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「ねぇ、剣持くん。」
夕方時。あたりは既に暗くなっていて、周りには人がいない
そんな中を歩く2人の内、背の低い方がもう1人に話しかける
『…なんですか』
彼はそうを呼ばれたことに対して少し戸惑いながらも恐る恐る返事をする。
「剣持くんがクイズに答えることが出来たら私が剣持くんにアイスを奢る。剣持くんがクイズに答えることが出来なかったら剣持くんが私にアイスを奢る…っていうのはどう?」
少女は厚着をしており少し汗をかいた状態で少年にそう提案すると、ニコッと笑いながら
「ほら、あそこにコンビニあるし」
と少々茶化したような話し方で語りかける
『は?僕は別にアイスを食べたい気分じゃないんですけど』
少年は少女とは対照的に薄着で、確かに肌寒いこの季節でアイスを食べる気分にはならないだろう。
だが、
「つれないこというなよ〜」
「パンはパンでも食べられないパンはなんでしょ〜」
少女は少年の言葉を殆ど無視してクイズを続ける。
少年は諦めたようにため息を吐き、こう答える
『あー、フライパン…?』
と首を傾げながらそう言う。
すると少女は待っていましたと言わんばかりに口角をグッとあげてこう答える
「ぶっぶー!」
『は?じゃあなんだよ』
少女はさらに口角をあげてこう答えた
「小麦アレルギーなんで全部食べれませーん!」
にまーっと笑みを浮かべそういう少女に対し
『いやいやいや!絶対おかしいだろ!』
『貴方の話とは思わないじゃないですか!』
と不服そうな少年
とは対照的に
「さーて、何買ってもらおうかな」
もうアイスのことしかない少女
そんな少女に少年は叫ぶ
『幼馴染が絶妙にウザい!!!!』