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ちょうどコトが起こった日から一週間目、TikTokのファンカップルである
桜田さんと久保田くんが警察に足を運んでくれた。
応接室のような個室での事情聴取が、始まる。
婦人警官と事務方の女性とで対応してくれるようだ。
婦人警官が、2人それぞれの顔を見ながら聴き取りを始めた。
「今回オフ会へ一緒に行かれた男性との間で、高遠さんから被害に遭ったとの訴えが
ありまして。
その夜彼女と一緒に泊まるはずだったあなた方がその場にいなかったのは
何故ですか?」
婦警さんからそう質問されると桜田さんと久保田くんが顔を見合わせた。
どう話せば良いのか、困っている風に見えた。
「はい。私たちも泊まる予定だったのですが、途中で高遠さんがかなり酔ってしまって──
その言いにくいのですが床に寝っ転がるくらい酔ってしまって。
ワンピースもミニでしたし……」
私には桜田さんが話にくいことが手に取るように分かり、冷や汗が出た。
私の記憶になかった場面、長谷川から知らされた場面が脳裏を過る。
「彼女は、床に寝ていたのですか?
それを見ていて、そのままにしていたのですか?」
婦人警官が私の知りたかったことを質問してくれた。
「明らかに、様子がおかしくなっていたので私は久保田くんに言ってベッドに
運んでもらおうかと思いました。
そんな矢先に、一緒に同行していた長谷川さんから別のホテルに泊まって
ほしいって言われたんです」
「どうして彼はそんなことを言ってきたのかわかりますか?」
「私と久保田くんとは交際している仲なので、まとめて一緒に別のところで
泊まってほしいと言いやすかったのだと思います。
それと彼はこうも言いました。
『久保田くんに、これ以上高遠さんのあられもない姿をさらしたくないから』と」
「それを具体的に話せますか?」
「高遠さん、ごめんね」
桜田さんが申告する前に断りを入れてくれた。
私は軽く首を横に振った。
AZ

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コメント
1件
みぅです🤍🥀 第49話、読ませていただきました。 あの日の真実が、警察の事情聴取という形で少しずつ明かされていく……すごく胸が苦しくなりました。桜田さんが「高遠さん、ごめんね」って断りを入れたところ、本当に優しい人だなって思うと同時に、これから語られる真実の重さを感じました。 自分の知らない、あられもない姿を友達が見ていたっていう事実、想像しただけで心臓がギュッと締め付けられます。長谷川さんの「これ以上さらしたくない」発言も、優しさなのか操作なのか……。 続き、すごく気になります。自分の知らない記憶の向こう側、何があったんでしょうか……。