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〜内容は察してくださいっ!〜
おどみんマフィアパロ〜第一話(続きはない)〜
倒れている少女
俺――さぁーもんは、歩いている途中にある女の子に出会った。
その女の子は桃色の髪をしていて、毛先はちりちりとしていた。
それに、体じゅう傷だらけでおまけに、血もついており、身なりは汚かった。
その割には、傷だらけでも、顔が充分整っていることが分かり、結構な美貌だと感じ取れる。
…………多分、どこかの裕福な家庭が破滅したんだろうな、と俺は思った。
殺し屋が普通にうじうじいるこの世界で、そういう事はよくあるし、見て見ぬふりをしようと思った。
だって、一度助けてしまったらキリがないし。
俺は、人助けなんて柄に合わない。
性格だって自分で理解できるほどに良くないし。
俺はそんなのことを思いながら、素通りをしようとする。だけど、不意にその女の子と目が合ってしまった。
その女の子の瞳は、顔は、どこかあいつを思い浮かばせた。懐かしさを感じる。
その途端、あの光景がフラッシュバックする。
血で汚れても、その綺麗な顔に傷がついても、最後まで笑って、俺を助けてくれた、あいつを、鮮明に思い出してしまった。
「………っ…」
俺は手を強く強く握りしめる。
血管が浮かび上がるぐらいに。
「………なに?」
その女の子はこちらを見て、睨見つけてくる。
初めての何かに出会って、威嚇する野生動物みたいに。
「………………」
俺は無表情にその少女を抱き上げる。
そして、自分の家へと走り出す。
「……え、ちょっ…………はぁっ!?」
その少女がびっくりしたように声を出して、文句を言っているのも聞きやせず、無我夢中で走る。
はっはっ、と声を漏らしながらも、一度も止まらず、走る。
今、こいつを手放したら、もうあいつに顔向けできない気がして。
と、そしたら突然背中側が重くなった。
一瞬驚いたけど、別に気にするようなことでもない。
…まぁ、これでもマフィアですし、この女の子、痩せすぎてるし。
俺は家に帰り、手を洗い、少女をソファに寝転ばせた。
………………やっぱり、似てる…な。
「………ん〜ん………っ」
少女はしばらくした後に目を覚ました。
「大丈夫そ?」
俺はこいつの隣…正確に言えばソファの横に椅子を持ってきてその椅子に座りながら、やっと起きたこいつに言った。
だけど、運び込んで来てあげたっていうのに、その少女は目を見開いて、腰のポケットに手をやった。
……多分銃でも取り出そうとしてるんだろうなぁ……と一人心の中で思う。
だけど、その銃はもう俺の手元にあるんだけど。
「ごめん、銃は俺に、預けさせてもらうね」
俺はそう、表面上は笑顔で言った。
もしかすると、あいつと何か関係あるかもしれないけども、今はまだそれは仮説だし、滅んだ裕福な家庭育ちと思ったほうが当たる確率が高い。
………裕福な家庭育ちだったら、少し脅しただけで泣くからね。
そして、俺がそう告げたら、こいつは目を見開き、一瞬固まった。
その後、こいつは俺を見て、告げる。
「………貴方、何が目的?金?それとも政府に私を売るつもり?」
美貌のピンク髪の少女は、俺を人睨みしてくる。
…………運び込んで来てあげたのは俺なんですけど。
お前、もう少しで死ぬところだったんですけどっ。
俺はそんなことを思いながら、一応笑顔で取り繕いつつ、言った。
「いやいや、そんなわけないじゃんっ。と言うかごめんね?連れてきちゃって。お家に帰りたいよね?」
俺はお家帰りたいよね?と答えを分かっていながらも、意地悪で聞く。
…一応、あいつと関係があるのかもしれないなら、その疑問を徹底的に調べなきゃいけない。
俺は……あいつに「ありがとう」も言えない、臆病者……バカだったんだから、こいつがもしあいつの大切な人なら……命を懸けてでも守り抜かなきゃいけない。
…………あいつが救ってくれた命を、名誉のある死で終わらせたい。
「…………私、家ないから」
こいつは少し悲しげに、だけど視線は冷たく言ってくる。
うーん、分かりきってた答えだ。
ちょっと、意味の分からない表情だけど。
まぁ、じゃあ、次の質問に行こう。
外面は取り繕うけど。
「あのさ、聞いちゃ駄目かも知れないけど、何があったか話してくれないかな?少しだけでも良いから」
俺がそう言うと、少女は5秒ほど沈黙したあと、口を開いた。
………こいつ、結構なんでも答えてくれるかもしれない。
俺の予想――あいつと関係していると言う仮説が外れてたら、思う存分利用しようーっと。
当たってたら…………命に代えてでも守らなきゃいけないんだけど。
「……親が、政府に殺されて……その後、親の敵の政府に引き取られて……酷い目に遭わされて………残りのたった一人の家族だった兄も…その政府に殺された………っ」
その少女は兄の話になった時だけ、一瞬…ほんの一瞬悲痛の顔色になった。
……………俺、政府の反乱組織のおどみんだし、こいつと共闘できそうなんだけど。
その政府に殺された家族と言う弱みを握って、反乱組織に向かい入れようかしら()
…………それに、兄がいるのか。
やっぱり……あいつの妹…だったりするのかな。
まだ分からないけど………雰囲気とか顔とか………似てる。
でも、髪色は全然違うし………あいつの妹だとするなら、多分、義理の兄妹なのかな。
………というか、こいつ、睨むのだけは一丁前の顔色全く変わらない図太い小娘だと思ってたけど、普通に顔色変わるんだ?
