この作品はいかがでしたか?
162
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こんにちは!こんばんは!
りあです。
今回は🎲様より🍣様が作詞した
『月明かり、届かない君』
をテーマに書いていきます!
曲パロみたいな感じで
1番を💎🐰
2番を🐤🦁
ラスト🍣🐱
でやっていきます。
ノベルほんとに書かないので下手だと思いますが許してください!
私の解釈的に死ネタ基本となります。
attention
死ネタ
nmmn
女体化 注意となります。
それではスタート
💎🐰
💎♀︎
―君と出会ったのは、
ある日のパーティーだった。ー
ーキミから声をかけられた瞬間、
心惹かれたんだー
💎side
母「さぁ、早く準備するわよ」
「今日は“婚約発表”の舞踏会なんだから」
💎「…うん、そうだね」
本当は婚約なんてしたくない
相手の人なんて好きじゃない
家同士の婚約、所謂“政略結婚”
本当は恋愛婚がしたかった
小説で見た時、なんて良い生活なんだろうって思ったんだ。
好きな人と過ごせて、
好きな人との子供が出来て、
好きな人と死ぬまで一緒に居れて、
私も、そんな幸せな人生がいいなって思ってた
母「ほら、早くいらっしゃい 」
💎「…はーい、」
母「いい?あなたのこれからがうちの将来に繋がるんだからね 」
「結婚しても、離婚されないように努力するのよ」
💎「うん、わかってるよ、。」
どうせお母様は私の事なんかどうでもいい。
この家を継ぐために私を産んで。
この家を継ぐためだけに私を育てた。
全て、お父様とお母様《自分達》の為。
💎「ねぇ、お母様?お母様はどうして結婚したの?」
母「それはね、お父様が大好きだからよ。」
「お父様はね、身分の低い私を選んでくれ たの」
💎「そうなんだ。今はさ、幸せ?」
母「そうね〜、好きな人、愛してる人だから お母さんは幸せよ?それよりどうしたの?なんでそんなことを急に聞くの?」
💎「幸せな結婚っていいな、って思ったから、」
「小説を読んでてね、好きな人と結婚するっていうストーリーの本があったんだ」
「それ読んでたらさ、好きな人といることは幸せで、好きな人のためにはなんでも出来るんだなって思ったの。」
母「…そう。ほとけはそんな結婚がしたかったの?」
💎「…うん、」
母「そんなこと思ってたなんて知らなくて、ごめんなさいね。」
💎「!」
母「でも、これはもう決定事項。この家のためにも変える訳にはいかないのよ。それに相手の家は隣国の王家の方なのよ?」
「そんな家から言われたら断れないわよね?それに、お父様の仕事の支援もしてくださるのよ。」
「だから、そんな希望抱くのはもうやめなさい。あなたはもう跡継ぎのことだけ考えてればいいのよ」
💎「…はい、分かりました、」
母「さぁ、お化粧もバッチリできたわよ。」
「婚約パーティーへ、行きましょう。」
〜控え室〜
王子「久しぶりだね、ほとけ」
💎「…えぇ、そうですね。ケイ様」
王子「あぁ、いつ見てもキミは美しい、可憐な女性だ。」
💎「…ありがとう、ございます、」
王子「緊張しているのかな?まぁいい。式を開き終われば私たちは正式な夫婦になるんだからね」
💎「……」
〜会場〜
わぁ、、、おっきい、
こんなところ初めて来た、
王子「さぁ、踊ろうか」
💎「…はい。リード、お願いしますね」
王子「そりゃあ、任せてください」
•*¨*•.¸¸♬︎
🐰side
俺は、姉上とパーティーに参加してきた
母上がこのパーティーで結婚相手でも見つけてきなさい、ときたくもないパーティーに参加したんだ
今日の主役、隣国の王子とこの国の伯爵令嬢が階段から降りてきた時、令嬢の人すごく綺麗な人だなって思ったんだ
とても、綺麗で控えめそうな人で。
でも、
どこか悲しそうな目をしていた
そして、ダンスの音楽が流れて俺は適当な人と踊っていたんだ
