皆さんこんにちは〜!
今回はあの前お話した夢で見た仗露のお話をしていきマンモス。
クソ長いです。あと死ネタです。覚悟はいいか!?
苦手な方はここで終了
⇣それではどうぞ⇣
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『 はぁっ……はぁっ……… 』
ここ3日、寝ずに走り続けている気がする。
露伴が突然消えた。事情を調べると世界政府といざこざが相まったらしい。きっと露伴はこの世に居ない。何かしらのスタンドに攻撃を食らって別世界に移動させられているはずだ。
( あいつだけが消えるなんて……俺のプライドが許さねぇッ……!! )
でもそろそろ体力にも限界がある。寝なきゃいけない。そんな事言ってる暇はない……わかっているけど……
『 だめだ……… 』
立ち眩んだ。これはまずい、そう思った俺は一旦家に帰り、自分の部屋へ戻った。
その日のことはよく覚えていないが倒れるようにベッドに横たわり、意識が無くなるように睡熟したと思う____
『 ________ 』
『 ッ………!! 』
『 ろ……はんッ………、 』
昨夜は露伴の夢を見た。すっと消えていく笑顔と露伴の姿。追いかけようとしても止まってくれなかった。露伴らしい。振り向いてくれない姿。俺よりも小せぇ背中のくせに自信がみなぎっててムカつく……。
露伴は多分、ずっと待ち続けてるだろうな。だから俺の夢にもでてきたんだろうな。
『 待ってろ……!!今助けに行ってやるから!! 』
そう言って俺は二又家を飛び出すように出ていった。
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ピンポーン((
モ『 あ……岸辺様…。こんにちは。 』
露『 ……?どなたですか? 』
突然、知らない大柄の男達が家へ押しかけてきた。
ブ『 私共……こういう者でしてね……』
名刺を指し渡され、パッと見るとどうやら大層な方々が僕の家へ押しかけてきた。
露『 一体あなた達のような人が僕になんの用で? 』
モ『 単刀直入に言わせてもらいますと…ここにあるお金……と、岸辺様のスタンド…交換しませんか? 』
ぶっ飛んでんじゃあないのか?こいつら。何千万何億万を渡されようと、この岸辺露伴が自分のスタンドを金に変えるつもりは無い。でもこいつら、僕のスタンドについて、いやスタンド自体について知っているみたいだが、関わらなければいい話。
露『 イカレてるにも程があるんじゃあないか?君達。僕はそんな無くなるような金と自分のスタンドを取り替えるつもりなんてないよ。 分かったら帰りなよ。僕だって暇じゃあないんだ。 』
すっぱり、この会話を切ろうとし、僕は家の扉を閉めようとした瞬間__
ガッ((
一人の男が僕が閉めようとした扉を止めた。
露『 そうすると思ったよ……! ヘブンズ・ドアーー!!! 』
僕はその男にヘブンズ・ドアの攻撃を仕掛けた。
モ『 あなたこそ、そのヘブンズ・ドアを出すと思いましたよ。 』
男は顔が本になっているのにも関わらず喋っていた。男は僕の両手首をつかみ、顔を近づけた。
露『 貴様ッ…!!なにをする…!! 』
ブ『 貴方がヘブンズ・ドアを出すのを待ちかねていました。 』
男は何かしらの言葉を放ち、自分のスタンドを出した。
そこから僕の意識が薄れ、段々とだるさが重くなり、
自身も何もかもがスーッと消えていく感覚がして、何も考えられなくなった____
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家を飛び出して、すぐ向かった先は鈴美さんの所だった。
鈴美さん所へ着いた時、億泰、承太郎さん、康一と由花子が揃っていた。
『 え、みんな何でいんの……!?!? 』
由『 いつものイカつい髪がセットさせられてないじゃあないの。あんたと考えていることは皆同じよ。 』
億『 仗助が髪整えて無い所初めて見たなぁ〜、 』
『 仕方ねーだろ……それより、露伴がいなくなってる理由、鈴美さんに聞きに来たんだけど…… 』
鈴『 ここに居るわ!仗助くん、先程みんなに話したところなんだけど、ね…… 』
承『 仗助、単刀直入に言うと先生は世界政府のスタンド能力者によって別世界へ連れ去られた。 』
