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私には生まれ付き頬に鱗のような跡がある。それに片目は血の様に赤かった。
皆んなはそんな私を【大蛇の呪い子】と言った。私のお母さんですらも産むんじゃなかったと罵倒された。それでも私は生きたかった。生きて生きて、いつかこの世界の『綺麗な所』を見てみたかった。
お父さんは私が生まれる前に薬草を採りに行ってそれっきり帰って来なかったらしい。お母さんはお父さんの死んだ悲しみを私にぶつけた。
「私が助けてあげる..!」
1人の女の子が私に向かって叫んだ。私は手を取って泣いた。その子は悪口を言う周りの人達から私を守ってくれた。それが嬉しくて私は毎日ここの大木で会うと誓ってくれた。