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テラーノベル(Teller Novel)
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帰ってきました、ちょめです。


皆さま、約2週間ぶりですね!!


無事(?)テストを終えましたので、連載を再開します。


大変長らくお待たせしてしまい、申し訳ございませんでした🙇🏻‍♀️





それでは、続きどーぞ!






«注意»

この話の後半では平仮名がたくさん出てきます(?)

なるべく工夫を施したのですが、

見にくいと思われる方や、目が痛くなってしまうような方が

いらっしゃるかもしれません。

ご理解のほど、よろしくお願い致します!

わんく




















【syp視点】

ガチャバタン

syp「…。」

チーノが食堂を出ていった。


___追いかけるべきか

___そっとしておくべきか


そんな思考は、ぐるぐるとひたすらにワイの中で暴れた。


思えば、朝から様子がおかしかったわ。


やって、最近顔に仮面をつけているような表情に違和感はあってんけど、

今朝は、それが剥がれ落ちそうで、追い詰められているような雰囲気を身に纏っていた。


…チーノはな。

人一倍頑張ろうとするから、人一倍責任感じて、

抱え込んで…

ズルズル行ってまうタイプやねん。


せやから、1度リ〇カをするまでに追い込まれたチーノを助けたことがあった。


syp「もうしないって約束してくれるか?」

ci「うん!

sypも、俺を見捨てないって約束してくれる?」

syp「もちろんや」


あの時は、チーノの心の靄が吹き飛び、晴れやかな笑顔をワイに見せてくれた。



___俺らは約束したんや。チーノは約束を簡単に破るようなヤツではない。




…そうは思っても、心は不安な方向に進む一方で。




___もしかしたら、再びリ〇カしてしまうかもしれない。

___今ならまだ間に合う。追いかけろ。






…何が正解で、何が間違いで。

何がチーノを傷つけてしまっていて、チーノはどのような言葉を欲しているのか。




もう分からん。こんなに答えの出ない問題は久々や。




そんなとことを悶々と考えていると



syp「…………」

ut「…wショッピ、すごい顔しとんで?w

迷ってんなら行ってきぃや。」



大先生も勘が働いたのか知らんけど、行ってこい、と声をかけてくれた。


いつもは頼りにならんけど、こういう時は頼もしいから、やはりスゴい人だと思うわ笑


syp「俺、様子見てきます。」


大先生に背中を押されたワイは一言そう残して食堂を後にした。








【ci視点】

あはは。たのしー。


きづいたら おれ の へや は あかい えきたいが そこらじゅうに さんらん していて

あたま も フラフラ してきていた。


おれ、 ひんけつ で たおれるんかな


まぁ ええか。

だれ も おれを ひつよう と していない

おれ は いらない こ


__無理やと思うけど、出血でタヒねたら楽かな


そんなこと を おもい ながら

まど を ながめる


すると オレンジ の ぼやっと した いきもの が みえた


「…、!!……ガ、レ!」


あの インコ や


あかん

なにか を いっしょうけんめい しゃべってる けど

もう みみ も きこえんく なってきたわ


そんな とき おれ は そと の まぶしさ に すいこまれる ように

しかい が しろく ぼわー っと して

かんかく も ちょうかく も しかく も きゅうかく も きおく も

なにもかも が フェードアウト していった




___俺は白さと包まれるような暖かさを感じて、意識を手放した。

そして、最後に聞いたのは珍しく張り上げたアイツの声。



「…チーノッッッ!!!」

劣等生と優等生【完結済】

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コメント

1

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好きですありがとうございますまじで好きすぎます

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