次の日の放課後
蒼井「紗希!来たよ!」
紗希「茜さん〜!」
茜「あのさ、七番様にはもう会った?」
紗希「?いえ〜会ってませんよ〜」
茜「じゃあ七番様には極力関わらないで」
紗希「?」
茜「話しかけられても…のらりくらり交わしといて…」
紗希「わかりました〜…あと私からも報告?があって〜」
茜「報告?」
紗希「昨日寝てたら夢を見たんです〜」
紗希「その内容が〜…」
紗月が…いや紗希が話したのは…
昔紗月と僕とアオちゃんの3人で少し遠くに遊びに行ってたときに迷子になった時の事だった…
幼稚園の頃
茜「紗月、アオちゃん!こっち行こう!」
葵「え?行ってみたい✨️」
紗月「でも危ないよ〜?」
茜「大丈夫!大丈夫!ほらー!」
葵「待って〜!」
紗月「あ、ヤバイヤバイ〜!仕方ないなぁ〜」
しばらくして
茜「ここどこ〜?」
紗月「あ、茜…アオちゃんがいないよ…」
茜「えっ!?アオちゃん!?」
紗月「う〜ん〜なんとなくアオちゃんの気配がこっちからする〜」
茜「行ってみよう!」
紗月「うん!」
茜「アオちゃんー!」
紗月「アオちゃーん?」
葵「紗月ちゃん!茜くん!」
紗月「いた!アオちゃん大丈夫だった?」
茜「アオちゃん!」
紗月「よかったぁ〜!」
茜「でも…ここどこ…?」
葵「あ…どうしよう…」
紗月「………あ!そうだ〜!ちょっと待っててね!」
茜「?うん」
葵「わかった…」
紗月「きつねさん」
?「!」
紗月「お家に帰る方法を教えてくれない?」
?「…いいわよ」
紗月「ほんと!?」
?「ここの道を真っ直ぐ行くときっと見覚えのある場所へ行けるわ」
紗月「!ほんと?」
紗月「ありがと♡」
紗月「’きつね’さん」
?「…私の名前は__よ」
?「次、きつねさんなんて、言ったら噛みちぎるからね!」
紗月「わかった!ありがと、__さん!」
?「えぇ」
紗月「2人共!」
茜「紗月!」
葵「戻ってきた!」
紗月「こっち〜」
葵、茜「?」
紗月「バイバイ、__さん」
葵、茜「……?」
紗月「はやくいこー!」
茜「待ってよ〜!」
葵「あっ!私ここからなら道わかるよ!」
茜「ほんと!?」
葵「うん♡」
紗月「よかったぁ〜!」
茜「だね!」
あぁ、やっぱり紗希は紗月だったんだね…
零番「茜さん?どーしましたー?」
ホラ、そうやって心配そうに
顔を覗き込むその仕草
紗月そのものだよ…
茜「ううん、なんでもないよ」
零番「ならよかったです!」
ニパァーって効果音がつきそうなその笑い方も紗月だ…
茜「いつか絶対思い出させてあげる」
零番「フフッありがとう」
茜「えっ!?聞こえてた!?」
零番「えぇ、バッチリと」
茜「うわーはっず」
零番「私耳はいいので!フフッ」
なにもかも紗月だ…
茜「また来るね!」
零番「えぇ、また明日!」
どうだい?かなり頑張った!
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