承『 先生のスタンド能力は便利で、この世界を本に変えて世界を簡単に支配できる事なんて簡単だ。 』
『 え……、その為に露伴は連れ去られたって……事ッスか? 』
康『 そういうことになるね… 』
許せねぇ、自分らの都合で自分らのしたい事で関係ねぇ露伴を巻き込んで挙句の果て連れ去ったなんて、髪型をバカにされたぐらいに腹が立つ。
『 それで……どうやって露伴の場所に行くんスか? 』
鈴『 今から私が露伴ちゃんの場所へ皆を連れて行くけど……私はついていけない……ごめんなさい!! 』
億『 えぇっ!?何でぇえっ!?!? 』
鈴『 私もよく分からないんだけど、だけど、みんななら露伴ちゃんの事、救えると思ってるの……! 』
そう鈴美さんに事情を受け俺達は指定された場所へ横たわった。
普段通りに寝てくれればいい、そう言い、俺たちはゆっくりと目を閉じた____
鈴『 みんな……露伴ちゃんのこと、よろしくね…… 』
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真っ暗闇に包まれた場所に、なぜ僕の幼少期時代の姿がここにいるのだろうか…。
露『 ふぅっ……ぐっ……… 』
ゴリッ……ゴリッ……
泣きながら絵を描いてちゃあ、紙が濡れるじゃあないか。
赤クレヨンしか使わない理由。今ならわかる気がする。
3、4歳の頃の記憶が全くない。忘れたくなる理由もわかる。4歳の描く絵なんて誰も信じないだろう。だからこそ、殺人鬼を赤クレヨンで描いたのかも知れない。
あまりにも無差別すぎた殺人。なぜ僕だけが生き残ったのか…生き残ってしまったのか。
きっとこの子(僕)は僕のことが見えて居ないのだろうな。ここで一生助けをまつがいいさ。どうせ誰も助けにこやしないんだから…。
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露『 描けた…… 』
その絵を見るとあまりにも酷すぎた絵だった。当時の記憶は覚えてないが、何故かその絵が恐ろしく酷い絵に見えてしまった。
『 露伴____!!! 』
仗助の声がした。ふと後ろを振り向くと、やはり仗助が居た。
露『 ………? 』
あの組織はもう潰したのか。そうか、なら僕のスタンドも……僕自身が消えていなくなるのか。そんな気がしてしまった。そう考えるしか無かったんだ__。
仗助の声を無視して僕は絵を描き続けていた______
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承『 仗助、ここからはお前が1人で行け、 』
『 え……? 』
由『 行けと言ってるんだから行くのよ!! 』
『 お、おうッ……! 』
康『 ここは僕達が食い止めるから! 』
億『 走れッ!!仗助ぇッ!!! 』
モ『 クソッ……クソッタレがぁああっ!!! 』
あのでっけぇコアの中に露伴が居るはずなんだ。それしか場所はない。
( しかし、どう入るか……だよなッ…… )
ドラァッ!!
さすがに1発じゃあ壊れねぇよな…。なら__
『 ドラドラドラドラドラドラッ!!ドラァッ……!! 』
バキッバキバキッ((
徐々に割れていった。黒い破片が周りに飛び散った瞬間。俺は勢いよくコアの中へと入った。
薄気味悪くてなんとも言えない生暖かさと……それとなく来る儚げない思いと寂しさ。露伴は4日間。この薄気味悪い場所に1人で居たんだなと実感した。
『 見つけた……こんなところに居たのかよ……。 』
『 露伴____!!! 』
露『 …………ッ… 』
泣きながら後ろを振り向いたちっこいガキ。こいつが露伴なんだろう。
露伴が描いたであろう絵が数枚散らばっていた。今ロハンが描いてる絵は特に不気味で、康一から聞いた露伴の3、4歳の頃の出来事を元に描いたであろう、無差別殺人の犯人らしき奴が絵が描かれていた。
『 なに描いてんの……? 』
露『 ……鈴美お姉ちゃんの事をたおしたひと、描いてる…… 』
露『 僕ね、上手くかけたどうかはわからないけど、見てよ……みんな、この人の事探してるんだ 』
露伴は俺にその絵を見せた。
その絵はあまりにも非道だった。赤クレヨンで濃ゆく描かれた犯人の似顔絵。4歳の子が描く絵があまりにも恐怖に見えた。
