テラーノベル
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No_Title.
思いつきでかきます。
「左」
『右』
ラブホとホストクラブが多く並ぶ通り。
東京の心臓新宿。
仕事帰り、幸福論を聞きながら歩く。
「あ、おにーさん!」
「俺と一発ヤろうよ。」
なんだこいつ。
あからさまに疲れた顔しているだろうに。
セックスをしようだなんて。
『おれ、そういうの興味ないんで。』
「なんでよ~!!」
「お兄さんは寝てるだけでいいんだよ?」
『あの、そういうことじゃなくて、』
『ほんとうに、』
「まぁまぁいいじゃん。」
「ホテル代は俺が持つからさ。」
肩をガチっとホールドされ、流れるまま部屋へ通されてしまった。
ベットへ雑に投げられ起き上がろうとする。
だけどすぐ深く唇を奪われる。
本当に好きな人とはキスどころかセックスもできていない。
付き合えもしなかった。
「おにーさんキスなれてる?」
「そこらの人よりもきもちいんだけど」
『し、しらないですよ、そんなの、』
「とか言って。」
「下、見てみ?」
『あ、これは、///』
「照れなくていいって。」
「期待してるんでしょ」
『し、してないです、!』
「ふーん。」
慣れた手つきで下半身の衣類を次々と脱がしていく。
みたくはなかった銀色の糸が下着から伸びているのが見えた。
「めっちゃ濡れてるじゃんw」
『あっ、、』
俺の人生終了かも、な。
この人の顔の良さにいつの間にか惚れこんでいた。
「こんだけ濡れてるなら解かさなくても、」
無意識に袖をぎゅっと掴んだ。
「なに?」
「かわいいことするね。」
『ちゃんと痛くないように、してください、』
「はいはい」
「ちゃんとそこはしますって。」
指がはいって来る感覚は
感じたことのない気持ち悪さで。
それでも、指の関節があたると少しだけ気持ちよく感じてしまう。
「おにーさん?」
「声我慢しなくていいんだよ?」
「ずっと玩具で弄ってたでしょ。」
バレた。
てかなんで?
「おにいさんのナカすごい吸いつきよくてさ」
「指入れた瞬間すっげー呑み込まれたw」
少しだけ笑って指に絡みついた俺の体液を見せつけてきた。
恥ずかしくてたまらない。
「おにーさんもういいでしょ?」
『いや、もう帰ります、』
「いやw前戯だけして帰るわないでしょw」
「まぁいいや。」
「あ、一応俺の名刺だけでも受け取ってよ。」
『へー、ゲイ専用デリヘルサイト、ねぇ。』
「なにか?」
『いや?』
『俺こういうキャッチによく引っかかるからさ。』
そういいながら服装を整える。
『気が向いたら予約しとくね。』
『じゃ。』
「次はちゃんとセックスしよーね。」
「おにーさん」
『さ。どこかで出会えるといいね。』
ふーん。
一ノ瀬 羽怨(イチノセ ハオン ) か 、
昇格させようかな。
俺はこいつのいるサイトの社長です。
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