テラーノベル
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風磨くんが出てきます!
少し悪役っぽい立ち位置になってしまうので
苦手な方は注意してください⚠️
風磨くん×涼ちゃん(若井&元貴は敵視)
大型音楽特番。
控室に現れたのは、風磨くんだった。
「久しぶりだね、大森くん」
映画でW主演を務めた相手。
距離感が近い。
「相変わらずいい顔してるね。風磨くん」
「え!なにそれ褒めてる??」
軽口を叩き合う。
それを少し離れて見ている涼ちゃん。
風磨くんは自然に涼ちゃんの隣に座る。
「はじめまして。菊池風磨です。
大森くんとは仲良くさせてもらってます」
「あっ、はじめまして。藤澤涼架です。
元貴から話は聞いてます。」
涼ちゃんは人懐っこく笑う。
風磨くんの視線がわずかに変わる。
興味。
その日の収録中、
風磨くんはやたら僕に絡み、
でも視線は時々涼ちゃんに向く。
休憩中。
「藤澤くんって彼女いるの?」
突然。
涼ちゃんは目を瞬く。
「いない、ですよ?」
僕の心臓が跳ねる。
若井が横から口を挟む。
「どうしてですか?」
風磨くんは笑う。
「気になっただけ。可愛いし」
空気が凍る。
涼ちゃんは照れてる。
僕は焦る。
風磨くんは続けた。
「もっと早く仲良くなりたかったな〜」
冗談みたいな口調。
でも目は本気。
若井が強く拳を握りしめている。
カメラは回ってない。
でもスタッフはいる。
バレたら終わる。
僕は作り笑いを浮かべる。
「涼ちゃんは簡単に落ちないよ」
風磨くんが挑発的に笑う。
「でも俺、落とすの得意なんだよね。 」
涼ちゃんの頬が赤くなる。
若井の声が低くなる。
「やめといた方がいいですよ。」
「…どうして?」
一瞬、空気が危険になる。
涼ちゃんが慌てて言う。
「あ、あのっ、僕、人見知りだから」
その笑顔が痛い。
収録後、楽屋で
「怖かった」
涼ちゃんが呟く。
そして、少し俯きながら言う。
「…でも僕、ちょっとドキドキしちゃった」
その一言で、空気が止まる。
帰宅後。
涼ちゃんはずっと静かだった。
僕は恐る恐る聞く。
「さっきの、ちょっと嬉しかった?」
涼ちゃんは微笑む。
「うん、少し」
若井が眉を寄せる。
「何が」
「誰かに欲しいって言われるの、悪くなかった」
その空気が一変する。
若井が立ち上がる。
「俺たちじゃ足りない?」
静かな声。
涼ちゃんはゆっくり首を振る。
「違う」
そして初めて、少し怒った目をする。
「僕は選ばれる側じゃない」
低い声。
「僕は二人を選んでる」
震える空気。
「軽く扱われるのは嫌い」
風磨くんのことだ。
僕は気づく。
涼ちゃんは可愛いけど、弱くない。
「僕たちの関係、ちゃんと守ろう」
まっすぐな視線。
若井が頷く。
僕も頷く。
涼ちゃんは最後に言う。
「僕は二人のもの。でも、所有物じゃない」
その夜、涼ちゃんは真ん中に座った。
きっと、風磨くんに怒ってる。
だけど僕たちに対しても少し怒ってる気がした。
勘違いしないで、と。
優しい人は、
本気で怒ると一番強い。
風磨くん好きな方が居たらごめんなさい、!!
この短編集では毎回涼ちゃんを狙う役に
なってもらっています。
今後もたまに登場予定です🙌
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