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INTJside
俺は今日ISTP達と出かけてる。だけど少し頭が痛い。若干吐き気までしてきたし、朝より確実に悪化してる気がする。
(悪化してると思ったら余計に悪くなる。大丈夫、俺は平気。あと少しだし。)
そんなことを考えながらあいつらの話に耳を傾ける
ISTP「買いたいもの買い終わったな。次どーする?」
ISTJ「次映画観るんじゃなかったか?」
ISTP「あれ、そーだっけ」
INTP「え、ISTPみてこれ、俺昨日このステージの攻略法見つけてさ」
ISTP「え?まじ?教えて」
ISTJ「…はぁ、時間に間に合えばいいか。」
INTP「え、てかISTJも始めなよ。クソおもろいよこれ」
ISTP「そうだよ。俺この前INTJに勧誘して始めさせたし、ISTJもやろ」
ISTJ「……INTJ始めたのか?」
「うん」
ISTJ「……俺も暇な時間あったらやってみるわ」
ISTP「それやらないやつで草」
急に話を振られてびっくりした。ちゃんと喋れてただろうか。てか口数少ないからなんか喋らないと不自然って思われる、
ISTP「……」
ISTJ「どした?」
ISTP「いや別に。」
INTP「いかがわしいことでも考えてたんじゃね笑」
ISTP「は?ちげーし」
ISTJ「笑……そろそろ時間だから移動しよう。飲み物とかも買うし早めに行った方が混まないだろ」
INTP「えー、最初の方予告とかでつまんないから5分くらい遅れていこーよー」
ISTJ「それで見逃したらどーすんだよ。てか最初から俺はちゃんと見たいし」
「それはそう。」
ISTP「ほら、予告の間さっきの話の続きすればいいだろ」
INTP「え?お前天才?」
ISTP「もち」
INTPも納得したのか映画館へ向かい始めた。
ISTPside
さっきからINTJの様子がおかしい。顔色は悪くなさそうだけど、体調でも悪いのか……?
INTP「席どーする?」
「俺別にどこでもー」
ISTJ「俺できるだけ内側がいいな映画見たいし」
INTJ「俺端がいい」
「んじゃINTJ、俺、INTP、ISTJでいいんじゃね? 」
INTP「俺はいいよ」
ISTJ「俺も」
INTJ「俺も」
「はい、これチケット。」
INTP「たまには気が利くじゃん」
「おい、たまにとはなんだ」
ISTJ「まぁ間違ってはなくね」
INTJ「日頃の行いだろ」
「え、俺お前らになんかした??」
INTP「笑笑笑」
なんやかんや話しながら席に着いた。まだ予告編だったからINTPとゲームの話をしてた。ISTJは真面目に見てた。INTJ何してるんだろと横を向いたら顔色が悪そうだった。耳を塞いで一点を見つめていた。俺以外に気づいてるやつはいなかった。
INTJside
座ってあとは見るだけだと思ってた。それなのに映画の音量が大きすぎて脳に響く。うるさい、痛い、早く終われ。そんなことを思っていたらトントンと肩を叩かれた。
ISTP「……」
ISTPはINTPと話しながらイヤホンを無言で俺に差し出した。俺の顔色が悪いことに気づいたのかそのイヤホンにはノイズキャンセリング機能がついてた。すごくありがたかった。しかも無言で渡してくれたおかげでほか2人にはバレてない、よかった、
そろそろ映画が始まるからかINTPは前を向いた。俺はそのタイミングで話しかけた
「ISTP」
ISTP「どした?」
「ありがと、」
ISTP「ん、しんどくなったら呼んで。」
「うん、ありがとう 」
ISTPの気遣いはすごく助かるがこれ以上心配はかけたくないし、予定狂わせるのも嫌だから我慢。 俺はそう思いながら始まった映画を見始めた。