寧々said
『お茶子ちゃん、入るよ』
麗「あ、寧々ちゃんや!!」
『いやぁ、負けてしまった』と、頭を掻きながら笑顔で話す
『最後いけると思って調子乗ってしまったよ』だとか、先程の試合を饒舌に語る
無理して笑ってんの見え見えなんだよなぁ、、、
麗「いやぁ、やっぱ強いねぇ爆豪くんは!!完膚なかったよ。もっと頑張らんといかんなぁ私も!!」
『お茶子ちゃん』
麗「ん、どうし―――」
いつまでも笑顔で語っているお茶子ちゃんに、そっと抱きついた
麗「寧々、、、、、、ちゃん、、、、、、?」
『強がらなくていいんだよ、お茶子ちゃん。負けることは、誰だって悔しいもん』
麗「、、、、、、あ」
私の胸元で、嗚咽が聞こえてくる
キュッと私の裾を掴んで、涙で私の服を濡らす
そんなお茶子ちゃんの頭を、そっと撫でた
『悔しいってことは、それほど本気だったってこと。立派なことじゃん。それに、お茶子ちゃんも凄かったよ』
爆豪をあそこまで翻弄できる人なんて、なかなかいないと思うよ
麗「凄くなんてないよ。あそこからの打開策、全然あらへん状態やったし。完敗、、、、」
『・・・』
まぁ、一発で自分の策を砕かれて、自身がなくなっても仕方ないか
『爆豪にも、ちゃんとダメージは与えられてた。気づいてないかもしれないけど、最後、あいつの手震えてた。お茶子ちゃんの攻撃も、ちゃんと通ってたよ』
涙を流しながら『早くお父ちゃん達を楽にさせたい』と語るお茶子ちゃん
ほんと、この子は・・・
『お茶子ちゃんは、絶対、優しくて立派なヒーローになれるよ。だからさ、お茶子ちゃん。焦らず。ゆっくり行こうよ。私たちと一緒にさ』
麗「、、、、、ッ、うんッ!!」
はぁ、、、、、
君たちを見ていると、だんだんと罪悪感が溜まっていく
早く、話さないとな