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「まさか、エイジくんから家に来ないかって誘われると思っていなかった……」
シャワーが顔に直撃の中、ずっとそればかり考えていた。
どうして誘ってくれたんだろう……普通にエイジくんの方が家近かったからかな……?
でも、そうしたらその場で解散すればよかったんじゃないかな……?
もしかして、エイジくん……いや、そんなことないか。
高校生にもなって彼氏が出来てない私がただただ焦ってそう思ってるだけ。
エイジくんは私の事なんか好きじゃないのに本当にバカみたい。
って、何で残念そうにしたんだ?
エイジくんは発明にしか興味無いし、私の事を犬扱いしてくるし、自意識過剰だし…でも、いざって言う時は頼りになってくれるし、相手のこと想って行動してくれる。
あれ、私…タイプじゃないはずなのに…
もしかしてエイジくんのことが好きなの……?
「って、バカ!私にはタクミ様しかいないから!」
本当にバカバカしく思い、さっさとシャワーを終わらせ、すぐにエイジくんの所に向かう。
向かったのはいいのだが、彼の表情が少し強ばってた。
「エイジくん…シャワーありがとう!」
「あぁ…なのだ」
「どうしたの?顔、ちょっと怖いよ…?」
「いや、新しい発明を思いついたのだ。ただ、それだけなのだ」
そう言ってシャワーを浴びに行った。何故か、この時普通に接することが出来なかった。
正直、怖いって思ってしまった。でも、新しい発明って言った時はいつものエイジくんだった。
なにかあったのかな……?
「というか、エイジくんの服って思ったより大きい……」
体操服や下着が雨のせいでずぶ濡れだったから上下貸してくれたけど、ぶかぶかだ。
小学校の時はルナの魔法で男女入れ替わった時エイジくんの服を借りたけど、その時はピッタリだったのに…
「って、スマホ……!」
机の上にスマホ置きっぱなしにしていたことを忘れてシャワー浴びに行ってしまい、すぐさまスマホを手に取った。電源をつけるとシャワーを浴びていた時間に通知が来ていたことに冷や汗をかく。
もしかして、見られていたのか?と思うが彼は周りのモノ(発明に役に立つ・参考になるは除く)に対してあまり興味を持たないからそのワンチャンスをかけて見られてないことを願う。
それに、仮に見たとしても先程の会話で触れられなかった。
ということは見られてないって事…?とにかく彼に見られてない事を願うしかない。
「やっぱり、オフにすればよかった……」
「何がオフにすればよかったなのだ?」
「え、エイジくん!?」
後ろ振り向いたら、エイジくんが立っていた。
「えっ、早くない!?さっき浴びに行ってきたばっかりじゃん!!」
「そんなこと言われても俺はお前と違って髪の洗う量とか違うから早いのも当たり前なのだ」
「そ、そうだよね……てか、何で服着てないの…?」
腰にタオルを巻いているだけで後は何も身につけていない。 あのエイジくんが着替えを忘れるってことは……
あれやこれや理由を考えているうちにエイジくんがジリジリと距離を詰めてきた。
しかも、相手は無言のまま。
「え、エイジ…くん?」
名前を呼んだも無視。後ろに後退ることしか出来なかった。後ろはエイジくんのベッド。ベッドに上がっても彼は追い詰めてくる。ついに、壁の冷たい感触が背中に伝わる。横に逃げようとしたら、壁ドンされ逃げられなくなる。
すると、エイジがスマホを手に取りとある画面を見せてきた。
「お前、こんなの見ているのだ?」
「なっ…それは……」
エイジくんが見せてきたのは例の広告の漫画だった。通知オンにしていたからやはり見られていた。しかも、一番知られたくない人にこんな形で見られるなんて……。
「ちょっと内容見たら、この男お前の言う『タクミ様』に似てるのだ?
