コメント
2件
え、滅茶苦茶分かる。私も拗らせめっちゃ好き。綺麗なバッドエンドいいよね〜 ガチのドロドロ(?)も好きです(←何の報告)
⚠︎太中
⚠︎学パロ
⚠︎捏造・妄想だらけ
⚠︎死ネタ
それでも佳い方は
⇩⇩⇩
強い風が躰に吹き付ける。
フェンスを掴む手の力を少しでも緩めるだけで、下に落っこちてしまいそうだ。
けれど私が望んだものがソコに在る。
あぁ、疾く逝きたいなぁ…。──そう思って、私はフェンスから躰を遠ざけていく。
刹那、大きな音を立てて屋上の扉が開いた。
「……はぁ…はぁっ……はっ……はぁ………」
息を荒くした青年が立っている。転入してきたばかりな為、私とは違う制服を着ていた。
風が赭い髪をあおる。
「太宰ッ!」
彼は私の名を呼んで、此方へと走ってきた。
あーあぁ…何で気付いちゃうかなぁ……。
気付いても来なくて佳いのに…。私の事嫌いなのだろう?
何時も嫌いだ!って云ってくるものね。
「…………」
視界に入る全ての物質の動作が、スローモーションのようにゆっくりに見える。
私も同じようにゆっくりな動きで、フェンスから指を離していった。
重力が躰にかかる。このまま落ちるのは自然現象だ。誰も止めようがない。
走ってきた中也が、私を止めようと手を伸ばす。
然しそれを──
──フェンスが遮った。
がしゃん。
其の音と同時に、私は地面を蹴る。躰が宙に舞った。
「っ!」
中也の表情が絶望に変わる。
「…………」
嗚呼、何時だってこうだ。
私と君の間には、何か壁がある。
私達の距離がどれだけ近くても、必ず壁に隔たれているのだ。
それが薄くとも、目に見えなくとも。
厚い厚い壁。
口の端にだけ私は笑みを浮かべる。顔が引きつるのが判った。
──ねぇ、中也?
本当は知っていたよ。
君が嫌いだと云っても、本当は私の事を好いている事。
──ねぇ、中也?
君は知っていたかな?
私も君が好きな事。
だからこれは、私から君への──最期の嫌がらせだ。
『愛してる』
フェンスの向こうで、私に触れようと足掻く中也に私は云った。
「────ッ!」
中也の顔が歪む。
あぁ、自分で云った癖に。莫迦だなぁ。
私は先刻の引きつった笑みとは違い、今度は優しく微笑んだ。
壁に隔たれ、届かないにも関わらず私は手を伸ばす。
中也は瞳から涙を零していた。
本当に莫迦だなぁ、私は……。
こうなる事が判っていた筈なのに、慰めてあげたいと思ってしまうなんて。
──ねぇ、中也?
君に一つ云う事がある。
──────────ごめんね、バイバイ。
彼の透明な瞳に映る一人の青年は、哀しそうな笑顔をしていた。
彼の瞳が映すのは────END.
───あとがき───
皆さん今日は!
暇すぎて何個も投稿してるスイ星です!笑
いやぁね、本当に暇なんだよ。
絵も描いてるんだけど、何か飽きたし……。
勉強しようかな、、、とも一瞬考えたけど、土日でいっか☆って思っちゃったし……(オイ?
えーとですね、うん!暇!!
でももう直ぐお昼ご飯の時間だから!
wwww
えっとね、私なんかこう云う結末の作品、前に一回書いた記憶があるんだよ。
なんか何となく察してる人もいるかも知んないんだけどさ、
私結構ドロドロ系好きなんだよね。
いやそう云うドロドロじゃないよ?
なんて言うんだろ、、
何かすれ違い?っていうかこじらせって言うか……。
うん!其処らへんのドロドロ!!笑
何方かが、相手の事を想って死にかけたりとかさ、
それで自分の所為だってなって、謝る〜とか、関係が元に戻る〜とかのお噺が大好物なんよ(問題発言)
んで?
どちらかと云えばハッピーエンドの方が好きなんだけどさ、
ほら、世の中、綺麗なバッドエンドってあるじゃん?
私が書いてるバッドエンドが綺麗かどうかは分からないけど笑。
相手の事を想ってとか、最後はすれ違わないでとか。
そう云う風なバッドエンド。
伝わってるかな?ww
まぁ簡単に云えば────
こじらせが大好き!!(〆が雑)
と云う訳で(?)
今作を見てくださった皆さん!ありがとうございました!
此の台詞、今日で何回目だろ笑。
多分だけど今日でめっちゃ投稿すると思う笑、暇だからね!
それでは、次の御噺でお会いしましょう。
バイバーイ!