そして、主役の人はどれだけ輝いているのだろうと少し見て俺は息を飲んだ
だってその光景はあまりにも…
あまりにも、令嬢が輝いていたから
俺の心を奪っていったんだ
でも、婚約相手を奪うなんてしたらだめなんだということはよく分かってる
相手の人と同じ土俵にすら立てないことなんて分かりきってること。
相手は王子、下手しなくても奪ってしまったら俺たちの家が消されてしまう
でも、俺はどうしてもその令嬢に心を惹かれて令嬢から目が離せなかった、
ダンスの時間が終わったら2人はすぐに離れた
きっと、王子はご友人などに挨拶に行った
令嬢の方は、方向的に窓の外へ。休憩に行ったのだろう
俺はそっと、追いかけた
💎side
はぁ…つかれた、
💎「…婚約、したくないな、、」
そう言いながら、外に出てみたの
そしたらね、すっごく気持ちよかったんだ
少し肌寒いくらいの風が優しく私を包み込んでくれて
まるで、「待ってたよ」って言ってくれたみたいな感じがしたの
💎「…私、これからどうなるんだろうな、」
「隣国の王女になるなんて…私には無理だよ、」
ーガチャ
💎「…ぇっ、?」
窓の方を見ると、知らない男性がいたの
高身長でスラッとしてて、髪が白と紫で
🐰「こんばんは、初めまして。」
「私は初兎と言います。この度は婚約おめでとうございます」
💎「あ、は、初めまして。私はほとけと申します。 」
思わず見入ってしまうくらい整った顔。
微笑むと可愛らしい顔。
安心する声色。
この人、気になる。
あぁ、そうなのね。
私この人に、初兎って人に一目惚れしたのね
🐰「…浮かない顔されてますけどどうかしたんですか?」
💎「ぇっ、?ぁ…まぁ、」
🐰「僕でよければ教えてください。話せば楽になることだってありますしね」
💎「ぁ、ありがとうございます。」
「実は…婚約したくなくて、」
🐰「そうなんですか!?」
💎「はい…この結婚、私たちの意思関係なく始まったもので。私を王女と貰う代わりに私の家の支援をする、ということで始まりました」
「本当は、小説にあるような恋愛婚がしたかったんですけどね、」
「お相手が王家である以上、こちらからは断ることは出来ず、呑むことしか出来なくて 」
🐰「それは、辛いですね」
「そんなに、嫌なら僕と一緒に逃げませんか?」
💎「…ぇっ、?」
🐰「もちろん、このまま結婚してもいいですよ。」
「でも、僕はあなたが、ほとけさんのことが気になるんです」
💎「!」
🐰「ダンスが始まった時、すごく綺麗な人だなって。でも、すごく悲しそうな顔しているなって思ったんです。」
「ただ単に僕の片思いってことは分かってるんですけどね、」
「…すみません、こんな話。忘れてくだs 」
💎「いいんですか?」
🐰「…ぇ」
💎「私を…私と、逃げてくれるんですか?」
🐰「ほとけさんがこれでいいなら僕はお手伝いします」
💎「…お願い、します!」
🐰「わかりました。では今夜、宿のお部屋までお迎えにあがります。窓の鍵を空けといてくださいね」
💎「ありがとう、!」
これで、私も自由になれるのかな、
〜宿(部屋)〜
💎side
夜、迎えに来てくれるって言ったけど本当なのかな、
窓の外で夜風にでも当たってよう
💎「きもちぃ、」
「今日は満月か。夜空ってこんなに綺麗だったんだ、知らなかったなぁ」
🐰「あ、やっほ〜!お迎えにあがりました」
💎「うわぁ!?びっくりしたぁ、」
🐰「ごめんごめんwじゃあ行こう。少し離れたところに馬を待たせてるから」
「一緒に逃げよう。」
💎「!」
“一緒に逃げよう”
私はずっと、その一言が欲しかった
誰かに助けて欲しかったんだ
💎「はいっ!行きましょう!」
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
🐰「少し距離あるけど大丈夫?走れる?」
💎「たぶん、!えへへ」
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
