今日から出来るだけ毎日投稿心がけるようにします()
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sho side
横では静かにロボロがコーンスープを飲んでいる。
さっき冷たく言ってしまったからだろうか、
少し涙ぐんでるようにも見える。
ごめんな…ロボロに怒った訳じゃないんだ。
前から微かに気づいていた。
ロボロの身体にある痣、親を前にしたロボロの顔、ロボロに対する両親の態度。
もっと早くに気づくべきだったんだ……!!
俺がもっと早くに気づいたら…気づいていたら……
ロボロは傷つかずに済んだのに……!!!
ロボロを傷つけたのは、両親だけじゃない、
俺が……俺が、傷つけたんだ。
「俺はロボロの傍にいない方がいいのかもしれない」
何回そう思っただろう。
俺と話す時、ロボロはいつも優しい顔をするんだ。
でもやっぱりしんどそうな時もあった。
なのに、気づいてあげれなかった……
誰よりも1番そばにいたのに。
トンッ
ふと肩に何かがあった。
横を見ると、とても顔も赤く、今までにないほど荒い息をしているロボロが俺にもたれかかっていた。
sho「ロボロッッッ!!??」
rbr「ハァッ…ハッハァッッ」
荒いようで荒くないような息遣い。
俺の頭は止まっていた。でも…
sho「ッッ病院!!!」
いや、でも待て…?
こんな真冬に歩いて30分はかかる病院に、体調が悪いロボロを背負って行くのか、?
余計悪化するんちゃうか?
正直位置情報に関しては安心していい。
俺のスマホに入ってるGPSはきっと壊れてる。
家であんだけ思いっきり叩き割ったんだから。
ロボロはスマホを持ってないはず…だから最悪病院に行っても親にバレることはない。
でも…でもどうすれば…!!
タクシーとかで行く?でもそれだけのお金がない。
そんなことを考えている間も、ロボロはずっと荒い息遣いをしてる。
顔は真っ青で気分が悪いの一目瞭然。
sho「ロボロ…聞こえる、?」
ロボロはうっすらと目を開けて静かに頷いた。
sho「…病院、行かなあかんと思うねん。」
「ここから30分ぐらいかかると思うんけど…俺の防寒着全部ロボロに着せるから、だからっ、少しだけ我慢してくれんか?」
rbr「ッッッ…寝てれば…大丈夫やから、行かんくても、、平気や」
sho「で、でもっ!!!」
rbr「大丈夫…やかッッ…ゴホッ…ヴ…ゲホッゴホッゴホッ…」
明らかに悪くなっていくロボロの身体。
俺が無理に外に連れ出したから…!俺のせいや、俺のせいで…
途端にロボロの頭が俺の膝へ落ちてきた。
sho「っお!!!ロボロ!!??」
ロボロからの返事はなかった。
寝た、のか、?
sho「ちょ、ろ、ロボロ…ちょっとだけ起きて……」
ほっぺをペチペチしながら少しでも起こそうとする。
でもロボロは起きなかった。
俺はその時、ロボロの意識がなくなったんだと、察した。
sho「ろ、ロボロ!!ロボロぉぉ!!」ポロポロ
「ねぇ、ロボロ、?起きてや…ロボロぉ、!」ポロポロ
周りの人が俺らをチラチラ見てる。
でも誰も助けてくれない。
「大丈夫ですか」も「救急車呼びましょうか」も何も言ってくれなかった。
でも、ロボロは…今までそんな世界の中で1人で生きてきたんや……
俺のせいや…本当に申し訳ない。
とにかくロボロを病院に連れていかなければならない。
とりあえず、お金だけ払って、自分が着ていた防寒着は全部ロボロに着させて、ロボロをおんぶする。
意識ない人はとても重いと言うが…重いはずなのに、ロボロはとても軽かった。
元々身体が小さいのもあるんだろうけど、でもそれよりも軽かった。
俺らが店の外に出ると同時に、3人の男性とすれ違う。
でも、そんなのどうでもいい。
とりあえず病院に行かなければ…!!
俺はすれ違ったはずの男に声をかけられた。
コメント
2件
ングッッッ!!!続きが見たい!! ショピチノもだけどシャオロボも凄いな、、拳と足か…まだ一瞬に伝わる竹の棒と孫の手の方が痛くないわ…(5年の経験者)
2人はどうなっちゃうんだ… 続き楽しみにしてます!