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アラスター「誰しも自分が可愛い・・・もちろん、私も例外ではありません」
アラスター「どんな善人と呼ばれる人だろうと、命が懸かれば最期には自分を守るものです」
アラスター「他人か自分か・・・ひとたび天秤に懸かれば、私は迷いなく自分を選びます」
アラスター「ただ・・・・・・」
そこまで言って、アラスターは一瞬だけ言葉を詰まらせた。
小さく息を吐き出した彼は、ゆっくり一度だけ瞬きする。
アラスター「私にも、何かを大切に思う心くらいはあります」
アラスター「前にも言ったでしょう。貴女と共に過ごしていた時間は、悪くなかったと・・・」
アラスター「私にも、失いたくないものはあるのですよ」
まっすぐに目を見据えられ、視線を逸らすどころか瞬きさえも忘れてしまう。
こんなに真剣な声で、真剣な眼差しで。
そこに隠された意味に希望を持つのは、きっと間違ってる。
・・・でもこんなの、期待するなという方が無茶だ。
〇〇「アラスター、それって・・・・・・」
小さく震える声で、どうにかして言葉を絞りだそうとしたとき―――
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