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いつも通りの朝が始まる。
今日は、ないこのために寿司でも作ってやろうか。ついでにほとけの稲荷も。
そう思い酢飯を作っていると、戸が叩かれた。
俺の家は、山の中であまり人は来ない。
誰かと思い、戸を開くとそこには、人ならざるものがそこにいた。
「ぁ、ないこか…、どないしたん? ないこが来るのなんて、珍しいな」
そう、ないこがそこにいた。
ないこは、妖怪のトップで、いつも常世にいて、あまり現世には来ない。
なにかあったのだろうか。
「ゆーくんっ!」
そして、その後ろにひょこんと出てきた兎のような格好をした初兎もいた。
「お、初兎もおったん」
ニコニコとしている俺の可愛い舎弟。
「ゆーくん! 常世きてや!」
「は?」
突然、訳の分からないことを言い始めた。
もちろん、人間の俺が常世なんて人ならざるものが集まる場所に行くなんて、自殺行為じゃないか。
それより、人間は常世に入れないし。
このことを分かってこいつらは、言っているのだろうか。
そして、ないこはなにも言わない。
それに来たときより距離遠くなってないか?
「まぁまぁ、細かいことは気にせずに……
はい!これ着替えてな~」
そう言って急に服となにかの紙を渡してきた。
それに、びっくりして固まっていると、初兎に押される。
「ちょ?!」
そのままされるがままで着替えさせられた。
~数分後~
「どやないちゃん!! 似合っとるやろ! やっぱ俺の目に狂いはなかったぜ。」
そう言ってないこの前に立たされた。
昔、よく喋っていたと言っても、10㎝ぐらい身長が高い人に見下ろされると怖いだろ。だれでも。
妖怪の時は、同じくらいだったんだけどな。
「んで、これなんやねん。」
自分の格好を見ると、少し曲がっている角。
変な柄をした紙。
妖怪の時よりは落ち着いているが、今まで来ていた服とは比べものにならないくらい質のいい着物。
「え、今から常世に行くんだからさっきみたいな着物着てたら舐められて殺されるけどね。」
ないこが、『そんなこともわからないの?』と言うような顔で見つめてくる。
今妖怪だったらないこに右ストレートでも食らわせてやろうか。
「じゃあ、この角と紙は?」
全く納得できないがしょうがない一通り聞く。人の話しっかり聞けて偉いな。俺。
「角は装飾だよ あっちであんまり人間っぽいと俺の監視下でも食うからな、あいつらは。」
しょうがないやつらだなぁ、、と言わんばかりにに架空を見つめるないこ。なんかうざい((
「紙は、認識阻害『弱』と妖気を押さえる念じがかかってるんやでー! これでだいたい人間ってことは分かんないと思う!!」
つまりこいつらは、旧友に自殺行為しろと言っているのだろうか。
「分かってなさそうだから一応その性能1から説明するよー」
「その紙に目描いてあるじゃん?妖気があると紙付けてても目見えるの」
「んで、口が隠れてるのに口のはついてないから喋れないの。
そういう原理」
正直よく分からないが。
「まぁつまり、妖気がないあにきが付けてもなにも起こらないから、何も喋らないで、目が見えるように動けばいいだけだよ!
サポートはしっかりするから!」
「ぉ、おう……?」
2人で詰め寄られ、圧に負けた。
まぁ、、飽きたら返してくれるだろう。
「よしないちゃん!! ゆーくんから許可でたで!! 行くぞーーー!!」
そう言って、前にないこ、後ろに初兎というサンドイッチ状態で走らされる。
ないこについて行くと、鳥居をくぐった。そのまま一直線にコンクリートの部分を走っ
て、賽銭箱の後ろの扉を勢いよく開けた。
「ッッ?!」
一瞬、光に飲み込まれたかと思ったら目の前は見覚えのある風景が広がっていた。
おわり!
今日2こも投稿して偉い((
んで、みなさん困惑していると思うのでイラストをご用意しましたー!
はいこれあにきの衣装ね
あと他は、百鬼夜行ビジュ!
語彙力のない僕に語彙力と画力を………ッ!!!
眠いんで閉めます
終わり!!
追記
絵のリクエストとこの話の展開のリクエスト募集