💎「はぁっ、はぁっ、」
🐰「もうちょっとや!」
💎「うん!がんばる!」
🐰「ここや!ついたで!」
💎「わ、すごいここ。きれい、」
🐰「ええやろ〜!ここ見せたかったんよ!」
💎「ありがとう!」
🐰「…改めて、言わせて欲しい。」
「僕はあなた、ほとけさんに一目惚れしました。こんな僕でよければ、この後の人生、一緒に過ごしませんか?」
💎「!ポロポロ」
「はい!もちろんです!」
ー不倫とは、いい度胸してるね?ほとけ
💎「!」
「ケイ、様、!?なんで、」
ケイ「こんなことになるんだろうなとは思ってたよ」
「キミは元々、この婚約に反対だったもんね。でも、逃がさないよ。」
💎「……」
🐰「ほと、け…、」
ケイ「はぁ、そんな身分の低い相手のどこがいいの?こっちに来れば、食べたいものも、着たいものも、お金も全部ある。何もかもあるんだよ?」(馬を×す)
💎「!、なんで、」
ケイ「なんでって言われてもwまぁどうせこの馬が生きてても君らは逃げれなかったけどね」
「さぁ、みんな。捕らえなさい」
兵「はっ!! 」
💎「えっ、ぁっ、!💦」
🐰「うぉ、ちょ、離せや!おい!」
💎「しょ、初兎様!?」
兵「暴れんな!!バコ」
🐰「ぅ゛、バタ」
💎「初兎様!?ポロポロ」
ケイ「さぁ、ほとけは私と一緒だよ。」
💎「ぁ……バタ」(ハンカチで抑えられる)
〜???〜
💎「ん……ん、?」
…どこ、ここ。腰、痛いし、
ケイ「あ、起きた?おはよう」
「体調はどう?」
💎「…べつに、」
ケイ「ふーん、まぁいいや。キミには私との子を産んで貰うからね」
💎「…は、?」
ケイ「腰、痛いでしょ?それはそのせいだからね」
💎「…いや、嫌だ、、ポロポロ」
ケイ「嫌だって言われても困るなぁ?跡継ぎだけは産んでもらわないと、こちらがすごーく損するんだよね」
💎「……ッ」
ケイ「それに、キミも分かってるんでしょ?僕たちから逃げたら大切な家族が…ってね」
「せいぜい、選択を間違えないことだね」
…私が、、あの人との子を?
考えただけで吐き気が込み上げてくる、
ケイ「あ、そうそう。あの白い子の処罰ね?」
「公開処刑だから」
💎「…え?」
ケイ「さすがに公開処刑だよなって感じだけどね笑。王族の花嫁に手出したんだから」
初兎様が、公開処刑?
💎「それって、いつなんですか?」
ケイ「えーと、9ヶ月後?かな〜」
「君にもあの子の最後を見て欲しいから、臨月になる辺りが1番かな!って!」
なによそれ、
どこまで狂ってるの、
💎「…ハアッ、ハァッ…ヴ」
ケイ「まぁそういうことだから、お腹の子よろしくね」
💎「はぁ、はぁ…」
気持ち悪い
頭も腰も痛くて、
何よりも…
胸が痛い
ごめんなさい、ごめんなさい初兎様、
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ー私のせいで、ごめんなさい
🐰side
🐰「ん……ぃっ、たぁ、」
「どこやねんここ、」
ケイ「あ、おきたぁ?(◜ᴗ◝ )」
🐰「おまっ、」
ケイ「どーどー、そんなに怒んないで?ね? 」
🐰「ここはどこや!それに、ほとけはどこにおるん!?」
ケイ「もー、そんなに一気に質問しないでよ。“王族”に失礼でしょ?」
🐰「ッ…」
ケイ「まず、ここは見ての通り城の牢。でもほとけが大事にしてる人だからすこーし豪華な方に入れといてあげたよ」
「そして、ほとけは別邸にいる。」
🐰「…なんで、別邸?王女になるなら本邸でもええやろ」
ケイ「実はねぇ〜ほとけ、“妊娠”したんだよねぇ〜」
「だから安静にしてもらわないと後継問題が起きて大変なんだよね」
🐰「……」
嘘やろ?ほとけが、妊娠したとか、
ケイ「あと、君の処罰は9ヶ月後」
「ほとけがちょうど臨月になるくらいのタイミングで行うからね。それまで君には肉体労働を12時間、してもらう」
どこまでこの国は狂ってるんだ、
いや、俺が連れ出さなければこんなことになってなかった?