もしかして、タクミ様に似てるから見てたのか?それとも、お前がそういうプレイをされたいから見てたのか?あるいはその両方?」
「ば、バカ!!そんな、レオくんみたいな推理……」
図星過ぎて、紅潮しながら顔を逸らすことしか出来なかった。もう嫌だ、穴があったら入りたい。
「図星すぎて言葉を失ったのだ」
「う、うるさい!!も、もう帰る!!」
無理やりこの場を振り切って、帰ろうとしたが手首をすぐさま掴まれた。
そして、流れるように押し倒された。流れが淡々していてが私には理解が出来なかった。
「お前、本気で帰るのだ?その格好で」
「……え?」
「そんな無防備な格好で帰ってみろなのだ。すぐにお前は襲われるのだ」
「……なっ!」
「本当はお前に何もせず、雨が止み次第送ってやろうかと思ったが、もう我慢出来ないのだ」
「え、エイジくん!?ちょ、ちょっと……待っ……ッ!」
首に顔を近づけられ、唇を落とす。チュッとしたリップ音が耳に響き身体が小さく跳ねた。何、この感覚…それに胸のドキドキが止まらない。どうにか抵抗としようとしたが、手首を固定されてる上に力が強くてビクともしない。
「お前、そんなに欲求不満なら俺が手伝ってやるのだ。あの漫画と同じように」
「は、はぁ!?私は欲求不満じゃ……な……」
「欲求不満だからそういう漫画を読んでいるんじゃないのだ?
それとも、元々そういう趣味なのだ?」
「ち、違ッ……!」
更に図星を突かれ、何も返せなかった。
しかも、エイジくんはかなりの小悪魔な表情で問い詰めてくる。まるで、私の反応を楽しむように。
「また図星なのだ。ま、元々この姿のリオンを他の男に晒したり渡すつもりなんか更々ないのだ。」
「えっ…」
「リオン、男が女を家に招き入れる理由を知っているのだ?」
「それはどういう……ッ!」
答えを聞く前にまた首に顔を近づけ、唇を落とした。だが、落とした所からヂュッと少し汚い音を出す。その時、リオンは「痛いッ!」と言うがエイジはやめずに吸い続けた。暫くすると、首元に赤い華が咲く。そこから鎖骨へと行き、リップ音を鳴らすと同時に片手はリオンの胸を揉みしだく。
「待っ、やッ…エ、イジ…くんっ…」
「お前、意外と胸あるんだな。しかも、服越しなのにビンビンに勃 ってるのだ」
言わなくていいことを平気で言ってくるエイジにどうにか反抗したいのに、変な声が出るのを防ぐのに手一杯で出来ない。エイジに触られて身体が反応してしまうせいか力が出ない。それを分かったのかエイジは手首を抑えるのをやめて、両手で胸を揉む。自分でも胸の突起がたっているのが分かっているぐらい感じているのに、彼は触ってくれない。ずっと揉んで反応を楽しんでいる。そして、服をゆっくりと捲り始める。
「えっ…え、いじく、んっ…めくるの、は…ダメッ…!」
「恥ずかしいのだ?こっちも脱いでるからお互い様なのだ」
「はっ、そっちが…勝手に脱い、で……え、待っ……!!」
私の有無なしに捲るエイジ。胸を見られる恥ずかしさに思わず声が漏れる。舐めるようにりおんの胸を見つめるエイジは舌なめずりをしながら揉み始める。だが、さっきから同じところばっかり揉んでいて、胸の突起には一切触れてくれない。触ろうとしてくる仕草をしているが、寸前のところで止め、再び揉み始める。何で触ってくれないの?というもどかしさが込み上げる。
「……何なのだ?もしかして、“ココ”触って欲しいのだ?」
「ッ……もし、かして…わざ、ト…?」
「言っただろ、漫画と同じようにって。触って欲しいならおねだりするのだ」
「い、やだよ…」
「じゃあ、触ってあげないなのだ」
こんな恥ずかしいこと出来るわけない。出来ないのに触って欲しいという気持ちが強くなり、羞恥ながら小さな声だが口をパクパクする。
「エ、イジ……くん…触って…くださ、い…」
「…………まぁ、お前にしては及第点なのだ」
リオンのおねだりに対してエイジは頬を染めながら渋々と合格を言い渡した。先程の余裕と勢いは何処に行ったんだというぐらいにエイジも理性を保つのに必死だった。
「……ッは…え、いじ…くん…っ」
胸の突起を人差し指でクリクリと捏ねくり回し、片方は舌で転がす。焦らされた分、気持ちよさが一気に来て、大きく身体が跳ねる。甲高い甘い声が勝手に出てしまい、その声と反応をもっと見たいエイジは更に親指と人差し指で摘んだり、吸ったり色んなやり方で弄ぶ。触り方を変える度にリオンの反応と声がエイジを興奮させる。
