テスト期間中で、投稿なかなかできていません。すみません、💦
気長に待っていただけると幸いです。
【ci視点】
食堂へ行こうと扉を開け、重い足を動かす。
ガチャ
ci「ん、?」
珍し…。
扉の前にはショッピくんがいた。
扉を開けるか開けまいか、悩んでいたのだろう。眉間にはシワが寄って難しい顔をしていた。
そんなショッピくんは俺の顔を見るなりなんなり、さらに表情を固くした。
ci「…おはようショッピくん!」ニコ
syp「はよ。」
ci「どしたん?珍しいやん!w」ニコニコ
精一杯の笑顔、そして精一杯の明るい声で話す。朝からは偽るのはとてもキツイが、これも俺の為、みんなの為や。
syp「…いや、」
「何でもない。早よ食堂行こうや」
ci「?」
「うん!」
…何を言いかけたんやろか。
まさか、
バレた?
いや、そんなことはない。俺は『詐欺師』や。
相談しても詐欺師やからって濁されるくらいに俺は『詐欺師』としてやれているハズ。
-食堂-
ガチャ
ci「おはようございまーす!!」
rbr「おはよーさん」
「朝から元気やなぁw」
ci「へへw」
kn「ショッピくんもおはようさん!!」
syp「…うっす」
「あと先輩、うるさいっス」
「朝なんやから、ボリューム考えてください、w」
全員「wwwww」
はぁ…。ショッピくんはスゴイなぁ
こんなに簡単に笑いを作って場を明るくさせて…。
俺にはできっこないや、笑
そんな事を考えながら席に着き、用意されていたご飯を口に運ぶ。
ci「……」
ない。
今日もない。
ci「…。」
俺は1週間位前から味を感じなくなった。
そろそろ味を感じたい。
その思いで、さらに目玉焼きに醤油を垂らす。
味がするまで醤油を加え続けていたら、黄色だった黄身が完全におうど色になっていた。
tn「!?」
「ちょちょちょ、チーノ!かけ過ぎやて!w」
それを見たトントンは慌てて俺に声をかける。
ci「え、?そうか?」
「お、俺はこのくらいが好きやけどなーw」ヘラヘラ
そうか、油断した。
みんなから見たらこれはかけ過ぎなんやな。
味がしんから、気づかんかったわ、笑
zm「お!お前も食のこだわりが出てきたな!」
「この後俺と一緒に食いに行こうy」
sho「おいおいゾムぅ!」
「食害はやめとけよ?w」
zm「お前…!心が読めるんか…!!」
全員「wwwwww」
ci「はは…は、ははは…。」
ん?
ci「あははっ…はは」
笑えない?
なんで?
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで???
ひたすらに抽象的な疑問が浮かんでくる。
俺が笑わなくなったら…。笑えなくなったら…。
アイツらは俺を捨てる、?
ショッピくんも俺のことを捨てる、?
俺は独りになるの、?
そんな事をぐるぐる考えていると、激しい目眩と頭痛に襲われた。
クラッズキッ
ci「ゔッ…」
食欲がなくなってしまった俺は、食器を片付け、足速に自分の部屋へ向かった。
ci「すんませんッ!先に行きます、」ガチャバタン
syp「…。」
自分の部屋に帰れば、無意識のうちに引き出しから「もう使わない」とショッピくんと約束したカッターを取り出す。
不思議やな、笑
頭ではやっちゃいけんってわかっとんのに、体は覚えているもんなぁ。
そんな事を思いながら、自分自身を切りつけた。
シューシューザクッ
あぁ。この音、感覚、久しぶり。
痛いはずなのに、どこか安心する。
銀の刃が通っていたところには赤い糸が引かれる。
なんて綺麗なのだろう。
もう後には戻れない。
そして、
コメント
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チーノ君大丈夫か?
うわ、ci君やばくなってってるよ… 主さん、気楽に更新待ってますので、テスト頑張ってください!
天才すぎやしませんか?続き待ってます‼️