表情とか変わるほうが、人間味あって、俺は好きだよ。
…と、何か言わなきゃか。
「………それは…酷いね」
あくまで悲痛感のある悲しげな顔をしながらそう口を開いたのだった。
「………………」
こいつは俺の目を見てまたもや睨見つけてきた。
………勘…づいてる?
この言葉が心の入っていないものだって。
いや…気のせいかな。
…………ていうか、一応言っとくけど、これ、俺が冷たいんじゃなくて、政府はいつもこんなことをするからなぁ……っていうだけだからっ。
俺がこんなこと(自覚あり)になってるのは、政府のせいだからっ!
政府が何回もこういうことをするから、家族が死ぬこととかに見慣れちゃっただけだから!(言うて、一部と言うか、結構さもさんの性格面も関与してるけど)
……って、話がちょっと変わっちゃった。
勘づいてるはずかないよな……って言う話だったよね。
………だけど…あいつの妹かもなんだし、勘づくことぐらいできそうなんだよな………。
…………うーん……それだったら、利用もできそうだし……一か八か誘ってみようかな。
勝手に誘うのは結構規律違反にあたるんだけどね。
あいつの妹と言えば許されるでしょ。
あっ、違った場合は釘刺しね。
それと、断られた時も釘刺しね。
「あのね、俺さ、政府の反乱組織のおどみんって所に働いてるんだ。君も来ない?」
俺は優しそうな顔を装って言った。
……もしかしたら仮面を被ってるって見抜かれてるかもだけど。あいつの妹だと思われるし。
「………………」
こいつはじっと俺の目を見たあと、「はぁ…」と息を吐き、一瞬何かを考え込んだような素振りをして頷いた。
……………結構行動が分かりやすいな。
「良いよ、暇だし。…と、その前に貴方の名前を聞いていい?」
こいつはそう微笑みながら問いかけてくる。
顔面100点、聞き方0点。
自分から名乗れ、直球に聞いてくるな、嘘つかれるぞ。
…まぁ、俺がこいつの命恩人(?)だからこそ、信用して、分かりやすく聞いてるかのかもだけど。
他の奴らにもこれをやったら、絶対利用されるよ?まぁ、俺も利用するけど。
………まぁ、でも名前ぐらい本名でいっか。
別にこんな少女相手に俺を殺せるはずもないし。
「さぁーもん。宜しく。君の名前は?」
俺はすんなりとこいつにやられた聞き方をやり返した。
やられた方からすると、バカだなぁ…と思うのが普通だし、流石に気づくでしょ。
『あっ、これで聞くのはだめだな』って。
…まぁ、俺ぐらいにもなれば、嘘か本当かくらい見抜けるようになるし、直球に聞いても良いんだけど。
………と、こいつは少し何かを考え込んでる様子だった。
「んっ?どうした?」
「…………いや、…なんでもないよ、なんでもないんだけど………――」
俺が首を傾げると、こいつは首を横に数回振ったあと………笑いかけてきた。
「貴方、私の兄の仲間だったでしょ?」
と。
「…………」
俺はあくまで沈黙を貫き通す。
…………だけど、内心は結構大惨事だった。
仮説も立ててたし、そうだと結構確信してたけど………こいつに先に言われるとは予想してなかったものだから。
「……嘘は言わなくて良いよ。兄から貴方のことはよく聞いてたし。……ね、私の兄を奪った『最高のパートナー』様?」
そう言うこいつの背後から、ゴゴゴと言う圧を感じる。
………政府に殺されたと理解はしてるけど、その相方で、兄を守れなかった俺を許せない…ところかな。
それに、最高のパートナーって、絶対あいつが言ってたじゃん、センスがないところまであいつじゃん、確信できるよ、あいつ分かり易っ。
「……私の兄がっ、貴方のせいで……っ」
………こいつが言う言葉の続きは分かる。
俺のせいで、兄は死んだでしょ?