「ははっ、そんな涙目にされたら余計いじめたくなるのだ。もっとその顔を見せろなのだ 」
気が済むまで胸を揉んだら、手が下へとスルりと滑らす。
「えい、じ、くん……っあ、まっ、やッ…」
「まだ胸しか触ってないのに俺のズボンが濡れてるのだ。そんなに気持ちよかったのだ?」
「う、うるさい……!!エイジくんが…い、やらしい触り方…するからッ!」
「でも、それに気持ちよくなってるのはお前なのだ」
綺麗に論破され、ズボンを脱がされた。銀の糸がネットりエイジのズボンに付いており、それを見たエイジはニヤリと笑いながら両足を持って広げる。
「……絶景なのだ。それに、こんなにも濡れてるのだ」
秘部を一回謎っただけで中指がリオンの愛液が絡みつく。それを見せつけるように指を交差しながらリオンに見せれば即座に顔を逸らされた。その顔が愛おしく、可愛いと思ってしまう。グッと両足を顔を近づけて、秘部と突起を舐め始める。
「んッ…!!やめっ、ソコっ、きたな……やっ」
「別にお前なら汚くないのだ」
舐めても舐めても愛液は溢れ、慣れてきたら指を一本入れようと試みる。
「リオン…痛かった言うのだ」
「ッ!!!あっ、えい、じくッ…んッ、っは…」
まだ少ししか入ってないのにキュウキュウと締め付ける。このよく分からない感覚に思わず涙が出る。それを見たエイジは動きを止め、心配する。
「ご、ごめんなのだ!涙出るほど痛かったって気づかなかったのだ、今抜くから……」
「……で」
「リオン……?」
「ぬか……な、いで…ゆび……入れて……?」
「でも泣いて……」
「きも、ちい…いから、だから……やめ、ないで……」
「……分かったなのだ、嫌だったら絶対に言うのだ」
再び、指を入れてゆっくりと動かす。動かしているうちにリオンも感覚がおかしくなり、気持ちいいという感覚になっていく。慣れれば、エイジは触り方を変える。どこがリオンの一番気持ちいいところなのか探るように触る。
「えいじ、くんッ……それ、やっ……だ……………ッ!!!」
「ここなのだ」
「んっ♡!!!」
リオンのGスポを見つけたエイジは先の指の動きとは思えないぐらい速く動かし始める。ずっと気持ちいい所を責められるリオンは腰が浮くほど身体が浮き、ずっと甘い甲高い声が部屋中に響き渡る。そして、今までにはない感覚が迫ってくる。
「やっ、えい、じくんっ、な、なんか、で、ちゃ、うッ」
「っは、リオンそれは“イく”なのだ。俺の手でイけ。リオン」
「え、いじ…くん、あっ、きちゃ……んッ……………………え?」
絶頂を迎えるってなった途端、エイジが急に動きを止めて指を抜いた。
「えっ、な……んでっ……?」
「漫画の通りの展開をやってみただけな…の、だ…」
漫画の展開と言いつつ、半分はエイジの意地悪でやったのだが、思った以上の破壊力を喰らう。イきたいのにイけないからポロポロと涙を流す。そんな顔がとても可愛くて愛おしい。そして、リオンがギュッとエイジの腕を掴んで強請る。
「え、いじ…くんっ、イきた…い…やめちゃ…いや、だ……」
リオンが強請るとエイジの顔がこれまでにないくらいの頬を染める。そして、ずっと腰に巻いていたタオルを取って、肉棒をリオンに見せつける。リオンに触れていた時からエイジもずっとタオル越しから肉棒を主張していたのリオンもちょくちょく気づいてたが、いざ生で見ると意外のデカさについガン見をしてしまう。
「リオン、本気で嫌だったらすぐに言えなのだ。直ぐに辞めるのだ」
肉棒を秘部に擦り付け、慣れさせる。
「大丈夫……エイジくんなら嫌じゃない……」
「……………………」
リオンの意外な言葉に一瞬だけ硬直をした。それに対してきょとんとした表情のリオン。
「エイジくん……?」
「リオン……好きだ」
「えっ………っ〜〜゙!!」
突然の告白に驚き、それと同時にエイジのがリオンの中に入った。その両方が重なって達した。初めてイく感覚に身体の力が全て抜けてぐったりとする。だが、エイジはそうではなかった。
「おいッ、あんま締めつ、ける、なの…だッ……悪いが、まだ付き合えな、のだッ!」