でも、どの道ほとけは不幸を辿ることになってる
🐰「俺は、、どうしたら良かったんだよッ」
〜9ヶ月後〜
💎side
ケイ「ほとけ、お腹大きくなったね」
💎「……」
私はあの日から、声を失った
ケイ「さぁ、準備しよう。一緒に、見届けてあげようじゃないか。」
💎「…ッ、」
〜処刑場〜
『ワーワーギャーギャー』
ケイ「皆様、お待たせしました。本日は、本国への反逆を行った人の処刑を行います」
『反逆だって、』
『やば、』
『さっさとし×ばいいのよ』
💎「…ぁ、……」
ケイ「さぁ!本日の主役の登場さ! 」
💎「!ポロポロ」
目線の先にいたのは、やつれた初兎様が。
全方向、兵士に囲まれ足には短い重り。
両手には手錠をかけられていた
そして、処刑台に乗せられ十字架を背負わされた
全てを諦めたような目。
でも最後に私を見てくれた目は、優しさに溢れた眼差しをくれた気がしたー
🐰side
朝から起こされ、処刑の準備をしてきた
🐰「……はぁ、」
ほとけは、あいつとの子をお腹で育ててるのか、
しあわせ、なのかな、
兵「さぁ、行くぞ。準備は整った。」
「あとはこれをつけるだけだ」
そう言って、重りと手錠を付けられた
でももう逃げられることは絶対にない。
そんなことはわかってるからもう俺は諦めるんだ
外に出たら国民と、王子、そしてほとけがいた
国民の声を聞けば、
「しね」
「迷惑」
「邪魔」
そんな言葉が詰まっていた
確かに、国からしたら花嫁奪うという本当に良くないことしてきた。でも、この結婚はほとけにとって本当に幸せなのかと考えたらいても立っても居られなかった
兵「さぁ、十字架を背負え」
🐰「…はい、」
十字架を背負ったとしても、
世界が俺の敵になったとしても、
俺は、キミを。
ほとけを探すよ
最後に見たキミの顔は泣いているように見えた
キミは…ほとけだけは、この国の中で俺の為だけに、
悲しんでくれたのかな、
💎side
初兎様が亡くなった、
私はたった一つの望みのために頑張ってきた
その望みがたった今、亡くなった
私の望みはただ一つ、初兎様と生きていくこと
そのためなら出産だって、耐えるはずだった
そのために、重く、辛い悪阻だって耐えてきた
なのに、なんで…
初兎様、私には初兎様が必要です。
なので今夜、先に待っていてください
〜夜〜
覚悟は決めた
強い毒も手に入れた
初兎様の置かれた場所も把握済み
💎「…さよなら」
暗く、思い扉を開けたら初兎様が悲惨な状態で放置されていた。
十字架を背負わされた初兎様は、兵のトップによって心臓を弓で撃ち抜かれて×されてしまった
💎「…ッ、ポロポロ」
「初兎、、さまっ、ポロポロ」
「いま、そちらに向かいますね、」
もう冷たくなった身体を抱き上げ、私は壁にうつかり毒の入った瓶を開けた
もう、こんな残酷な世界に言い残すことは無い
後悔もない。
いや、ひとつあるとするならばあの人をぶってあげたかったな、
💎「…今日は、満月か」
優しい月明かりが私と初兎様を照らす中、私は毒を飲んだ。
優しい月明かりに乗って初兎様にどうか 、
この願いが
この声が
この手が
届きますように。
コメント
3件
ああ、なりあさんってやっぱ神ってる。
あのぅ、あなたは神かなんかですか?
す、すご!