『おぎゃあ、おぎゃあ』
Q,今の心境を10文字以内で答えろ
A,OK転生ね察した
ということで鈴木財閥を上回る経歴真っ白な財閥に生まれ4歳になった米花町在住の柊彩よ。
え?何言ってるかわからないって?
頑張ってわかって。
前世の最後の記憶は、、、そうね、トラックに轢かれそうになってる猫を庇って、、、ブラックアウトだったわ。
俗に言うトラ転よ、トラ転。
しかも察している人もいるだろうけど名探偵コナンの世界に。
『、、、ペット飼いたいわね』
救済キャラでもペットにしようかな。
、、、あー、やばい。
4年もお嬢様として生活してきたから精神が毒されて、、、いやこのまま毒されてもいいんじゃ、、、?
、、、よし、もう毒されよう。
あ、そうだ。
父に呼ばれてるんだった。
「彩、マジックショーに興味ないか?」
『マジックショー、ですか。まぁ、少しは』
今世はハイスペックで普通の人だとすぐ見抜いちゃうからつまんないけど黒羽盗一さんのマジックは興味あるんだよな。
「知り合いがどうやらマジックショーをするみたいでね。彼のマジックは有名だから彩も気にいるさ」
有名、、、まさかね。
『そう』
ガチャ
「お、噂をすればだな。久しぶりだな、盗一」
あ。
「あぁ、久しぶりだな。祐。私は黒羽盗一と申します」
スゥッやっぱりかー!
『、柊彩と申します』ニコッ
「彩さんですか」
「娘はやらんからな」
うちの父は本当に何言ってるの?
母に似た娘の私が可愛いのはわかるけどちょっと過保護すぎ。
『、、、お父様。親しい中なのはわかりますがあまり失礼のなさらぬように』
「うっ、すまない、、、」
「いえ、私は気にしていませんしいつものことなので」
いつものこと、ねぇ。
「あっ」
『へぇ?これは後でお話が必要なようですねおほほほほ』ニッッコリ
逃がさねぇからな。
「ひっ」
『あら、4歳児、しかも娘相手に情けない声を出してどうしたんですの?』ニッッコリ
そういえばさ、私がにっっこりと笑うとめっちゃ威圧感があるらしい。
「な、ナンデモナイデス、、、」
『黒羽様も父がすみません』
「いえいえ、大丈夫です。それに今は無礼講。畏まらなくてもいいですよ」
「いつも通りで大丈夫だぞ」
『あら、そう。わかったわ。そうそう、忘れてたわ。ねね、私ねペットを飼いたい、忠実なわんちゃんとかいいわね。お世話は私がするし自分で探してくるから飼う用の家と探す為のマンションを買ってもいい?』
萩原さん救済頑張るぞー!
でもその前に黒羽さんか。
「、、、いいぞ」
『っしゃ!、っと失礼。素が出てしまいました』
ついつい嬉しくて中身が出ちゃった。
「ふむ、意外とお転婆なようで」
『あまり揶揄わないでください、、、。霊(りょう)、20人住んでも大丈夫な一軒家、、、広い庭、地下室付で部屋が全部広いといいわね。それと米花町内の20階以上の高層マンションを探して情報を私の部屋に置いといて』
「はっすぐ取り掛かります」
ほんっと私専属の執事の霊は有能ね。
『、、、そうだ。連絡先交換しません?父がやらかした時は是非連絡してください』
「わかりました」
「2人とも酷いよぉシクシク」
今は家だからいいけど父は童顔だし結構可愛い系の顔してるから外でそれしないでほしい。
SPと警察が出動する事態になる。
『成人男性の嘘泣き、需要あるどころか気持ち悪いですよ』
「うぐぁ」
あ、死んだ。
まぁ、自業自得でしょ。
『、、、はぁ、それでは私はやりたいことがあるのでそろそろおお暇させていただきますね』
「えぇ、また」
ガチャ
『あら、もう終わったのね』
もう並べてある。
あ、これだ。
アニメで出てきた様子と同じ。
よし、ここにしよう。
飼う用の家は、、、ここがいいわね。
『霊、こことここにするから手続きをおねがいね』
「御意」
お風呂に入ろ。
ふぅ、気持ちよかった。
そうだ、黒羽さんの救済に向けて動かないとな。
ハッキングでもしてメッセージを残しておこうかしら。
カタカタカタ
『ふぅー、できた』
「お嬢様、そろそろ眠る時間です」
『あら、もうそんな時間?ごめんなさい、熱中してたわ』
ほんとだ、もうすぐ10時だ。
「これを」
目が疲れたら暖かいタオル、、、本当に有能ね、この執事。
『ありがとう、気が効くわね』
「おやすみなさい」
『おやすみ』
バタン
『返事はOK、ね』
ん?黒羽さんの何送ったんだって?
貴方命狙われてるから死亡偽装した後家とか戸籍とか世話してあげる。ちょうどペットが飼いたくて探してたの。貴方が忠実なわんちゃんになってくれると嬉しいわ。って送ったのよ。
警戒されないように正体を仄めかしといてよかった。
それじゃ家の準備をしないと。
『霊、あの家使いたいから掃除させといて。それとある程度の自炊できる材料と道具、成人男性の服を全身セットを十数着、いろんな種類のを置いといて』
「仰せのままに」
そういえばいつも指示に従ってくれて私の元につけてていいのかって思うくらい有能なんだよね、霊って。
『、、、いつもありがとね』
「いえ、これが私の使命でもあり喜びでもあるので。お嬢様はそのまま私達に指示していればいいのです」
きっとこれからそれぞれのストーリーが始まりコナンが生まれ組織も警察も大きく動き始める。
犯罪率も跳ね上がり今までなかったことが起きて私も色々暗躍しなきゃいけない。
霊にはそれの手助けをしてもらうことになるだろう。
『、、、これから世界は大きく動く。私も色々しなきゃいけないことも増えてくる、だからこれからもよろしくね』
「よろしくお願いします」
本当に有能な執事だなぁ。
〈黒羽盗一がマジックショー中に死亡ーーーー〉
『てことでここが家よ。これから色々人入ってくるから狭くなるだろうけど我慢してちょうだい。あ、間取りこれね。服とか食べ物とかもう用意してあるから。何か必要なものがあったら教えて。買ってくるわ』
「何から何までありがとう」
軽くだけど変装させたから知らなかったら誰かわからないわね。
『ただの前払いよ。忠犬になってくれるんだから、世話は飼い主の仕事でしょう?』
「!そうだな、ご主人様」
『、、、貴方本当声いいわよね。特徴的なんだから変装する時は声を、、、と思ったけど普通に機械無しで声変えられるからいっか。基本ここに居たいけどマンションのこともあるし、、、でも定期的に顔出すつもりよ』
「そうか。、、、ご主人様は4歳児とは思えないな」
、、、ちょっとまずいかな。
『あら、じゃあ何歳に思える?』
「4歳児にしては賢いが、、、雰囲気が少し大人びた子供。中学生くらいか?子供よりだからきっと12か13くらいだろう」
いやいやいや、なんでそんなドンピシャで当ててくるの?
『ふふ。さぁて、貴方はこれをどう捉えるか楽しみね』
「それは有難い」
『それじゃ、そろそろ行くわね』
「いってらっしゃい」
『えぇ、行ってきます』
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