「あっ、やっ、まだイって…んッ、はっ、あぁ♡」
まだ中が気持ちいいの続いてるのにも関わらず、エイジは腰を動かし、奥に突当てる。奥に当たる度にリオンの腰が浮く。
「え、いじ、く…ん…好きッ♡…ねぇ、ぎゅー…し、て……?」
「あのなぁ…そんなに煽るなのだッ……俺も好きなのだッ」
「んッ……!」
腕を広げて構えてたらエイジも照れながら抱きしめてくれた。リオンからの「好き」という告白の嬉しさに思わず、唇を落とした。一度落としても足らずに何度も何度も角度を変えて、次第には舌を入れ、舌同士を絡める。舌が吸われる気持ちよさに思わずリオンは更に強請ってキスを求める。キスが終われば、銀の糸が見え、思わず顔を逸らすが、エイジはリオンの顎を持って顔を無理やり合わせる。
「リオンッ……俺…もうッ…だが、ら…俺を見て…イけ」
「えい、じく…ん、わた…しも」
「リオン………リオンっ!」
段々エイジの顔の表情が曇り、腰の動きが速くなる。
「安心し、ろなのだっ……ちゃんとッ、ソトに、出し、てやるの、だッ」
「…え、いじっ、くん…なら、いい…よ……?」
「そ、れは…どういう…ッ!お、まっ……ッ〜゙!」
「あっ、んッ…ッ〜゙♡!」
絶頂を迎える直前にリオンは両足でエイジを固定し抜けないようにした。エイジも抵抗する余裕がなく、そのまま達した。お互い初めての行為にぐったりとするが、エイジはすぐ様起き上がり、リオンの状態を確認する。
「リオンッ!お前、大丈夫なのだ!?」
と、声をかけてみるが、リオンは既に意識を失っていた。このままでは風邪を引いてしまうので布団を被せる。
「全く…世話が焼けるなのだ」
服を着ながらリオンの寝顔を眺める。可愛い寝顔に思わず、もう一度したいという感情が来る。だが、それをグッと堪え、キッチンに向かった。
「………んっ…エイジくん……?」
気が付くと、私に布団が被っていた。もしかして、エイジくんが被せてくれたのかな……?すると、キッチンからエイジくんから来る。
「あっ、起きたのだ……これ、お前の服なのだ。洗濯して乾いたから着るのだ」
「あ、ありがとう……ッ!」
起き上がってエイジと会話をするが、今自分の姿の見て布団を手に取って胸を隠す。
「何、今更隠すのだ?お互い見てるのに」
「う、うるさい!!恥ずかしいものは恥ずかしいの!」
「リオン……」
「何、エイジくん。改まって……」
「……好きだ」
「……私も」
「…!これからもよろしくなのだ」
チュッと唇を落とし、二人は初めてお互いを異性と認め、付き合うことになった。
時が経ち、ついに体育祭が始まる。二人三脚しか参加しないエイジなのだが、クラスの一人がお休みで借り物競争のメンバーが足りなくなり、急遽、借り物競争もやる事になった。そして、本番エイジがお題の紙を手に取り、内容を見る。すると、エイジはすぐ様リオンのところに向かった。
「リオン、こっちに来るのだ!一緒に走るなのだ!」
「えっ!エイジくんって……きゃっ!」
強引に手首を掴み、ゴール向かって走る。そんな姿のエイジを見ないケー達は驚愕な表情をする。
「えっ、えっ!?エイジがリオンを連れてってる!?お題ってもしかして!?」
「いやでも、二人ってついにそういう関係だったんだぜー?」
「双子の私ですらそんな事聞いてないんだけど!?」
ついにゴールをし、ヴィクトリア先生がお題を問う。
「エイジくんのお題は『好きな人』。連れてきた人はリオンちゃん!一番最初にゴールしたのはエイジくん、リオンちゃんペアです!」
『うっそ〜!?』
ケー達も察してはいたが、まさかのまさかで周りから拍手と歓声が止まなかった。そして、男子軍はエイジの周りに寄ってきて「おい、やったんだな!!」や「おめでとうだぜー!」など茶化したり、お祝いしたり大騒ぎだ。女子軍もお祝いしてくれたり、質問攻めが止まなかった。元々お互い両片思いを何年もしていて、周りはいつ付き合うんだ?と思ってた感じだったからすごく興奮しているのだと思う。でも、皆とは違う形で付き合ってしまったから皆には本当のことを言うのはまだ先かな。
お互い照れ隠しで中々周りに言うのは恥ずかしいのけど、エイジくんと付き合えて幸せです。
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