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私は少し屋上へ行き空気を吸っていた。
すると出入りぐちから誰かが来る気配がした。
(誰だろう、まいいか)
と思った時ドアが開かれ迷いが一瞬あったように見えたが私の隣に来た。
侑「…」
かな「どうしたのですか?」
侑「…別に、なんもない」
かな「…」
とそこで会話が途切れ沈黙がやってきた。
私は基本無言でも気まずくは思わないタイプで、よく友達と無言になってもなんとも思わなかった。
侑「な、なぁ」
かな「、なんですか」
侑「、、、敬語、抜いてくれへん?」
かな「は?なぜ?」
侑「なんか、距離置かれてるみたいで嫌や」
かな「そんなこと言われても―」
私がそこまで言うと彼はかぶせ気味に言った。
侑「好きな人とは距離縮めたいやん」
その言葉で他の人はここで赤面する場面だが私は、合宿中に何度か起こっている頭パニック状態になってしまった。
(は?ん?好きな人?え、なんで?意味不明、、、、、ん?)
かな「…………」
私は表では無言だけど、裏(心の中)ではうるさい。
だからよく心の中で反省会を開いたり、その人の悪いところを言って改善の仕方まで言っているとてもうるさい人だ。
なぜそんな私を好きになった?????????????
きっと険しい顔をしていたのか、少し引き気味で名前を呼ばれた。
侑「え、、日河、さん?」
その声ではっとし、つい間抜けた声を出してしまった。
かな「あ、、、、」
そして、またまた引き気味で聞いてきた。
侑「敬語、、抜いてくれますか」
と。まぁ、正直私は好きな人はいない。相手は気になっているだけの相手、、、、そう、気になってるだけ
私はこの感情を打ち消すためにそう言い聞かせていた。
かな「、、、二人だけの時でしたら……いいよ」
侑「ほんま!✨️」
おぉ、眩しい。
宮侑が犬だったら尻尾ブンブンふってそう。
かな「、、、でも、引かんといて欲しい。その、私、敬語抜いたら結構毒舌にになるから」
侑「うん!✨️」
かな「、、なら、いいけど」
侑「あ、あとさ誕生日っていつなん?」
かな「誕生日、誕生日は10月7日やけど」
侑「ありがとう!ほな!また後で」
かな「う、うん」
何だったんだ、あのイケメンさん。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私は十分ぐらい屋上から空を眺めていた。
(はぁ、なんか、暇だな)
でも、もう飽きた。だから戻ることにした。
私は心のなかで
(、そういやバレー辞めない宣言したからバレーをまた練習しなと)
と、これからの事を考えながら体育館へ向った。
体育館に近づいていくうちに女子組の悲鳴や男子組の悲鳴、助けを求める声が聞こえた。
(ん?何事だ?)
私は歩くスピードを少し上げて体育館へ…
〜体育館〜
二口「!!!」
体育館につくと二口が私に気づき、私に向って叫んだ。
二口「あああああああ、あれGがいる!!!!!」
私はその一言で全てを察した。
みんなはステージ側の右の隅に追いやられていて前には強そうな人を盾にしている。
二人死んでいて、一人は顔を真っ青にしていた。(宮侑はきっと急いで帰ったんだろうな)
侑「チーン」
及川「チーン」
旭「ブルブル」
その人達の後ろを見るとその人たちも顔が真っ青。
例外は清水さんだけで、顔を真っ青にして必死に清水さんに抱きついている谷地さんがいた。
清水「、」
谷地「ブルブル」
研磨「ブルブル」
黒尾「ブルブル」
リエーフ「ブルブル」
なるほど、今この状況でみんなを救えるのは私しかいないってわけか、、、
私はめんどいと言おうとしたが我慢し、代わりに私はいつも持ち歩いてるアルコールスプレーを取り出した。
そして、あたりを見回す。
すると、突然後ろの方からブーンといった音が聞こえ、その音が私に近づいてきた。
そして、後ろを振り向くと思ったより近くにいて、つい反射的にアルコールスプレーで殴ってしまった。
そのお陰か、なぜか○んだ。
ゴキちゃん「チーン」
かな「、、え、なんか、ごめん」
私は反射的に○してしまったことに対して誤った(もう、お亡くなりになっているけど、、、、)
私は手際よくゴキちゃんの後処理をし、次の課題に当たった。
課題、とは。
それは○んだ人を生き返らすこと、つまり宮侑とクソ川ナルシストを起き上がらせろということだ。
うん、めんどい。宮侑もめんどくさいけど、、クソ川ナルシストの方がもっとめんどくさい。
同じ人間なのになんでこんなに違うのか、本当に知りたい。
大地「、、どうやって生き返らせようか」
清水「、侑くんはなんとかなりそうだけど」
谷地「あ、あの方を連れてきたら良いのでわないでしょうか」
清水「あの方??」
東峰「あ、あの方??」
谷地「はい!青城の副主将さんです!!」
大地「確かに、なら俺は呼びに行ってくる!そっちは頼んだ!」
タッタッタッ
大地さんが走りさる。
二口「お前だったら起こし方分かるだろ、あれ」
と言いながら私の隣に立つ。
(そんなにG怖い??)
かな「、うん」
二口「なら頼んだ」
かな「…」
私は宮侑に近づきこういった。
かな「バレーができなくなりますよ、あと昼ごはん抜きです」
と。すると宮侑が勢いよく起き上がった。
今回は少し離れていたので、その、ふぁーすときす??…にはならなかった。
侑「え、昼飯…バレー」
かな「嘘ですよ」
侑「よかった」
どうやら彼はバレーもご飯も大好きなようです。
コメント
3件
こんにちは、寺島あおいです🌷 第23話、拝読しました!屋上での告白シーン、すごく良かったです…!敬語を抜いてほしいっていう宮侑くんの「距離置かれてるみたいで嫌や」って言葉に、彼の不器用だけど真っ直ぐな気持ちが詰まってて、胸がきゅっとしました。それに対するかなさんの「毒舌になるよ」って前置きも可愛くて、二人の距離感がちょっとずつ縮まっていく感じがたまらなかったです! そして後半のゴキブリパニックからの、かなさんが一発KOする流れ…もうギャップが面白すぎて笑っちゃいました。宮侑くんをバレーとご飯で起こすのも、彼らしくて大好きです。次の話も楽しみにしてますね!