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こんばんは「クリオネ?」です
今日は、作者の誕生日♪(うふふ)
なので記念になんか投稿したかったんですけどやっぱりこれかな?と思ったので、新連載の「桜が咲く頃、君を想う」(全8話)という一気読みしたら作者の涙腺に突き刺さる話を投稿させていただきます。
少し前に泣きたいな〜と思ったときに書いてそのままだったので地雷の方多そうだけどこの際だから投稿しちゃおうかと思いました。
⚠️先に行っておきますがこの物語は舘さんの持病による余命表現がありさらに物語の最終話(第8話)、最終的に舘さんが死亡する表現が出てきます
⚠︎口調・年齢操作あり
それでもよろしい方のみどうぞ
朝のラッシュで混み合う通勤電車の中で、宮舘涼太(28)はつり革を握りしめたまま、ぐったりと頭を下げていた。
白血病の診断を受け、余命3ヶ月と告げられたのは先週のことだ。
延命治療を選ばず、残された時間を静かに過ごそうと決めたものの、倦怠感と貧血症状は日に日に増していた。
普段ならどれほど体調が悪くても誰かに頼ることなど考えないが、視界が急激に暗くなり、膝の力が抜けかける。
「……っ」
倒れる、と思った瞬間、強い力で肩と腕を支えられた。
「おい、しっかりしろ」
頭上から降ってきたのは、低く硬い声だった。
目を開けると、そこには見上げるほどの高身長で、絵に描いたような端正な顔立ちをした高校生が立っていた。
しかしその表情は冷たく厳しく、射抜くような鋭い視線で宮舘を見下ろしている。
「……すみま、せん……」
「喋るな。次の駅で降りるぞ」
目黒蓮(17)は、返事も待たずに宮舘の背中に手を回し、周囲の乗客を無言の威圧感で払い分けながらドアへと向かった。
ぶっきらぼうで高圧的な態度に、宮舘は一瞬気圧されたが、その手すがりは驚くほど丁寧で、宮舘が倒れないよう確実に体重を支えていた。
ホームに降り立つと、目黒は近くのベンチまで宮舘を半ば抱え込むようにして移動させ、乱暴に腰掛けさせた。
「……おい。水、飲め」
いつの間にか駅の売店で購入してきたのか、冷えたペットボトルを宮舘の手に押し付けてくる。
無表情のまま腕を組み、仁王立ちで宮舘を見下ろす姿は一見すると恐ろしいが、その瞳にはどこか隠しきれない心配の色が浮かんでいた。
目黒は学校でも有名な「完璧な秀才」であり「近寄りがたい人嫌い」だった。
17歳にして文武両道、容姿端麗。
だが小学生の頃に事故で両親と姉を一度に失って以来、彼の心からは夢や希望といったものが消え失せていた。
周囲に心を開かず、常に冷徹で高圧的な態度を取ることで自分を守っていたが、その本質は困っている人を放っておけない心優しい青年のままだった。
一方の宮舘は、28歳で小太り、メガネをかけた冴えない会社員だ。
これまで恋愛にはまったく縁がなく、興味すら持たずに生きてきた。
そんな二人が、毎朝同じ時間帯の電車に乗っているというだけの接点から、予期せず交差することになった。
「すみません、助かりました……もう大丈夫ですから、学校、遅刻してしまうのでは……」
宮舘が恐縮しながら声をかけると、目黒はハッと鼻で笑い、不機嫌そうに視線を逸らした。
「あんたの心配をしてるんじゃない。駅のホームで倒れられたら迷惑だから降ろしただけだ」
毒のある言葉とは裏腹に、目黒は宮舘の顔色が少し戻るまで、決してその場を離れようとはしなかった。
死を静かに受け入れようとしている28歳の男と、生きる意味を見失っている17歳の少年。
正反対の傷を抱えた二人の止まっていた時間が、この朝のホームからゆっくりと動き始めようとしていた。
コメント
2件

ちょうど読んだところだよ〜〜!😭💕 余命3ヶ月の宮舘さんと、心閉ざした目黒くんの電車ホームでの出会い、もうエモすぎるでしょ…! 「迷惑だから降ろしただけ」って言いながら顔色戻るまで離れない目黒くんのツンデレに心臓ギュンってなったよ⚡⚡ 28歳×17歳、傷を抱えた二人の時間がどう動き出すのか全8話で読めるの嬉しすぎる〜🌸 誕生日記念の投稿ってところもグッとくるね! 続きガン待ちしてます!✨