注意*
・私の妄想でしかありません
・オリジナル主様がいます
(まだ見つかっていない設定です)
・苦手な人は閉じて下さい
ールカス視点ー
リラさんの後ろを歩き数分、私たちは違和感を抱いていた。
動物たちの鳴き声が異様にうるさいのだ。
⭐️「ルカス様、僕耳が痛いです…」
🍷「大丈夫かい?ラムリくん、とりあえず耳を塞ごうか。」
🦋「確かにうるさいですね。にぎやかってレベルじゃないというか…」
🦾「まるで俺たちを追い出そうとしてるみたいだな。」
そんな会話が彼女にも聞こえたのか、2mほど先を歩く彼女はこちらを振り返った。
💍「すみません、動物たちの中には人間に家族を殺されているのもいて、突然の来客に警戒しているようです。」
💍「ラムリさん?でしたよね、このままでは先に進めなそうなので、少し待っていて下さい。彼らを落ち着かせてきます。
あと、高い音が苦手なのであれば耳を塞いでおいて下さい。ラムリさんだけでなく他の方も。」
それだけ言うと、私たちの少し離れたところで…
💍「ピーーーーーーーーー」
口笛を吹いた。とても高く、長く、耳鳴りのような音だ。これには私もみんなも咄嗟に耳を塞ぐ。しばらくすると、森のあちこちから鳥たちが彼女の元へ向かって来た。鳥は彼女を円のように囲み止まる。
💍「ーーー、ーー。ーーーーーー。」
耳を塞いでいるから何と言っているのかは分からないが人間の言葉を話してないのは確かだ。おそらく鳥に伝わる言葉なのだろう。
鳥たちと話す彼女の様子に私も、他の三人も見惚れていた。
一通り話し終えたのか、鳥たちは一斉に森に散らばる。そして彼女は戻ってきた。
💍「鳥たちには、あなた方が敵ではないこと、私が招待したこと、決して襲ってはいけないことを話しました。この事を他の動物たちにも伝えるよう頼んだので、この鳴き声もじきに落ち着くでしょう。
少ししたら私の家へ向かいましょう。もうそこまで遠くありませんので。ラムリさんは大丈夫ですか?」
⭐️「…あ、うん!もう平気!ところでリラっち!それってどうやるの!?」
ラムリくんの目はキラキラと輝いていた。
💍「それ?」
🍷「はい、私も驚きました。まさか本当に人間以外の動物と意志疎通ができるなんて。」
🦋「まるで童話に出てくる妖精みたいでした。」
💍「ふむ、そんなことは初めて言われました。それに、どうやるのかと聞かれましても自然にできていたものなので教えようがありません。何千年もここで過ごしてきたので勝手に身に付いていたようです。」
🦾「……リベルタみたいだな。」
ボスキくんは無意識だろう。彼を思い出すボスキくんは少し暗い目をしている。
💍「……それはレイブンマスターの彼のことでょうか。」
🦾「!アイツのことを知っているのか?」
💍「はい、彼のことは最近森のカラスを通じて知りました。森にいるカラスは色々なところに出かけて行くので、そこで知り合ったのでしょう。お互い、会ったことはありませんがカラスを通して絵を送りあっています。」
🦋「絵を?二人ともカラスと話せるのであれば会話をした方が良いのでは?」
💍「それは考えましたが、やはり会話となると上手くいかないことの方が多かったのです。それに、彼は絵が好きなようなので。」
🦾「確かなアイツは絵が好きだが…」
💍「おっと、ここで話していたらまた日が落ちてしまいます。せめて歩きながら話しましょう。」
🍷「そうですね。もう動物たちの鳴き声も落ち着いたようです。」
そして私たちは歩き、さらに数分後、小さな一軒家が一つ見えてきた。
💍「あれが私の家です。知っての通り私とエルしか住んでいないので狭くはないかと。どうぞお入り下さい。」
私たちは促されるまま中に入った。
🦾「悪くねぇな。」
最初に口を開いたのはボスキくんだ。どうやら屋敷のインテリア担当としての血が騒いだのだろう。
💍「ありがとうございます。私はお茶を用意してくるので、そこのテーブルに座っていて下さい。」
そう言い、彼女はキッチンらしき部屋に姿を消す。
⭐️「ルカス様!きれいなものが沢山あります!」
🍷「うん、見たことないのもあるね。」
🦋「これは……!本でしか見たことないのに…!」
それぞれが部屋にあるものに興奮していた。しかし、そう思うのも仕方ないくらい、彼女の部屋は魅力的だった。
また聞きたいことが増えそうだ。きっと今日中には質問できないだろう。
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