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INTJside
何とか終わった、映画の内容あまり入ってこなかったけどもう大丈夫、あとは帰るだけ。
INTP「ラストのシーンさ正解がないからさ俺らで自由に考えれるの楽しくね?」
ISTJ「えー、俺は結末はこう。って感じでしっかり終わる方がスッキリするかも」
ISTP「同感」
INTP「INTJもそう思わん?沢山パターンあるからクソおもろいじゃん」
「まぁ、分からなくもない」
INTP「やっぱお前はわかってくれると思ったよ!!!」
「叩くな、痛いって笑」
そんなことを喋りながら帰る。映画はまた今度見に行こう。それよりも早く帰りたいな。なんて歩きながら考えてると分かれ道に着いた。
INTP「じゃ、俺らこっちだからまたなー」
ISTP「おう、またな」
ISTJ「INTP次の予定なんだが……」
INTP「もう次の予定立てんのかよ笑笑」
2人の話し声が遠ざかっていった。俺らはそれを聞きながら帰路についた。
ISTP「…体調大丈夫なのかよ」
最初に口を割ったのはISTPだった。
「あぁ、おかげさまで」
ISTP「まぁ、今もそこまで良くないんだろ?家まで送ってやるよ 」
「いやいいよ、申し訳ないし」
ISTP「いいんだよ、俺が心配だからやるだけ。お前こうでもしないと頼ろうとしないだろ」
「…ありがとう」
図星だった。俺の心でも読まれてんのかってくらい。こいつにこの手の隠し事が通じないことはわかっていたがまさかここまでとは、
ISTP「ほら、あと少しだから頑張れ」
「申し訳ない……」
ISTP「いいって。代わりに今度なんか奢れ笑」
「お前それが目的かよ笑」
ISTP「ごめんごめん冗談だって笑笑」
「送ってくれてありがとうな」
ISTP「へーき。なんかあったら呼べよ」
「うん。じゃあな」
(これまずいかも……)
扉を閉めると1人になって疲れがどっときたのかそこで意識が無くなってしまった。
ISTPside
INTJを家に送り、家に帰ろうと歩いてたらドンッっと鈍い音が聞こえた。
「…INTJ?」
俺は心配になってINTJの家に戻ってインターフォンを鳴らしたが応答がなかった。
「おい、INTJ?……」
ドアをノックしたりインターフォンを鳴らしてるうちにドアが開いてる事に気づいた。
「おい!!!INTJ?!!?!しっかりしろ!!!おい!!!」
扉を開けた先には玄関で倒れているINTJがいた。イヤホン渡した時に手に触れて若干熱かった気はしたが、その時よりはるかにINTJは熱かった。
「くっそ、なんでこんなになるまで言わなかったんだよ。」
そう呟きながら俺はINTJを抱き抱えて寝室の方に向かった。