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「グスッ…」
泣き声…?
僕はいつしか泣き声がする方へ進んでいた
僕の名前は大森元貴。家庭教師をしている。
最初はスルーしようかと思ったが
家庭教師と言う立場である以上
子供が泣いているのを見過ごすと言う訳にはいかなかった。
泣き声がするところを覗き込むと、
そこに居たのは小さな男の子だった。
少し服はボロっとしていて、顔色があまり良くない。
傷跡も少し確認できる。
m「えっと…君?大丈夫…?」
そう声をかけると、男の子は驚いた様な顔をした。
びっくりさせちゃったかな…
m「びっくりしたよね!ごめんね!」
男の子は戸惑っている。
そりゃぁ知らないお兄さんに突然話しかけられたんだもんね…
この状況をなんとか回避したいと思い、とりあえず、怪我の手当てをしてあげることにした。
ーーーーーーーーmの家ーーーーーーーー
男の子「痛っ…」
m「ごめんね…!ちょっと痛いかもだけど、我慢してね…!」
かなり傷は浅そうだ、、
よかった…
そういえば、この子の名前を聞いていなかったな…
m「お名前なんて言うの?」
男の子「えっ…」
やっぱりまだちょっと警戒されてるみたい
m「僕はねぇ、大森元貴って言うんだ!」
「よろしくね!」
男の子「…ろと」
ん??
m「ごめん…もっかい言ってもらってもいいか な?」
h「若井滉斗。」
m「そっかぁ!若井くんか!」
若井君はこくんっと頷いた
この日から僕と若井君の物語が始まった_____
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