、なのに。毎回見るたびに狐伯は見るからに傷つけられている。なんで?なんで?なんで?私が教室移動のときもついて行ってるのは無駄なの?どんな視線にも耐えて親友でいるのは無駄なの?放課後の塾も無理して休んで放課後に付き合っているのは無駄なの?なんで?…全部無駄だったの?全部、全部…
そんなことを考えている内に彼女、すなわち梨紗は死んでいた。他の子は逃げたようだ。その後、私はある番号に電話をかけた。
コメント
1件
いや、結構重い……! 主人公の「全部無駄だったの?」っていう内面の叫びがすごく刺さったわ。ずっと狐伯を守ろうとしてたのに、結果的に守り切れてない自分に気づいて、怒りと無力感が爆発する流れがリアルだった。最後の電話も気になるし、次の展開が待ちきれない🔥