露『 みんなにしつもんされるんだけど……うまくしゃべれなくて……いっつもはなそうとすると声が出なくなっちゃうんだ…… 』
露『 だから絵で伝えようって…思っ……て……………お兄さん、なんで泣いてるの? 』
気づけば俺は泣いていた。
『 な、なんでだろーなぁ……ハハハッ…… 』
露『 どこか痛いの?痛いところがあるの? 』
不意に涙が止まらなかった。やっと、露伴に会えた喜びと、ここまで来た虚しさ、そしてここで永遠に絵を描き続けていた露伴の気持ちが頭によぎった。
そしてあの夢のことを思い出した。
露『 お兄さん……? 』
『 もうお前はそんな絵、描かなくてもいいんだ……!! その犯人は俺が必ずぶちのめす!!だからッ……』
『 だから………帰ってこいよ、バカ露伴…… 』
露『 ……… 』
露『 なんで君にバカって言われなくちゃあいけないんだよ……。 』
『 ッ………!! 』
気づけば露伴は元の姿に戻っていた。嫌味たらしな顔で俺の背中に顔を置き、次の事を言った。
『 泣き虫仗助 』
そう言って露伴はくすくすと笑い、俺の大きな背中を優しく叩いた。
その優しい声と腕に包まれた俺は再び涙が止まらなくなった。露伴の腕の中で泣いた。
露『 僕はさ……君に助けてなんて頼んでないし、寧ろ頼みたくなんて無かったよ。 』
露『 だが、まだ生きたい気持ちが心残りでね。礼を言うよ……仗助。 』
『 ん……… 』
露『 なーーんて、言うと思ったか東方仗助ェッ!!! 』
『 ッ……!!テメェッ……!! 』
すりっ……
露伴は俺の頬を触って涙を拭った。
露『 嘘だよ……、 』
『 ………露伴……? 』
露『 僕のスタンドはね……もう消えてる……から…… 』
『 露伴……ろはッ…………嘘だろ…… 』
露『 きっと助けられても意味が無いなんて分かっていた。奴ら( 世界政府の人達 )の目的は僕のスタンド能力を手にしてこの世界を服従させるのが目的だったからね……もうとっくに僕のスタンドは消えてるよ…… 』
段々と露伴は弱気になり、口からは血が出ていた。治せるものなら治したいが、露伴のスタンド自体がもうないから治すようにも治せない。どうすればいいのかすら分からない。このまま露伴の死に様を見ろってか……なんでだよ、なんでこうなるんだよいっつも。
露『 奴らの最後の執念だろうな……ハハハッ……。僕をこの世から消す事が……奴らの執念だった……』
露伴は咳き込んだ。もう立っているのも間もない。俺は露伴を支えた。ここぞとばかりにもう涙は止まらなくなった。そして露伴はゆっくり、また喋り始めた__
露『 康一君と承太郎さんは大丈夫か……?怪我……してないか……? 』
露『 由花子は………康一君と上手く……やれてるか?…(笑)……億泰とは仲良くするんだぞ…。悪いことばっかしてちゃあ……楽しい高校生活があっという間……に、過ぎるぞッ…… 』
『 俺が……俺が今、治すからッ…… 』
露『 スタンドが消えて……治すなんて……無理な話だろ……ッ…… 』
ゴホッゴホッ((
『 露伴……!! 』
露『 死に……急ぐなよ…… 』
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露伴の手がすり落ちた。それと同時に俺の涙も地面に落ちた。黒いコアは露伴が死んだ瞬間、デケェ音を立てながら壊れていった。
俺のスタンド能力、『 クレイジーダイヤモンド 』は世界一優しいスタンド能力と言われている。
何処が優しいのか分からなくなった。人1人守れないこのスタンドが世界一優しいなんてそんなはずはない。
守れなかった悔しさ、俺がもっと早く露伴のことを見つけていれば露伴も今頃死んでなかった。
『 クソッ…がっ…… 』
涙もクソもねぇ。こんな俺が涙を流す権利なんてない……だけど、出てくるんだ……。
『 出るなッ……クソがッ………!! 』
ただ、露伴を抱きしめること、泣くことしか出来ない自分に、嫌気が差した____
どうでしたか〜?
もうこれ以上は続きません!
それではまたー
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やばい好きです愛してます(?)