何回も言われてきたよ、あいつを慕っている奴らから。
まぁ、こいつは政府のせいだって半分理解してるだけマシかなぁ。
俺はそんなことを思いながら、こいつの言葉の続きを待つ。
「私にあまりかまってくれなくなったでしょぉぉぉぉっ!!」
こいつは頬を膨らませて、訴えてくる。
「……………」
俺はぽかんと口を開ける。
…本当にびっくりした。
予想の的に外れまくったから。
…………………こいつ、あいつに似て、兄弟愛強いタイプか……………。
兄妹って似るんだな………。
「そうだよ?あいつは俺を選んだからねっ。それに、俺のほうがあいつと仲良かったからっ。もう一回言うけど、あいつに選ばれたのは俺だからっ!」
俺はフフンっと自慢げに言った。
そしたら、こいつはムキー!と口から火がでそうなほど、頬を膨らませ、少し大きな声で言う。
「わたっし〜の方が、一緒にいた時間は長いもんっ!!!」
頬がどんどん膨らんでいく。
風船みたい。
だけど、これ以上戯れてても、こいつの頬が風船になるだけだし…………。
先を施すか。
「そろそろ、名前、名乗ってくれない?」
俺は笑顔で言う。
招待バレたし、どんなに圧をかけても、微笑んでも、泣いても、怒っても、セミになっても、変わらないよな。
まぁ、だけど、笑顔のほうが優し様に見えるから好き。
だけど、多分、こいつから見た俺の目は冷たかったんだろうな、「こいつ、人間じゃねぇ」見たいな言葉が顔に書いてある。
結構ひどい。
「…………ななし。家族から呼ばれてたあだ名はななっし〜。……だから軽くななっし~って呼んで」
「分かった」
ななっし〜の名乗った少女に淡々と頷き、微笑みながら、拳を差し出す。
「これから宜しく」
「……………宜しく」
ななっし〜もしばらくした後に拳を差し出してきた。
……………こいつの扱い方も…考えないとな…………。
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〜一応かきたかったコーナー〜
「ちなみに、わたっし〜ね、政府には774番って言われてた」
「え〜、囚人じゃん」
「そりゃ、私は囚人よ、いや、それよりも境遇はひどかったけど」
「それ、だから優しくしてっていう遠回しの合図?」
「そんなわけないじゃん。貴方にそんなの求めてない」
「じゃあ何なら求めてる?」
「お金」
「性格悪っ」
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〜雑談〜
今日ね、運命を感じたんですよっ!
フォローしようとしてた人から、フォローされたと言う運命!!
これは偶然ではなく必然だったんですよ……!!(?)
……と、話は少し変わって、新しくフォローした人とかまだコメントを送ったことない人にコメント送るのって、ちょっと緊張しますよね……っ。
迷惑に思われないかな……!?と。
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コメント
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文章力と国語力がすごいなぁ… 自分語彙力が無いから尊敬します…!!
読んだよ〜!😭💕「続きはない」って言われても、もう続き気になって仕方ないんだけど!!さぁーもんの過去がちらつく感じ、ななっし〜との掛け合いの絶妙な距離感…特に最後の「私の兄を奪った『最高のパートナー』様?」からの兄弟愛バトルが最高だったね🥺✨ピンク髪の少女のキャラも魅力的で、もっと2人の関係性見たくなっちゃった…!雑談の運命エピソードにも共感、分かるよその緊張感! 次もぜひ続き書いてほしいな〜これからも応援してるよ!🌸