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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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ーー千冬「……すみませんでした、泣」

ーー武道「分かりゃぁいいんだよ。」

「もうお前は部屋に戻れ。」

ーー千冬「はい、」


部屋に戻り、少し歩いて、倒れるように床に寝転んだ。

ーー千冬「………この傷放置したら、死ねる、?泣」

「もう死にたいんだ、もういいでしょ、?泣」

「ここまで来れたよ、?泣」

「ここまで、ちゃんと、持って帰ってきましたよ、?泣」

「もう、ダメですか、?泣」

「ごめんなさい、嘘です、冗談ですよ、泣」

「東卍を変えないと行けないですもんね、」

「3人で変えないと、、泣」

「1人でも、おれが継げばいいんですから、泣」

「まだ夢見てる見てぇ、、泣」

「………苦しいな、泣」

瞼が重くなってきた。四肢も、すごく重い。

視界がくらくらする、、こんなの、、

生き地獄じゃん、、

3回ノックの音が聞こえた。それでも返事なんて出来なかった。声が出ない。もう、何もかも消えかかってる、

ーー「入るぞ。」

その声の方に目をやったとしても、誰かわからなかった。またこの視界だ。一虎くんが死ぬ前見たい。

影しか見えなくなって、その後には、、、、

ーー「松野。医務室のやつを連れてきた。」

「………先程のことは謝る、悪かった、」

「今が辛いお前に寄り添うことが出来なかった。」

「もう大丈夫だ。安心して眠っていいぞ。」

ーー千冬「……ここ、くん、?泣」

ーー九井「よく分かったな、」

(この小節初じゃね?待って?俺初じゃね?おめでとじゃん。俺初。いや、記憶にないだけかもしれねーけどなんか嬉しいわ。てかやっと出したなっていう憎意が、、ここあの野郎ぶっころ案件にしてやる。)

「………金のためだけに動かされてる、、」

「俺も、金のためならなんだってした。」

「愛する人を救えなかった時からだ。」

「お前も、、いま失って、消えてしまいたいだろうな、」

「……俺も、彼女を失った時はそう思ったし、憎かった。」

「この世界が憎くて憎くてたまらなかった。」

ーー千冬「………」

ーー九井「でもな、松野。」

「それでもどうすることも出来ないんだよ、」

「どんだけ憎くても、この世界から離れては生きて行けねぇんだ、」

「腐ってく一方なんだよ、」

「分かるだろ?」

ーー千冬「ッッ、、さっきはごめんなさい、泣」

ーー九井「もういい。もういいんだ。」

「お前も苦しかったんだ。仕方がない。」

「ただ、防犯カメラの前だけはやめておけ、」

「あとの話が辛くなるだろう、」

ーー千冬「……ありがとうございます、泣」

「ぁの、、なんで、俺を、、」

ーー九井「あぁ、、怪我だらけだったし、正気ではなさそうだったからな、」

「……またプライベートでなら相談は乗る。」

ーー千冬「……金取りますか、泣」

ーー九井「気分によってな。」

ーー千冬「ははっ、wおかしな人、泣」

ーー九井「じゃぁな。」

ーー千冬「ありがとうございます、泣」





俺 は 生 か さ れ て し ま っ た  。








俺は眠りについた。

夢で亡き人が出てきた。真っ黒の、影のように真っ黒な彼らは無言で、ただ俺の背中をさすったり、撫でた。

その中俺は1人で泣いている。ずっと。ずっと。

あたりは1面あ真っ暗で、俺らのところはぼんやりと光が、照らされていた。

これが現実ならばどれほどいいだろうか。

ーー千冬「場地、さん、、泣」

「、、、一虎く、、泣」

喋っているつもりでも、彼らには聞こえていないようだ。

ーー千冬「嫌だ、行かないでください、置いていかな((」

彼らは俺を置いて真っ暗の方向へ歩いていった。

俺も追いかけようとするも足が固くて動かなかった。動けなかった。

ーー千冬「場地さんッッ!!一虎くんッッ!!泣」

「嫌だ!!置いてかないで!!泣」

「ひとりにしないでくださいッッ!!!泣」

「場地さんッッ一虎くんッッ!!泣」

「………場地さ、、一虎く、、泣」

「おれ、こんだけ頑張ったんです、泣」

「身体中が痛くて、、泣」

「ここまで頑張ったんですよ、?泣」

「……褒めてよ、、泣」



俺の夢は途切れた。現実に戻ってきてしまった。

今すぐ死んだって良かった。でも、変えないにはどうにも死ぬ事が出来ない。

たけみっちが帰ってくるのを待つしか無かった。

頬を伝う汗気分がいいとはとても言えないかった。

むくりと立ち上がり、歯を磨いた。

風呂に入るのには勇気がいる。痛みに苦しみながらも入った。ちゃんともう一度手当を自分でして、

時間が余っているため、部屋も片付けた。

どうせまた汚れるけどさ、、

片付けが終わり、リビングに腰をかけた。

灰皿が、視界に入った。

ーー千冬「………、、泣」



ーー千冬「場地さん、リビングで煙草吸うのやめてくれません?」

「匂いが着くんですけど、」

ーー場地「えぇ〜、、」

ーー千冬「治す気ないっすね??」

ーー場地「あ、バレた??w」

「じゃぁベランダで吸うわ。」

ーー千冬「言いましたね!?言いましたからね!!」

ーー場地「言った言った、笑」

ーー千冬「一虎く〜ん、寝るならベッドにしてくださいよ。」

「起きてーーー!!」

場地さんはその日からベランダで吸うようになって、

でも時間が無い時はリビングの時もあった、

一虎くんはいつもお気に入りの枕で寝てたな、


………当たり前だと思っていた日々がこんなにも簡単に壊れてしまうなんて。日常は毎日重かったんだな、

失って始めて毎日が奇跡だったことを気がつく。

今思えば毎日幸せだったのかもしれないな、、

あーあ、、今日が来なけれな、まだ2人と居られたのかもな、、

違うか、、、もう、、昨日か、、、

彼の煙草がまだ、あと2本ほど残っていた。

ーー千冬「………、泣」

俺の嫌いなものなのに、どうして火をつけてしまったんだろう、

一口だけ、、一口…、、

あなたの気持ちが知りたくて、、

1口吸ってしまった。

ーー千冬「……ゴホッゴホッ、、泣」

でも、やっぱりむせた。 

それでもかすかに場地さんの、匂いがした。

苦くて、むせるような匂い。そんな匂いが嫌いで、

大好きな匂いだった。

ーー千冬「うっ、グス、帰ってきて、、泣」

あの人たちが大好きになったキムチ鍋、

俺が初めて作って、最初は失敗しかけたけど、何とか成功して、喜んで食べてくれた。もう一度食べたいと言ってくれた。

ーー千冬「キムチ鍋、、何度でも作ります、泣」

「何回だって作ります、作ってみせますから、泣」



「帰ってきて下さい、、泣」




「            帰  っ て き て よ 、 、    泣  」





「また、、

                       煙 草 吸 っ て よ    、泣」







                                         


『 煙 草 臭 い 』

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コメント

11

ユーザー

この話今全部読んだけど最高じゃん!もうさいこ゛ぉ゛ぉ゛感動しかしないわ!!ついでにココ優し゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛もうこれは夢小説じゃなくて神小説です皆さんもう一度言いますこれは夢小説じゃなくて神小説です

ユーザー

ひなたちゃん感動(´;ω;`) なら私がそこに行ってタバコ吸ってあげようか?!

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